「UFO」でも落下物のことを書いたが、昔から、他人に話しても信じてもらえないようなことに遭遇する。だから、信じなくてもいい話。
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小学校の給食の時。野菜サラダの中にミミズの一部が入っているのを見つけて「ミミズみたいです」と持って行ったら、先生も認めて、食べ始めたばかりのクラス全員が食べられなくなってしまった。何とも複雑な心境になった。(多分、ミミズは毒ではないのだが)
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20年ほど前。ハンバーガー・チェーンのドライブ・スルーでパンケーキを持ち帰って食べようとしたら、2cmほどのゴキブリが頭から半分ほど突っ込んでいた。慌てて2km離れた店に持って行ったら
「あ、すみません」と、新しいのに取り替えて、百円の割引券を一枚付けてくれた。
そのまま帰って、食べたが、これっておかしくない???
この当時、このチェーンは売り上げが落ち込んでいた。会社全体の志気というものが、こういう形で表れるものかとあきれてしまった。
マニュアル接客で有名な会社だったが、ゴキブリ・対応マニュアルは無かったらしい。
それにしても、どうすれば、ゴキブリ入りパンケーキが焼けるのだろう。いまも謎だ。
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30代の頃。ひどい腹痛と下痢で、近所の総合病院に転がり込んだ。
いてもたってもいられない状態で、待合室の床に転がっていた。
2、3日前に近隣で赤痢が出たニュースがあり、担当医に聞いたら、「実は、保健所からお達しが来ているんです」ということで、そのまま隔離病院に移送されてしまった。
結局、2日後「ビブリオが出ました」と解放されて、「退院風呂」を使って、「出所」するまで、コレラ患者や正体不明の患者などと仕切っただけの同じトイレで、中東や戦後の公衆便所のような、コンクリートトイレだった。
どんな人でも、法定伝染病なら同じ境遇になるんだと思ったら、何か笑えた。(笑っている場合ではなかったが)
鳥インフルも近い。隔離病棟の状況を、舛添くんも一度体験してみたらどうだろう。
他にも、「そんな馬鹿な」と言われそうな話しばかりだが、
学生の頃、新幹線の切符売り場に並んでいたら、素敵なお姉さんがスーっと寄ってきて「要らなくなったので、使って下さい」と、切符をもらった・・・とか、嬉しい話もないわけでもない。
馬、鹿ではなくて犬なのだろう。棒には当たっても宝くじには当たらない。