twitterを5月いっぱいでやめます

前々から思っていたことだが、私はやはり、ツイッターは、駄目だ。
私自身は既にほとんど自分からは投稿していないのだが、
TLに出てくるものを読むだけでも、もう耐え難い。

私にとっての元凶は、あのたった140字という字数制限だ。
ここにほとんどすべての原因がある。
そもそも私自身が、140字ではろくに何も書けない、
という能力的な問題を抱えていることも理由なのだが、
読んでいても、ほかの方々も字数制限内におさめるために、
ポイントを絞り、舌足らずになっても読み手の理解力に期待する、
という書き方をなさっている場合が多いと感じる
（デートなう・買い物だん・乗るうぃる、的なものは別にして）。

ところが読み手の中には、忙しいのかなんなのかわからないが、
とにかく自分がカチンと来た箇所だけを引用して、かみつく人がいるのだ。
そして、偶然にその呟きを読むことになった周囲のフォロワーたちが、
全くもとの書き込みを辿ることなく、反射的に論争に参加し、
ほとんど見当違いの方向でどんどん険悪になって行く、
……ということを、私はツイッターとの関わりが長くなればなるほど、
数多く目にするようになった。

瞬間湯沸かし器じゃあるまいし、カチンと来たら尚更、
もっと時間をかけて、まずは丁寧にもとの発言を前後も含めて全文辿り、
発言の日付も確認して、それで問題があると思えば、
改めて反論なりなんなり書き込めば良いのにと思うのだが、
そこがまた、たった140字の気楽さで、いきなり、
「○○って一体どういうことですか！」
と喧嘩腰で書き込む人が、私の読んでいる範囲でも一人や二人や三人ではない
（私が直接フォローしている人がそうだとは限らず、
私がフォローしている人に絡んでくる人達がそうだという場合も多い）。
激しく意見が対立すること自体は全く構わないし、むしろ興味深いのだが、
早合点や勘違いが出発点で、そこに無自覚のまま憎悪だけをたぎらせているような、
そういう状態は見るに忍びないと思うのだ。
別に私本人は関係していないし、私が言われているのでもないのだが、
迂闊な、論争以前の無駄な争いごとを見るのは、シンドい。

リツイートに関しても同様だ。
パっと目に入ってギャっと思った途端に（としか思えないぞ(^_^;）、
「怖い！」「こんなひどいことが！」と条件反射のようにRTする人がいる。
良い話なら、「喜ぶ顔が早く見たくて」みたいな心理もわからないではないが、
このテの条件反射的RTや「拡散」は、ほとんど全部悪い話やおぞましい話だ。
スクープ屋じゃないのだし、素人で「早い」ことに意義があるわけでないのに、
どうしてそんなに即座に広めようとするのか、私には理解不能だ。
大変なことだと思うなら、もっとよく調べて、可能な限り裏も取り、
そして繰り返しになるが、ここでも元ネタの日付も確認してから、
それでも共有されるべき情報だと思えば、RTしたら良いことではないか。
震災直後の救援活動の情報は、そのスピードにも価値があったと思うが、
今はもう、「拡散」なんかするのは今日でなくても
明日でも、来週でも良いような話が大半だと私には思われる。

もっと気楽に楽しむものだ、頭の硬いババァは困る、
と思われるだろうし、私はツイッターに変わって欲しいとは考えていない。
多分、あそこはそれなりの良さもあるのだし、あれで良いのだと思う。
玉石混淆の情報の中で、ブレーンストーミングをしている人も多いのだろう。
ただ、私は合わないから、撤退しようと思っているだけだ。
私は大変トロいので、書くなら少ない字数に縛られず十分に書きたいし、
重大なことであればあるほど、時間をかけて読みたいし、
不用意な発言で人に迷惑をかけないためにも、意見を言う前に数日は考えたい
（○○食ったなう・まいう～、的なものならその場限りで全く害はないけど）。
こんなこちらの得手勝手をツイッターに求めるのは、
私のほうの誤りだとよくわかっている。
私は、その場でどんどん流れていくものを、あまり気にしないで、サッサと処理し、
精度構わず次々に飛ばしていく、という状態には、能力的について行けないのだ。

とりあえず、今はポゴレリチの来日公演が実現しそうなので、
それが終わるまでは、情報を私から発信する場として、
ツイッターは維持したいと思っているが、
5月が終わったら、私は自分のアカウントそのものを削除するか、
フォロー数を限りなく０に近づけるか、
のいずれかの方法をとりたいと思っている。