m's diary

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kaicocafe(カイコカフェ)

2021-09-14 | 純喫茶&リノベカフェなど
先日、こだんさんとこけし山田さんの橋本・第二友栄楼のクラファンの打ち合わせに同席させてもらった。
私はピンポイントでごくたまに同席させてもらうだけなのだけど、
お二人の熱意と継続的な支援がほんとにすごくていつも頭が下がる。

まずは南森町の台湾朝食のお店、「wanna manna」へ。
台湾へ行った時、朝食によく食べた豆漿と油条を注文。これが食べたかったので満足。
ここでは打ち合わせできる感じじゃなかったので、周辺でお店を探して、


すぐそばの山田さんが見つけたカイコカフェへ入ってみることに。


入口付近は雑貨屋さん主体のお店かと、あまり目に留まらなかったのだけど、
実は中が超すばらしい古民家をリノベーションしたカフェで、
打ち合わせ前に思わず念入りに見学させてもらった。


カイコカフェは元質屋を営んでいた建物。
雑貨がディスプレイされていた建物を抜けると、中庭があり、
こちらでもお茶を飲むことができる。


改装時は手が付けられないくらいだったという中庭も、
あるものを生かして、今の姿になったとか。
各所のリノベーションの様子が、詳しく掲示されていて興味深い。


見事にびっしりとコケで覆われた手水鉢。


中庭の向こうには預かった質草を保管する蔵があり、


蔵の中はカフェスペースに。時々ギャラリーにもなるという。


蔵の壁面には質草を置く棚が巡らされていて、
そこが現在はディスプレイスペースとなってとてもいい雰囲気。
この蔵の部屋がとても居心地抜群で、私たちはこちらで長時間作業をさせて
頂いた。



蔵の真ん中にぶら下がっている照明も良いデザインで、
ほこりをかぶっていたものを再利用したもの。
可動式の吊り下げ具もいいなあ。


そしてこの椅子に使われているものは、何だろう?
引き出しにも見える。


倒すと箱のようでもあり、脚もついている。
何かの転用なんだろうか、、


質屋時代の看板やこの建物で見つかったミシンなど懐かしいものが
さりげなく置かれている。


更に驚いたのは、雑貨売り場のの方の2階へ上がると、
そこには新旧の融合が見られるすばらしいリノベーションが。
箱のような部屋が作られ、畳敷きに。
靴を抜いてくつろげるコーナー。


この畳の間のすぐ横には元押し入れだったスペースがあり、


そこがまためちゃめちゃいい空間になっていた。
元押し入れには昭和の新聞が貼られたままになっていて、それがそのまま残されていていい感じ。
低めのソファに、すべすべの木のテーブルやサイドテーブル。
これらの家具は全て、こちらのリノベーションを手掛けた小泉さんのデザインのものだそう。






窓際のカウンター席。
椅子の座面が全部色違いで絶妙にいい色。


中庭に面した方のカフェスペース。


こだんさんがうなる、土壁が一部剥がれて中がむき出しになっているところを
あえて補修せず、見せるリノベーション。


リノベーションや家具のデザインを手掛けられたデザイナーの小泉さんデザインのホーロー製品。
こちらのお店では、このさまざまなホーロー製品が一式販売されている。
クリーム色のやさしい色合い、やわらかいフォルムの素敵な製品だった。



レモンケーキと甘酒。
小豆オレも美味だった。

残せるところ、新たに作り込むところとメリハリが効いたリノベーションに皆でうなりまくり。
橋本のリノベーションにも生かせそうなヒントがいっぱい。
4,5年前からカフェはあったそうだけど、全然知らなかったなあ~




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