転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



各部屋にある24時間換気の通気口用フィルターを
きょうは全部、新しいものに取り替えた。
これまで外して水洗いしては、乾かして使っていたのだが、
入居して6年目ともなれば、それも限界だった。
先月、管理会社から管理組合を通じて、交換用フィルターの
購入案内があったので、とてもタイミングが良かった。

それから、天気が良かったので、カーテン三窓分を洗濯した。
晴天の昼間なら、洗濯機から出してすぐ吊っておけば、
そのまま乾くので、この季節はカーテンの洗濯にはとても有り難い。
残り三窓は、できたら明日やろうと思っている。
以前の私は、癇性にも数ヶ月に一度、全部のカーテンを洗っていたが、
「排気ガスをまともに浴びているような道路側ならともかくも、
ここだと、カーテンの洗濯は年に一度で十分だ。洗い過ぎると早く傷む」
とインテリアデザイナーの某氏に注意されて、慎むようになった。
今年は、だから本日8月23日に洗ったと、ここに記録しておく(笑)。
つまり、来年はまた、夏休みに洗えば十分ということだ。

結構、暑さが緩んできたので、動ける気がしたのだが、
終わってみると、やはり疲れていたし、腕が若干、筋肉痛になっていた。
フィルター交換もカーテン取り付けも、高いところの作業なので、
背が低いうえに、常日頃から運動不足の私には、
これでもちょっとした労働だったようだ。
いとナサケなし。

***************

ここ三日ほど続けて、娘がいろいろと本を貸してくれた。
漫画が多かったが、娯楽小説もあった。
いずれもラクに読めて、かつ、楽しいものばかりだった。感謝感謝。

超訳百人一首 うた恋い。』1~3巻(杉田 圭)メディアファクトリー
「うた恋い。」【異聞】 うた変。』(杉田 圭)メディアファクトリー
百人一首を題材にしたコミックエッセイで、六歌仙や有名歌人たちの
様々な逸話が、短編集のかたちで多数描かれている。
好きな歌があってもなくても、百人一首の知識があってもなくても楽しめる。
私のお気に入りは、「性格が悪しゅうございますな」と業平が評した陽成院と、
当子内親王に気に入られ困りながらも彼女を愛する藤原道雅、の二人だ(笑)。

視(み)えるんです。』3巻(伊藤三巳華)メディアファクトリー
禍禍(まがまが)ライフを生きる三巳華さんのコミックエッセイで、
オカルト好きな娘がハマり、私もこれで3巻目まで続けて読ませて貰った。
私は幸か不幸か霊感がなく、この世のものでないものは見えないし、
気配も感じることはないのだが、こういう話は割と信じるほうだ。
特に、この方の漫画は、怖いのは怖いのだが、絵柄も可愛いし、
温かさや救いのあるところが、とても後味が良くて気に入っている。

爆撃 聖徳太子』(町井登志夫)PHP文芸文庫
最初にこれを選んだのは主人で、店頭で笑ってついつい買ってしまい、
次に娘が読んでまたウケまくり、「おもろいよ」と私に貸してくれた。
ふたりの反応を見て爆笑小説かと思い、次に題名を見てSFかと思ったのだが、
実際に読んでみると、ユニークな設定の痛快古代史小説、という感じだった。
山岸凉子が漫画『日出処の天子』で描いた厩戸皇子も強烈だったが、
聖徳太子というのは、どうも現代の書き手を惹きつける、
謎めいた魅力を、いろいろと持っている存在であるらしい。
この作品に出てくる聖徳太子もまた、際だって特異なキャラクーだった。
そしてもうひとりの主人公・小野妹子が物語終盤で語る、
戦争というものの本質を捕らえた言葉は、実に重く、印象的だった。
読み終えてみたら、単なる快作では済まされず、結構手応えのある小説だった。

……ということで、今晩からは、一昨日主人が貸してくれた、
漫画『ましろのおと』(羅川真里茂)講談社
を読むことになっている(^_^;。

Trackback ( 0 )