
マラソン大会の後、彩都にある「医薬基盤研究所」の一般公開があったので訪れた。
医薬基盤研究所は大学や民間企業で行われる医薬品・医療機器の開発を目指した研究を支援する国の施設だそう。
この日は小学生などが体験できる参加型イベントをいろいろ催していた。

まず参加してみたのは「このいくらは天然物?人工物?」。
天然のいくらは卵白と卵黄というたんぱく質でできてるが、人工のいくらはアルギン酸という海草の粘りのもととサラダ油で作られている。
見た目は全く見分けがつかないようなのだが・・
加熱してみると、たんぱく質が変性するのでどちらが本物か分かるという実験。
アルツハイマーの原因の一つには脳内のたんぱく質の変性であることも知られてるそう。

そして実際に食紅を入れた色とりどりの人工いくらを作ってみた。
塩化カルシウム液の中に色を付けたアルギン酸ナトリウム液をポトポト落とすと外側に瞬時に膜ができ、カラフルな人工いくらができあがった。
人工いくらがあるのは知ってたけど、こんな風に作っていたとは~おもしろい・・

こちらのコーナーは紫キャベツから抽出したアントシアニン色素を使って、いろんな液体が何色に変わるか?の実験。
酢やレモン汁は酸性を示す赤色に変わり、重曹やポカリだとアルカリ性を示す緑や青に変わる。
家庭でも紫キャベツを使うといろいろなもののPHを調べられるとのこと。
そういえば以前、紫キャベツで色が変わる焼きそばの実験料理をしたな~青いやきそばはちょっと恐かったけど;

これはノーベル賞を受賞した田中耕一氏が発明した「質量分析器」
1グラムの1千億分の1のまた1億分の1というようなとても軽いたんぱく質の重さを量る為の機械だそう。

他にも薄くスライスした細胞をモニター画面でレーザーで切り出してみたり、

電気を使ってタンパク質を大きさ順に並べる装置を使ってみたりと、いろいろな実験イベントに参加できた。
大人が参加できた「脳年齢チェック」でなんと私は若さに満ち溢れた18歳の脳!と診断されたのがちょっと自慢(笑)
ちなみに旦那は実年齢の+4歳の実年齢相応の脳と診断されてた・・