転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



我が家に急変がなければ、という条件付きだが、
明日は、主人公認で宝塚大劇場11時公演を観に行けることに、急遽、決まった。
今回は、だから「お忍び」ではない(^^ゞ。
嗚呼、3月に和央ようか扮するケビンの言った、
「悪いときもあれば、いいときもある」って、本当だな~~~。

しかし私はここ数年で大層、用心深くなった。
綿密に計画を立てても、土壇場で駄目になるということが現実にあるのだ、
と身をもって知った。
なので私は、今のところ、手放しで喜んではいない。
今夜の私は、まだ、トーン低めだ。
すべては、明日、大劇場に着いてから。

で、宝塚公式HPで明日の大劇場の当日券を調べたのだが、
11時公演が40枚、15時公演でも60枚。
こんなときに限ってチケットが無い。
宝塚くんだりまで行った挙げ句に入場できませんでした、では困る。
一回しか観られないだろうから、立ち見も辞さない覚悟はあるが、
どうも、やはり、体力が心許ない。

それで私は、「チケットぴあ」の「デジポケ」なるものに
このたび、初挑戦することにした。
これはパソコンから前日でも予約でき、席番もその場で判明するシステムで、
受け取りは、券のデータを携帯その他にダウンロードするか、
店舗に行って紙発券して貰うか、のいずれかになる。
宝塚に限って言えば、席番があれば「お忘れ券」扱いも可能かもしれない(^_^;。

@チケットぴあだって「B席あと僅か」状態だったが、
立ち見に較べれば体力的に雲泥の差だ。これにしよう。
ということで、買った。
パソコンのENTERキーを押した時点で、カード決済は決定しているので、
あとはなんとしても明日、観劇せねばならない。

ちなみに今日押さえた券はB席の最後列のヘリ同然の場所だった。
桟敷ライフ、ここに極まれり。

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姑は、ある程度は回復できたが、これ以上は良くならない、
と病院から言われたので、近々退院させて貰うことにした。
それで、きょうはその相談のために病院に行った。
担当のソーシャル・ワーカーと婦長さんから病状その他の説明があった。

姑の現状は、生活は全介助状態だが、経鼻栄養は完全に止められ、
お粥とミキサー食の経口摂取が出来ている。とろみをつければお茶も飲める。
常時意識清明とは言い難いが、意識レベルはほぼ保たれているので、
呼んだり話しかけたりすれば目が合うことも多い。
退院後は、特に生活上の制限はないので、以前通りで良いし、
可能なら食事内容も徐々に上げてみてもいい。
が、意識レベルがいつ低下するかわからない危険性はあるので、
様子がおかしいときはすぐに受診するように、とのことだった。

ソーシャル・ワーカーの男性が言った。
「これからは、やっぱり、きちんと診察は受けるようにして下さい」。
は?我々が受診をさぼったのが原因で、姑はこうなった、
と聞こえた気がしますが空耳でしょうか?
明らかに様子がおかしい、と連れて来ても、
『木の芽立ちの頃だから』と言われた記憶があるような無いような。

婦長さんは言った。
「薬は、便秘薬以外は、全部やめています」。
ビックリ。ありがとうございます。
ほらご覧、あの大量の薬をやめたお陰で、ここまで回復できたんじゃないか、
と思う私は、この際イヤな奴ですね?
3月の「木の芽立ちの頃」のとき、私は確か言いましたよ、
パーキンソン病の薬が効き過ぎている可能性は無いものでしょうか、と。
そのときの医師の返事は、
「薬は必要だからのんでいる。この程度の量で効き過ぎなどということはあり得ない」。
あれから、二ヶ月足らずで、それ全部やめたんですね。へ~……。

まじめな話、ここまで回復できたことには、大いに感謝している。
患者が完全に満足できる医療機関なんて無いのだろうし、
個人個人の都合や、気持ちの問題にまでいちいちつきあえない、
という病院の体制としての限界も、ある程度、想像することが出来る。

しかし、それでもなお、患者(または家族)側の気持ちに、
医療の現実は、なかなか応えてくれないものだなときょうは改めて痛感した。

婦長さんからは、お嫁さんはお舅さんを大切にしなくちゃ駄目ですとの訓辞まであった。
まぁね。これには一言もないでブヒ(^_^;。

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きょう私がいちばん萌えたニュースは『ジャガー横田 結婚』。
http://sports.nifty.com/headline/battle/battle_sponichi_20040517_2.htm

