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富山&石川の旅2012【伏木の近代建築】

2012-09-06 | 富山&石川の旅2012


ところてんを食べに伏木にやってきたからにはついでに近代建築も見ておかねば。
今回の旅では日中は暑過ぎて家族はきっと1mmたりとも私の町歩きには付き合ってくれないだろうと・・
そろそろ日も傾き、ところてんを食べてちょっとご機嫌になった子供たちに近くの建物を見に行くというと
即座にブーイングの嵐・・
ほんとは少しくらいこの辺りを散策したかったのだけどどうやらそういう空気ではなさそう;
とりあえず目的物の高岡商工会議所伏木支所へやってきた。





明治43年に建てられた蔵造りのしかし洋風の建物は元銀行だったそう。
ちょうど開いていたので中も見せて頂いた。
コリント式柱に囲まれた元営業室は当初は吹き抜け、二階部分には手すり付きのギャラリーが設けられていたそう。
現在二階は床が貼られて大会議室となっている。









応接室への出入り口扉上には櫛型ペディメントの中に凝った漆喰彫刻が施されている。





二階へも上がってよいと言われたので、上がってみる。
手すりのカーブが美しい螺旋階段。





二階の一室。
内装、照明などは新しくなっているが、天井中央の漆喰装飾は当時のまま。





この漆喰装飾がすばらしく細やかで美しい~





こちらはやや小さめのお部屋だけど天井いっぱいに装飾が施されている。





1階応接室の天井もすごい。
職人技が光る漆喰装飾!
今まで見た天井装飾の中でもかなりグレードが高そうだ。





外観は現在はタイル貼りだけど、建築当初は黒漆喰仕上げの大壁だったそう。
上げ下げ窓には防犯面から一階のみ鉄格子がはめられている。





床下換気口は銀行のマーク入り。





商工会議所からぐるりを見渡してみて惹かれた建物へ。





車で待つ家族の視線がイタかったのでこの後は大人しく車へ戻った。





その代わり?もう一軒、高岡市伏木気象資料館へ寄ってもらった。
明治43年、日本に初めて設立された私立測候所。





残念ながら行った時間が遅くて閉まっていたのだけど普段内部も観覧できるよう。





この後、新湊へ向かったのだけど、なんとその通り道沿いにとても濃いい洋館を発見!
ラッキーなことにこの建物はちょうど、見れたらいいなあと思ってた牧田組本社の建物だった。
大正4年建築、旧南島商行本店。





重厚感あふれる玄関口。

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