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新潟の旅2017【燕の建築】

2017-05-14 | 新潟の旅2017

新潟の旅、とりあえずクライマックスが終わったので、1日目の振り出しに戻る。

ぷにょさんと合流して、この日の宿泊地、松之山温泉へ行く道中にやって来たのは燕市。

長善館という建物へ。

長善館は天保4年に鈴木文臺によって粟生津村に創設された私塾で、

明治45年の閉鎖まで約80年間、北越を中心に千人以上を教育。

越後の松下村塾と言われたのだとか。

 

 

和風建築に洋館がついた建物。

隣の史料館で中を見せてください、とお願いしたら案内して頂けた。

 

 

 

 

 

大広間

現在は公民館的な建物として使用されている。

 

 

床の間

 

 

洋館内部。

二つのアーチ窓と張り出した部分にも窓が三つあって明るく、応接室として使われていたようだけど

現在は物置と化してた。

 

 

その後にやって来た今井家住宅と香林堂、そして旧今井銀行。

 

 

赤煉瓦造りの香林堂は明治期に建てられたもので、中には来客の接待や商談に使われたという洋風の応接室があるそう。

塔がついた外観もインパクトがあって、この町のシンボル的な存在となっているようだ。

ネットの写真を見ると、応接室には赤い椿を模したような天井装飾があるようで、

見たかったけど非公開のよう。

 

 

旧今井銀行は大正9年に建てられ、昭和7年まで営業した銀行の店舗として使用された後、

昭和26年以降製薬会社の工場として使用されていたそう。

赤煉瓦の香林堂といい、この銀行といい魅力的な建物だなあ。

 

 

 

 

入口のアーチ上部に顔が貼り付いてた。

大黒?布袋さん?!

ちょっと不気味

 

 

銀行らしい厳重な鉄格子

 

 

華麗な換気グリル。

換気グリルや建物の外壁にも〒マークのようなものがついてたので何か?と思ってたら

ぷにょさんが今井家の「今」だ、と。

なるほど~〒マークじゃなかったんだ。

 

 

主屋は江戸後期の建物で、建物の前には雪国で見られる雪除けの屋根である、雁木が通されている。

 

 

 

今井家の玄関に香林堂入口、と看板があったので、香林堂へここから入れるのか?!

と思わずベルを鳴らしてしまった。

中からお家の方が出て来られたので伺ってみると

やはりお屋敷は住まわれているので、特別な公開日以外は非公開とのこと。

しかし、中まで招き入れて頂き、今井家の歴史をいろいろとお話を聞かせて頂くことができた。

金融業や材木商、醸造業など様々な事業を展開し、病院も設立、

大地主であったつてを生かして置き薬事業を広く展開されたお話などなど

興味深いお話を伺え、ついつい長居してしまった・・

 

 

旧今井銀行の横にも広がる敷地。

 

 

今井家の向かいにあった和菓子屋さんへ立ち寄って、美味しそうないちご大福を買った。

あんこではなく生クリームとスポンジ入りというハイカラ?ないちご大福。

これが凄ウマだった。

お話するうちにその和菓子屋さんも今井家の親戚筋だそうで、あの煉瓦造りの洋館に入ったこともあると伺った。

裏手に回ると今井家の蔵が並んでるのも見えるというので回ってみた。

今井家ではなんとお嫁さんが来る度に新しい蔵を一つ建てたそうで、敷地内は蔵が何個もあるそう。

 

  

 

その後燕市で最後に訪れた湧井医院。

 

 

ここから長岡へ向かった。

 

 

 


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