もうさんざんバレているので今更隠さないが、私はプロレスがかなり好きだ。
エンターテインメントとしての格闘技に大変、心惹かれるものがある。
ジャガー横田(とデビル雅美)は、その私にとって、
女子プロレスが面白くなるきっかけをつくってくれた人だ。

子供の頃はお決まりのように、猪木と馬場のファンで、
それから初代タイガーマスクに移り、長州力にハマり、
という具合に、男子を中心に見ていて、かたや女子プロというと、
派手な水着でヲタな男の子らの茶色い声援を集めながら、
リングの上では互いに長髪をつかんでふりまわし、黄色い絶叫、
……みたいなイメージしかなかった
(ジャッキー佐藤の、旨いプロレスをちゃんと見てなかった・反省)。

それが、ジャガー横田は違ったのだ。試合運びが、実に旨かった。
そのうえ「髪切りデスマッチ」に飛び込むような、「見せる」センスもあった。
私は彼女の出現で女子プロレスに本格的に目覚め、
ガチンコとエンターテインメントのバランスの上に立ったプロレスの良さを、
初めて女子レスラーによって見せて貰った。
そのお陰で私は、一部のヲタの間で幻と言われているドラマ、
女子プロをテーマにした『輝きたいの』(今井美樹初主演・84年5月)を、
リアルタイムで全回見た、という実績(???)があるのだ。
クラッシュギャルズの結成より前ですよ奥さん。

ジャガー横田はこの夏に挙式だそうで、
お相手は、東大病院第1外科勤務の医師・木下博勝さん(36)。
彼からのプロポーズは、「あなたのわがままを受け止められるのは私しかいない」。

ああああ~、イイ女にはこういうイイ男が、こーやって打ち込んでくれるのね~
(とひとりで萌え萌え(>_<)ヽ) 。

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「未納三兄弟」から話はどんどん拡大し、
今では未納一族があちこちにいたことが判明している有様で、
共同通信社が実施した全国電話世論調査によれば、
『国民年金保険料の納付状況を全国会議員が公開するよう求めたのは78.9%』
なのだそう。

だが、私は、どうもこの問題には、あまり心を動かされていない。
確かに義務化されている以上、未納は未納として責められるべきことだし、
社会人としてすべきことをしていなかった、という反省は必要だと思うが、
脱税じゃあるまいし、もう、未納者狩りは、ほどほどでいいじゃないか、
というのが私の感覚だ。

それより、この話で政治家もマスコミも大混乱、
という現状のほうが問題ではないかと、つい思ってしまう。
誰も彼もが未納で、辞任したり謹慎したりでは、
まともに世の中が動かないし、仕事が滞るばかりだ。
そんなことより、今もっと大事なことがあるのではないのか?
……などと思ってしまう私は、
やはり社会人としてのレベルが低いということなのかな(^_^;。

しかし、税金なら「滞納」「脱税」というのは明らかにワザとだが、
国民年金のほうは、「うっかりしていた」がかなりあり得るので、
これだけで「政治責任」まで問うのは大げさではないかな、と私は思う。
反省して、未納分は今から払えば、いいのではないか?
未納のままバレなかったから俺ラッキー♪という話では困るけど、
誰が何年何ヶ月未納だった、なんて、政治家名の一覧表が公表されても、
私は別に興奮はしないな。
近所の人々の一覧表なら、ちょっと興奮するかもしれないけど(爆)。

……ええ、そーなんです、
こんな、長々と、かばったようなことを言うのはですね、
誰も問題にしてくれないけど私にも未納期間が、相当、あったからなんですね。

極零細学習塾を経営し始めたばかりの頃、
それ以前は共済年金だったために、
月々の保険料を払いに行く生活に慣れていなかったのと、
忙しくて、銀行があいている時間には私の体があいていなかったのとで、
気がつくと、ず~っっっっっと払っていない、ということが、あった。
それどころか、払い込み用紙をなくしたりしたことさえ、あって、
いつから払っていないのかも、自分で把握できていなかったりした。
廃業するときになって、かなり、払った。

