魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

起承転結

2016年11月28日 | 星の流れに

天王星84周期の半分は42年。これは、84年の一回りで別の物語が始まるとすれば、一つの周期の中での、答えが出るクライマックスの年に当たる。
天王星の84年周期

42年前と言えば、2016-42=1974年。つまり、中国がベトナム戦争のドサクサの最中、西沙諸島を奪取した年であり、ウオーターゲート事件でニクソンが辞任した年でもある。
2016年。南シナ海での中国の行動に、国際法的には一つの答えが出た。また、次期大統領とみなされていたクリントンが、メール問題で敗北し、トランプが大統領に選ばれた。
任期中と選挙戦の違いはあるが、「職務中の情報に関するスキャンダル」での、信用失墜という点で同義に当たる。また、ウオーターゲートと言えば、韓国の大統領スキャンダルも、韓国ではそう呼ばれている。

来年、2017年は1975年に当たり、アメリカがベトナム戦争に完敗し、撤退した年であり、アメリカには挫折感と内向き志向が広がった。
ある年は、一つのことが始まる年でもあり、折り返しの年でもある。
中国の南シナ海問題も、アメリカの動向も、42年前の延長であり、同時に、新しい動向の芽生えでもある。もちろん、世界も日本も、同じ事が言える。

今起こっていること、それによって起こることは、二面的に考えなければならない。
42年前の折り返し点として収束に向かう面と、それによってこれから始まる、新しい方向性だ。
中国の、南シナ海領有権争いは収束に向かうが、同時に、新しい方策が試みられることになる。何の方策かと言えば、冥王星や海王星の大周期の中での動向、アジアの失地回復であり、それは、インドや日本も含めた、それぞれのエネルギーの切磋琢磨の中で進展していく。

アメリカも、帝国主義的な覇権争いから撤退し、グローバルな観点での、立場固めに向かうだろう。洋の東西と言われる視点が無意味になり、おそらくは、移民の国アメリカは地球の肝臓のような機能を果たすようになるのではなかろうか。
これからの人類史上の地球は、全体として、一つの人体のような存在になると考えれば解りやすいし、統一しやすいだろう。どこか一つの部位が主権を握るのではない。持ちつ持たれつの関係だ。ちなみに、脳になる国は存在しない。強いて言えば、サイバー空間だろうか。


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