昨夜は三宅伸治ライブがあった。
LIVE CAFE JIVEに行くのも、チャボのときを入れるとこれで四度目。
(三宅伸治オフィシャルブログ 『倉敷 広島』 2012年3月21日)
しんちゃんは去年、50歳になった話をしていたが、
今年はだから51歳で(笑)、しかもデビュー25周年とのことだった。
私はRCサクセションのファンだったお蔭で、
しんちゃんをインディーズの『BACKしよう』から知っているのだが、
今となってみれば、これはなかなか貴重なことだったかもしれない(^^ゞ。
昨日のしんちゃんは、リクエスト曲はほぼ全部やってくれた様子だったが、
次の機会には、それでは私が『BACKしよう』をリクエストしようかしら。
というのも、皆から貰うたくさんのリクエストの中には、
SIONとか福山雅治などのナンバーもあるのだそうで(^_^;、
「(演ったことがないから)TSUTAYAで探すところから始めないといけない」
としんちゃんが笑っていたのだ。
そんな、他の人の曲をリクエストする勇気あるファンがいるのなら、
しんちゃんの大昔の曲くらい、言ってみても罰は当たらないのではないか。
ほか、珍しい選曲としては、昨夜はしんちゃんは、
JIVEをおしゃれな店だと褒めてくれて、
ここの雰囲気に相応しいジャズ・ナンバーをやります、
と、『Nearness of You』を日本語版にして歌ってくれた。
この曲では、普段聴けないようなギター・プレイもあって、
ギタリストとしてのしんちゃんの意外な面も知ることができた。
また、日本語でと言えば、プレスリーの『ポーク・サラダ・アニー』を
しんちゃん自ら日本語歌詞に直したものもあって、これまた面白かった。
三宅は詞が書けるから、……と清志郎がよく言っていたが、
本当に、しんちゃんの言葉の扱い方はとても味わい深くて、
無理なく内容まで聞かせてしまう説得力も持っていて、いいと思った。
RCサクセション『明日なき世界』、『雨あがりの夜空に』
そして清志郎の『JUMP』もあった。
しんちゃんのライブに、私はソロのしんちゃんを独占したくて行くのだが、
その、しんちゃんのきっかけとなった存在として、清志郎がいてくれることを
このような曲を通して感じることができるのも、また幸せなことだった。
昨夜も歌った、しんちゃんの『春』というナンバーは、
以前、清志郎と一緒に、曲作りのために長野に行ったとき、
早朝、先に目覚めて、しんちゃんがひとりで作った曲なのだそうだ。
『It's All Right』『ベートーベンをぶっとばせ』などの、
スタンダードと言えるような曲も良かったが、
昨日、私が本当に聞き入ったのは『Forever Young』で、
♪でも僕は やれるよ まだまだやれるよ
♪無理だと思うことも やってみよう
という箇所が特に、しんちゃんの歌声で聞くとよけいに胸に染みるように響いた。
面と向かっての会話では、その心の部分を伝えるのが難しいようなことでも、
歌にすると届くものなのだ、と、しんちゃんの声を聴きながら感じ入った。
いや、きっと、「伝える歌声」を持っているしんちゃんだからこそ、だね……。
……という具合で、最後はしんちゃんに握手もして貰い、
本当に幸せな二時間で、ライブにはもう全く言うことはなかったのだが、
ただひとつ困ったのは、店内がいつにもまして煙草モウモウだったことだ(^_^;。
酒あり煙草ありの空間で、ライブハウスとしてはこれもヨシとは思うものの、
私は全く喫煙しない人間なので、ケムいのに逃げ場所がなく、弱ってしまった。
髪にも服にも上着にも煙草の匂いが染みついて、
家に帰ってからもケムケムがまとわりついているようで、ほとほと参った。
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