m's diary

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多治見&岐阜&大垣の旅2016【モザイクタイルミュージアムその一】

2016-08-29 | 多治見&岐阜&大垣の...
今年の夏の旅は北海道の他にも久々青春18きっぷを使って、息子のクラブの合宿?!の付き添いを名目に岡山&香川へ、
残りの18きっぷで先週末は念願のモザイクタイルミュージアムへ訪れてきた。
感動覚めやらないうちにそれぞれをアップしていきたいのだけどなかなか追いつかない;
北海道もまだ途中だけど、直近のモザイクタイルミュージアムから・・




タイルミュージアムへはタイルマニア?!のぷにょさんと訪れた。
多治見の笠原町はモザイクタイルの産地。
町の有志の方々が15年以上の間、収集されてきたタイルコレクションを元に約5年の歳月をかけ、今年の6月にミュージアムがオープン。




建物は建築家の藤森照信氏によるもので、外観はタイルの原料を掘り出す「粘土山」をイメージ。
素朴な土壁で覆われた建物の天辺の周囲に毛のようにちょろちょろ生えているのは松の木だそう。
松の木はこれ以上は大きくならないものだとか。
ユニークなデザイン、周囲ののどかな風景に自然と溶け込む建物。








近寄って見ると、前面の土壁にはポツポツと陶片が埋め込まれている。




周辺の工場から出たという陶片や割れた茶碗などが外壁をリズミカルに彩る。









エントランスに敷かれた亀甲形の石畳。





そして入口。
粘土山の麓にポツンと一つ
波打つ庇に傾くように弧を描くドア。
とってもメルヘンチックで可愛い!




入口上部に取り付けられた照明も手作り感満載のほのぼのした造形。




中に入ると、まず登り窯をイメージしたという4階まで続く大階段を上る。





4階の展示室に入ると藤森照信氏セレクトのモザイクタイルやタイル画が真っ白な空間を彩る。





展示室の一方にはぽっかりと天井に穴が開き青空が見えた。
ここからは光が差し込み、時には雨も吹き込む。
(排水溝も完備)





ワイヤーにつけらられた色とりどりのモザイクタイルは雨の日には雨水よりキラキラと輝くという。
これまた素敵なアートだなあ。




そしてモザイク浪漫館時代には2度も訪れてお世話になったことがある浪漫館の館長さんもおられ、
お元気でボランティアガイドさんとして活躍されていた。
フットワークの軽い、サービス精神旺盛な館長さんには以前は浪漫館のタイルだけでなく、
笠原や駄知町のタイルスポットまで案内して頂いたことがある。
その時の旅行記↓
2008年 瀬戸・多治見・常滑やきもの三昧?の旅②【モザイク浪漫館】
2013年 多治見の旅2013①【多治見カトリック教会&モザイク浪漫館再び&駄知町タイルツアー?!】


浪漫館の館長さん他、有志の方々が情熱をかけて収集してこられたタイルたちが
素敵なミュージアムの中で日の目を見ることができてほんとによかったなあと感慨深いものが沸き上がってきた。
コメント
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