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名古屋&多治見の旅2018【旧豊田佐助邸】

2018-02-06 | 名古屋&多治見の旅2018

橦木館を出て、旧豊田佐助邸へやってきた。

発明王豊田佐吉の実弟、後に豊田紡績の社長を務めた豊田佐助の邸宅で、

こちらの白色タイル貼りの洋館は大正5年に建てられたもの。

 

 

隣接する和館は大正12年に建てられた。

当時は主屋を和風の建物、接客応接の場として洋館、洋室を付設したものが一般的だったそうだが、

こちらの邸宅は三井、三菱などの大財閥と同じく、洋館を主屋としていたそう。

 

 

玄関ポーチはオレンジ色のタイル貼り。

 

 

玄関へ入ると色違いのタイルが貼られている。

ボランティアガイドさんがおられ、集合時間1時までに、もう1軒春田鉄次郎邸へも行きたかったので

制限時間を伝え、駆け足でガイドしてもらうことに。

 

 

1階洋間。

とても高い天井には漆喰装飾の天井飾りが付き、四隅には特徴的な換気口が見られる

 

  

 

 

部屋の四隅の換気口はとよたの文字を取り入れ、鶴と亀の模様で表した縁起のよい図案になっていた。

 

 

トイレは白いタイル貼りに。

 

 

タイル貼りの広い洗面所には、米軍接収時にはバスタブが置かれていたこともあるという。

 

 

和館の方へ移動。

和室は襖を開けると大きな一つの部屋にも使える造りに。

 

 

和室の障子には左右に扉が開ける猫間障子と言われる珍しい障子に。

 

 

無双連子窓は窓は2重になっていて、明り採りと風通しの為にスライドできるようになっている。

 

  

和室には一部内部の構造がむき出しになっている部分があり、構造分析の結果、

十分な耐震構造であるとのこと。

見えないけれども大事な部分にお金をかけたというトヨタの精神が垣間うかがえるという。

 

 

床の間の壁にはその内部の筋交いが内側から浮かび上がっているのが見られる。

 

 

廊下には洋風の傘のガス灯も残されていた。

 

  

洋館の2階へ。階段の手すりもスライドする明かり採りがついている

 

 

洋館の2階は外観は洋風なので、廊下には上げ下げ窓に。

窓の位置がかなり下についているのは、和室で座った時に庭を眺められるようにとの配慮からだそう。

 

 

 

 

 

豪華絢爛な襖絵

 

  

 

 

 

 

鳳凰の透かし彫りの入った欄間

 

 

こちらの欄間の桟は斜めに入っていて今では造るのが大変困難なものだそう。

 

 

時間がないので、次はお隣の旧春田鉄次郎邸へ案内して頂いた。

 


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