m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

京都大学人文科学研究所

2009-11-25 | 建築巡り・街歩き【京都】
学級閉鎖にインフルエンザ、その他もろもろでなかなか行けなかった建築巡り、おまけに三連休も旦那がダウンして予定してた彦根も行けずじまいに。
建物禁断症状で手にふるえ?がきそうになったところでようやく昨日念願の京都へ行けた。
次京都へ行く時は京大関係の建築物を回ろうと思ってたので京大のキャンパスを紅葉も楽しみながら歩いた。





この「京都大学人文科学研究所」は少し離れたところにあるのだけど、京大の施設の中でも前からぜひ見たいと興味のあった建物だったのでまず先にやってきた。
北白川の民家の中に突如現れたこの建物は外観もすごいインパクトで、ここだけ異国の空気が流れてた。

スペインの僧院を模したロマネスク様式に東洋風を加味した建物で、昭和5年に当時京都大学の建築学の教授であった武田伍一指導の元、大学院生の東畑謙三により設計されたものだそう。
登録有形文化財。





中には図書館があり、閲覧できるはずなので少し中を見せてもらうことに。
中へ入って驚いたのは中には回廊に囲まれたとても美しい中庭があった。
まさにスペインのパティオのよう~と、うっとり・・
中庭の真ん中には池が作られ、その中心には井戸が置かれてた。
回廊を歩き、中庭にも出てさんざん写真を撮った後、閲覧室は無理かな?と聞いてみると、閲覧室は撮影禁止、と言われ・・そのまま帰ればよかったものの、最後に事務室へパンフレットでも頂いて帰ろうと立ち寄った。
すると声を掛けた方が言われるには実は閲覧室以外の内部も撮影禁止で、しかも閲覧以外の建物目的での立ち入りも禁止だったよう・・
私はもう見てしまったから今回はいいですよ、と言われたが残念ながら内部で撮った写真は載せるの控えないといけないかな?と自粛;
階段にある玉すだれ?のような模様の色とりどりのステンドグラスもすばらしかったし・・ドアの上部などには獅子や龍のレリーフなど細部のあちこちに見られた東洋趣味も興味深かった。
かさ立てやフックなど細かいところのデザインもすばらしく、部屋と廊下を仕切る目隠し?にもとても美しい幾何学模様の透かし彫りがされてたりと・・興奮抑えきれない建物だったが、建物好きのためには公開はされてないのがとても残念・・





アーチが美しい一階のテラス





柱の模様のパターンが全部違ってる。





鳥かごのようなかわいい車寄せ天井の灯り。
建物内部の廊下にも同じデザインの照明がいくつか付けられてた。









玄関脇の窓のステンドグラス。
こんな感じのかわいいステンドグラスのゴージャスバージョンが階段の踊り場に五つも連なり、外の光を美しく透してた。





入り口から見た感じ。





コメント (5)
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