転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



転夫まーくんの場合
昨日、主人は仕事で日帰り出張があり、東京に行った。
仕事そのものは新座であり、順調に予定をこなしたのだが、
帰りに彼は失策を重ねてしまった。
まず、新座から東京まで戻るための電車を待っていたときのこと、
往路は東京から京浜東北で南浦和乗り換え、武蔵野線で新座まで、
という標準的な方法で来たのだが、帰りに新座駅ホームに立っていたら、
なんと「東京」行きという列車が来た。
直通があったのか、こんな有り難いことはない、
と彼は、それが何線でどこを通るかも見ずに、喜んで乗った。
ところが、かなり時間が経ってもなかなか東京駅に着かない。
それどころか、通過するのは、ほとんど馴染みのない駅名ばかりだ。
「流山、……それって千葉とちゃうんか(汗)!」
だんだんヤバいと気づいた主人は、「新松戸」という駅名を見て飛びつき、
とにもかくにも電車を降りた。
松戸ならわかる、千代田線に乗って東京に帰ろう!と考えた。
ところが主人は新座からICOCAで乗車していたので、改札が通れなかった。
それで諦めて、また電車に乗り直して、綾瀬まで帰った(爆)。
それから綾瀬で一旦出て、改めてSuicaで東京メトロに乗り直そうと思ったら、
今度は『一定期間カードの使用がなかった』という理由でハネられてしまい、
駅員さんに申し出て、Suicaの更新手続きをして貰わなければならなかった。
この、仕事後の要らない千葉遠足で転夫は膨大な時間を浪費し、
結局、晩ご飯は東京駅構内の割とどっちでもいい店でとるはめになった。

転妻よしこの場合
私は今朝、かねて計画していた通り、4月21日の田村響の名フィル客演の
チケットを首尾良くチケットぴあで予約した。
予約確認のメールが来て、内容に間違いがなかったので安心し、それからふと、
「そういえば、ポゴレリチのLFJ金沢のチケットを、まだ発券してなかったな」
と思い出した。それで、同じメールボックスにあった当選通知を
あらためて開いてみた。ら……!!
『支払期限:2012年03月05日(月) 23:30まで』
『支払期限までにチケットを発券されなかった場合、当選は無効となります』
……とっくに無効になってましたorz。
仕方がない。こうなったら明後日9日の一般発売で出直すしかないだろう。
これで取り損なったら、「行ってはならぬ」という天の声だろうな(爆)。

転娘みーちゃんの場合
昨日から学年末考査の始まった娘は、毎日、ドロ縄の勉強をしている。
彼女は特に数学が壊滅的にできないので、日頃から近所の塾で、
予復習とテスト勉強を見て貰っているのだが、
きょうも当然、明日試験のある数学Bのために、塾へ行くことになっていた。
その開始時間が午後1時30分だったのだが、どうしたことか娘は、
1時15分になっても帰って来なかった。
試験が長引いて、そのまま塾に行ったのだろうか、と私は考えた。
娘の学校は携帯電話禁止なので、登校したら最後、彼女に連絡を取る方法はなく、
娘が自分の判断で学校から直接に塾へ向かったのなら、
それはそれでこちらは待つしかないが、それにしても昼食はどうなったのか、
等々と、私は考えていた。
そうしたら、1時20分になって娘がようやく帰ってきた。
「おかえり……!!」
と廊下に仁王立ちで迎えた私を、娘は「どしたん」と不思議そうに見た。
「いや、このあとチョコレートでも食べてすぐ行くの?
それとも塾に遅れると電話しておいて、とりあえずチャーハンでも食べる?」
「そりゃあまあ、チャーハンやな」
娘は泰然として言った。
どんだけ大物なんだと私が感心しかけたとき、娘は続けて、
「だってまだ、12時半やろ」
彼女は完全に時計を読み誤っていたのだった。
それからの娘は怒濤の勢いだった。私も慌てて塾に遅刻の連絡をした。
幸い、塾は割合と近所なので、娘は半時間ほどの遅刻で済んだようだった。
そして先ほど、ようやく塾から帰ってきた娘が昼寝を始めた途端、
家の電話が鳴った。
「もしもし。お世話になっております。こちら○○塾ですが。
お嬢様が本日、数学の教科書をこちらの教室に忘れて帰られていまして……」
嗚呼。どこまで続く、ぬかるみぞ。

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