謹んで、懺悔致します、
私は、かつて、未納一族の仲間でした。

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キグレNEWサーカスを観たいと、
娘が言うので、きょうは朝からふたりで出かけた。

西区扇町の特設テント会場に着いたら、果たして、
当日券売り場には既に人だかりが出来ていた。
『サバキはおらんかな』
などと場違いなことを思ったが、
中二階のA席で良ければ指定券があると窓口で言われたので、
ゼータクは言わず、それを買った。

サーカスなんて何年ぶりだろう。
私は十年くらい前に、「ヌーボー・シルク」というジャンルに属する、
カンパニー『シルク・ド・ソレイユ』の
『ファシナシオン』と題する来日公演を観た覚えがあるのだが、
あのときの最も鮮明な記憶と言ったら、
あまりに高いところで展開する空中ブランコを見ていて、
私が酔ってしまった、ということだ。
せっかくのショーなのに、なんでこんな、猫にコンバンハな思い出。

で、今日、私は心配になって、
空中ブランコのとき娘のほうを伺い見た。
娘は、酔ってはいなかった。
が、目がウットリとなって、今にも眠りに落ちそうな顔をしていた。
目の前で、ゆ~ら ゆ~ら揺れるものを見ていたら、
『あなたは だんだん ねむくな~る~』
という感じだったらしい。

だが娘が催眠術にかかりそうになったのはそのときだけで、
あとは、固唾をのんで綱渡りを見つめたり、
お兄さんたちの玉乗りに感嘆したり、
ピエロのトランポリン演技に手を叩いて喜んだりして、
とても楽しそうだった。

動物たちも本当に賢いので感心してしまった。
とりわけ、象さんが実にお利口さんだということが改めてわかった。
曲芸も良かったが、後足で立ってから余裕でベンチに腰掛けて見せたのが、
なんだかとても意外だった。象が椅子に座った格好なんて。
『だけど高校のとき、こんな感じの先生が居たなぁ』
『そういやハーレクインロマンスに”六カ国語を話す猛獣つかい”
って設定のヒロインが居たな』
と、突然変なことを思い出したりもした。

「面白かったね~!!!きょうは最高の土曜日だな~!!!」
と娘は大喜びだった。

が、帰りに一波乱あった。
広島人のくせに土地勘のない私は道に迷い、
歩いているうちに『広島修道大学ボート部』の看板が見えてきて
市街地ではなく、一級河川・太田川を目指して歩いて来たことを知ったのだった。

♪おうちが どんどん 遠くなる

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きょうは宝塚大劇場・宙組公演『ファントム』の初日だった。
さきほど、観劇した友人からメールが来た。

凄く、よろしい、と。
涙が溢れて止まりません、と。

彼女は盲目的なファンというスタンスで見ているのではないので、
初日から褒めることは稀なのだが、
作品的に大変良いらしいことがわかり、彼女の感想を聞いて嬉しかった。

私の初日は、……いつだ(^_^;。

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私の説教が終わり、娘は明日の時間割を合わせ始めた。

私「明日は忘れ物しないように、しっかりチェックしとくんだよ」
娘「うんっ。完璧っ!」
私「連絡帳、ちゃんと見たね?」
娘「うんっ。明日はね、こくないかけんしん、があるんだよ?」
私「は?」
娘「こくないかけんしん」
私「なんだ、それ?」
娘「さぁ?だって黒板に、そう書いてあったんだもん」

こくないかけんしん???
私はちょっと考えた。

そして、わかった。
ある種の誤りに至る、娘の思考回路を
私は、ときとして、天才的な嗅覚を持って解読することができる。

私「それは、違う。『国語』と『内科検診』だと思うね」
娘「え」
私「国語の授業の最中に、呼び出しがあってクラスごとに順番に、
 保健室かどっかに行って、内科検診を受ける、という予定だろう。
 それが黒板には、『国・内科検診』と書いてあったんだと思う」
娘「そっか~~~!」

納得している場合じゃない。
国語の教科書を、だから忘れないように!!!

