姑は、ある程度は回復できたが、これ以上は良くならない、
と病院から言われたので、近々退院させて貰うことにした。
それで、きょうはその相談のために病院に行った。
担当のソーシャル・ワーカーと婦長さんから病状その他の説明があった。
姑の現状は、生活は全介助状態だが、経鼻栄養は完全に止められ、
お粥とミキサー食の経口摂取が出来ている。とろみをつければお茶も飲める。
常時意識清明とは言い難いが、意識レベルはほぼ保たれているので、
呼んだり話しかけたりすれば目が合うことも多い。
退院後は、特に生活上の制限はないので、以前通りで良いし、
可能なら食事内容も徐々に上げてみてもいい。
が、意識レベルがいつ低下するかわからない危険性はあるので、
様子がおかしいときはすぐに受診するように、とのことだった。
ソーシャル・ワーカーの男性が言った。
「これからは、やっぱり、きちんと診察は受けるようにして下さい」。
は?我々が受診をさぼったのが原因で、姑はこうなった、
と聞こえた気がしますが空耳でしょうか?
明らかに様子がおかしい、と連れて来ても、
『木の芽立ちの頃だから』と言われた記憶があるような無いような。
婦長さんは言った。
「薬は、便秘薬以外は、全部やめています」。
ビックリ。ありがとうございます。
ほらご覧、あの大量の薬をやめたお陰で、ここまで回復できたんじゃないか、
と思う私は、この際イヤな奴ですね?
3月の「木の芽立ちの頃」のとき、私は確か言いましたよ、
パーキンソン病の薬が効き過ぎている可能性は無いものでしょうか、と。
そのときの医師の返事は、
「薬は必要だからのんでいる。この程度の量で効き過ぎなどということはあり得ない」。
あれから、二ヶ月足らずで、それ全部やめたんですね。へ~……。
まじめな話、ここまで回復できたことには、大いに感謝している。
患者が完全に満足できる医療機関なんて無いのだろうし、
個人個人の都合や、気持ちの問題にまでいちいちつきあえない、
という病院の体制としての限界も、ある程度、想像することが出来る。
しかし、それでもなお、患者(または家族)側の気持ちに、
医療の現実は、なかなか応えてくれないものだなときょうは改めて痛感した。
婦長さんからは、お嫁さんはお舅さんを大切にしなくちゃ駄目ですとの訓辞まであった。
まぁね。これには一言もないでブヒ(^_^;。
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