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マレーシアの旅2010【KLの建築その①】

2010-10-05 | マレーシアの旅2010
マラッカからペナン、ペナンからこの旅最後の都市クアラルンプールへやってきた。
移動の度に都市が大きくなっていき、建物のスケールも大きくなってきた・・
KLのムルデカスクエアにはイギリス統治時代の面影が残る19世紀後半から20世紀初頭に建てられた歴史的建築物が多く残されている。





1904年イギリス人建築家A.B.ハボック設計による旧市庁舎
ムーア建築の影響を受けたドームやアーチがとても美しい~





1915年A.B.ハボック設計により完成した旧高等裁判所。
現在は民事と軽微な刑事裁判所として使用されている。





1894年にイギリス人建築家A.C.ノーマンによって設計されたスルタン・アブドゥル・サマド・ビル。
イギリス統治下の連邦事務局として建てられ、現在は最高裁判所として使用されている。
ビクトリア様式とムーア様式が融合した造りで
全長137mもあるこのビルは威圧感たっぷりに独立広場前にそびえ立っていた。
独立宣言をはじめ重要な行事は常にこのビル前で行われてきたのだそう。





時計台を真ん中に両脇にはドームのあるタワーが立ち、内部には階段がらせん状に巡っている。





スルタン・アブドゥル・サマド・ビルの隣につながっていて一体となっているかのように見えるのは1907年に完成した旧郵便局ビル。
現在は高等裁判所。





国立歴史博物館はA.C ノーマンの設計により1910年に銀行として建て直された建物、1996年改修されて博物館となった。





テキスタイル博物館は1905年A.B.ハボック設計により鉄道事務局ビルとして建てられたもの。





クアラルンプール記念図書館。
1899年に植民地政府の印刷局として建てられたコロニアル様式の建物。
1986年に改装され図書館となった。





スルタン・アブドゥル・サマド・ビルの前に広がる大きな広場は独立広場。
1957年8月31日、マレーシアの独立が宣言された場所。
広々とした芝生はイギリス統治時代はクリケット場で今も競技場として使われることもあるそう。






ロイヤル・スランゴール・クラブは1884年にイギリス人のクリケットクラブかつ社交場として建てられたチューダー調の建物。





1885年にACノーマンの設計により建てられた英国系の教会、セント・マリー教会。
ゴシック建築を基調に設計されていて、内部は天井は132mもあるそうだが、
この日は内部は使用中?だったようで見ることはできなかった・・





マスジット・ジャメは1909年にハボックにより建てられたKL最古のイスラム寺院。
三つ並んだ玉ねぎ型のドームが美しい。
国立モスクが完成するまでKLで最も重要なモスクだった。

ここは礼拝時以外は見学ができ、女性は入り口でスカーフとマントを借りて肌を覆ってから
中へ入る。









大理石の回廊。
この中は女人禁制なのか?ムスリム以外は立ち入り禁止か?入ろうとしたら止められた。





礼拝前に体を清めるための沐浴場。


モスクをはじめ建物の多くが北インドのムーア様式の影響を受けているということで
玉ねぎ型のドームや美しいアーチが多用された建物が自分の目には新鮮でインパクト大だった。


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