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きょうは、とても驚愕した。
担任の先生による家庭訪問は明日だと娘から聞いていたのに、
午後、ぴんぽんと鳴ったから出たら、見覚えのある先生が立っておられたのだ。
家庭訪問は、今日だったのだ!!
どうするんだ、私の服装は寝間着と紙一重、化粧もしてない。

しかも、今までの先生は決して靴など脱がず、
玄関先で話をされたものだったのに、
この先生は、私が「どうぞ」と言ったら本当に上がって来られた。
そのことで私はもういっぺん驚愕した。

動揺のドツボに陥った私は、先生を思いっきり下座に座らせてしまった。
自分が床の間を背にして座るって、どうですか、おい(^^ゞ。
ま、自分は寝間着だが、とりあえず部屋に布団は敷いていなかったのが、
不幸中の幸いだった。

先生は、娘について、
「いつも良い表情で、しっかりされていて」
と褒めて下さったが、その後に語られた娘の実態は、
その社交辞令とは懸け離れたものだった。
娘は忘れ物クイーンの座を欲しいままにしていて、だらしがないし、
給食で嫌いなものが出るとズルして食べないし、
「もう一皮、剥けると良いのですが(^^ゞ」と先生は困っておられた。

ええ、一皮でもふた皮でも、剥いてマシな中身が出るんなら、
タマネギのように剥いてやって下さいまし。
私も精出して、ひん剥いてやりたいと思います。

平身低頭して先生を送り出し、私が怒りに燃えているところへ、
娘が帰ってきた(友達の家で遊んでいたのだ)。

娘「あー、きょうはねえ、学校でびっくりしちゃったよ」
私「あんたもかい。私も今、もの凄くびっくりしていたところだよ」
娘「だってね~、算数の教科書、ちゃんとランドセルに入ってると思って
 安心していたら、な~んと、去年の3年生のときの教科書だったんだよ~」

オマエ、今日という今日は……。

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私は実生活ではしょっちゅう引っ越ししているのだが、
サイトのお引越は初めてやった。
荷物を、ちょっとずつ新居に運べて、これはいいなぁと思った。
転居通知も、個別に出したって勿論いいけど、
それプラス、元の家の前に転居先を貼り出しておけばいいなんて天国だ。

官舎のお引越だったら、全然こうは行かない。
だいたい、県外に行くのだから、
荷造りして一回でまとめて出さないといけないし、
忘れ物をしても、ほぼ、取りに戻ることは不可能だ。
それに転居通知は、各所に自分で出さなくてはならない。
もとの家にはすぐ次の人が入るから、完璧に明け渡さなくてはならず、
我々が居た痕跡なんて残しては駄目だ。
「行き先はここです」と貼り紙なんかしようものなら、
営繕課の人に数時間ではがされているだろう。
あ、でも郵便局なんかに転居通知を出しておくのはアリか。

しかし、今回、何より嬉しかったのは、
サイトのお引越には「退去点検」がなかったことだ。
プロバイダ提供のオンラインHP作成ソフトの具合が悪くなったのは、
私のせいじゃないよね(^_^;?

新アドレス:http://www.geocities.jp/rc1981rc/

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娘の国語の教科書に、金子 みすゞの、『ふしぎ』という詩がある。

詩を構成している四連が、すべて、
『わたしはふしぎでたまらない』という言葉で始まっていて、
何が不思議でたまらないのかが、その後に述べられている。
例えば、『黒い雲からふる雨が、銀にひかっていること』や、
『青いくわのはたべている、かいこが白くなることが』が、
『ふしぎでたまらない』と、この詩は言うのだ。

http://www.geocities.com/sisimaikusiki/2001/1028/kanekomisuzu.html

確かに、見慣れていたり、あまりに些細だったりして、
全く目をとめないような事柄の中に、
実は自然の「不思議」がいっぱい隠されている、
というのは、日常、大いにあり得ることだと思うし、
こんな繊細な感覚を持ってすれば、
美しい「不思議」や、切ない「不思議」が、もっとほかにも、
私たちの目の前を通り過ぎていることに気づくものなのかもしれない。

……と私は、ガラにもなく、娘の教科書を見て考えた。

で、娘は宿題を出されていた。
『この詩に倣って、”わたしも、不思議でたまらない”という文を使い、
皆さんの不思議を、書き表してみましょう』

娘の作品:
わたしも ふしぎでたまらない
ズボンをはいてる女の子が とても可愛いと言われるのに
スカートはいている男の子が とても危険だと言われることが


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