魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

詐欺時代 2

2022年02月01日 | 日記・エッセイ・コラム

「21世紀初頭」と言えば、何か、19世紀初頭、20世紀初頭のように歴史的な他人事の響きがあるが、今現在の、これが歴史だ。
目覚めの時、寝とぼけた人はお笑いぐさの失敗をする。
世紀末の夢も覚めやらぬ時間の中で、テロとの戦争、グローバル化、中国の罠、そして、パンデミックと、どこかちぐはぐな、おかしなことばかりが続いた。
この現実離れした時代を最も象徴する道化師は、オバマ大統領だろう。彼は、21世紀のチェンバレンだ。

言葉や態度は立派だが、テロとの戦いの始末もせず、中国の一帯一路、AIIB、南シナ海、東シナ海に何ら有効な手も打たず、古代ゾンビを生き返らせた。
にもかかわらず、今でも人気は最高だ。アメリカの分断の象徴としてトランプやバイデンが挙げられるが、元凶がオバマだと思う人はほとんどいない。痛い手術をする医者より、優しい言葉で痛み止めを打つ医者の方が人気する。トランプは真面目な藪医者で、バイデンはオバマ病院の引退外科医だ。患者はもう死んでいる。

世界は今まで既に違う流れに入っていたが、コロナにぶつかって、世界中の人がようやくそれに気がついた。もう古い船では進めない。
ガソリンをまき散らして鉄の車を走らせ、ロケットで爆弾を打ち込むような産業革命パラダイムは終わった。目に見えないものが影響力を持つ時代になっているのだ。
ビジネスも犯罪も戦争も、観念世界で決着する。見た目は何も変わっていなくても、勝敗が付く。敵基地攻撃などとノンキなことを言っている丁髷頭。「お前は既に死んでいる」
サイバーこそが主戦場であり、レーザーや磁気が物理戦を制する。

また、テロリストでも核を持つ時代に、「核兵器廃絶」は祈りや約束ではお札にもならない。核兵器を無力にして初めて可能になる。
愛宕神社のお札も貼れば楽しいが、必要なのは火災報知器や消化器で、何よりも、カマドを電磁調理器に替えるのが先決だ。
オバマ大統領は、貼って楽しい、万能のお札だ。世界中に様々な神社のお札が貼られたが、お札と言えば何と言っても、「御馬魔大明神」だ。 

新しい時代を体感している人たちが待ち望むリーダーは、オバマのような幻想だった。結局、前世紀は前世紀のリーダーしか仕切れない。米大統領は、オバマ以外、1946年以前生まれしか就任していない。。
しかしコロナで、ついに時代が変わる。新しい技術と環境に精通した、若い大統領が新しい技術を採用すれば、世界は激変する。中国は既に新時代を狙って動いているが、選択肢の狭い国策には限界がある。アメリカが本気で動き出せば、ゲームチェンジが起き、世界は目覚めることになるだろう。
「杉作、世界の夜明けは近い!」


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