転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



疲労感があるわ、やっぱり、もう若くないのね、
と言いたいところだが、
昨日の強行軍は、二十代の頃の私でも、
積極的に望むような日程ではなかった。
東京日帰りという時間的なキツさもさることながら、
最終の新幹線で帰って自宅に着いたら午前1時、
で、きょうが月曜日、というのは、やっぱり勘弁して欲しかった。

今朝、皆を送り出したあと(舅も広大受診日だった)、
私はひとあたりの片づけをして、コト切れた。
文字通り爆睡して、昼過ぎまで目が覚めず、
宅配便が来たのも全然知らなかった。
おばーちゃんが居るときに私がこんなことになったら、
食事どころがお茶も持って行かずに、半日放置してしまうところだったが、
幸い、今は病院にお世話になっているので、良かった。

きょうはとにかく思考力が低下していて、
例の「子供会」の公園巡回当番の表が回ってきていたのだが、
『明日でいいや』となぜか思ってしまい、
夜になってもう一度見直したら、きょうの巡回予定だった。
どうして明日でもいいと反射的に思ったのか、謎だ。
どこまで自分に都合の良い思い違いが、咄嗟に出来るものなのだろうか。
仕方ない。明日の朝、巡回して、すぐ次の人に渡そう(^_^;。

そういえば、主人の厳重なる違法駐輪は見逃されたようで、
自転車はちゃんと、○○病院に、あったそうだ。
雨を見越して、軒下につないでおいたので(犬かよ)、
チャリンコはまったく濡れていなかったと主人は威張っていた。


Trackback ( 0 )




広島~東京、日帰り。
やれば出来るものね(^_^;。
きょうは、従妹の結婚式と披露宴があって、とうとう、行って来た。
会場にデーモンは居なかったのでデぶルマンも必要なかった
(でもパーマン4号だということは、バレていたかもしれない)。

きょう結婚した従妹Rちゃんは、私の母方の叔父一家の末っ子で、
ここの長女であるMちゃんが私と同い年で、高校も一緒だった。
だから、独身時代は、Mちゃんとは同級生としてしょっちゅう遊んだ。
そして、その妹であるRちゃんも、ときどき、くっついて来た。
7歳も離れているので、とても小さい子という印象だったが、
いつしか、私達が卒業した高校に彼女も通うようになり、
私が結婚した頃には彼女は大学生で、
姉のMちゃんの結婚式で会ったときには、
Rちゃんは確か、社会人1年生だった。

きょう、清楚なビスチェ・スタイルのドレスを着た美しいRちゃんが、
精悍な新郎の横で慎ましく微笑んでいるのを見ていたら、
陳腐な例えだが「走馬燈のように」(っていうか走馬燈って見たことない)、
今までの思い出がまぶたの裏に蘇った
(この場で思い出してはならんことまで思い出したりした)。
そして、いつも精力的に仕事をしていた叔父さんが、
いつしか白髪まじりのおじいちゃんになっていたことを改めて知った
(でもなぜか、叔母さんは昔と変わらず美しかった)。

が、それはともかく。
この佳き日に、申し訳ないことだが、
たったひとつの不満は、時間があまりに「押して」しまったことだ。
披露宴自体が予定より30分近く遅れて始まり、
主賓挨拶と乾杯のあとは、スピーチや(デぶルマンの)余興もなく、
延々と「歓談」になり、その後、Rちゃんのお色直しが大変で、
そして予定のお開きの時刻が近づき、お料理のコースが終わる頃になって、
なぜか、「ではこれからご友人方にご祝辞を頂戴します」が始まって、
ここで主人と私は、あえなく、タイムリミット!
早稲田近くのホテルだったので、
新幹線に乗る品川まで、移動せねばならなかったのだ。

うううう。
ピアニストであるMちゃんがRちゃんと姉妹で連弾するという予定で、
会場にグランドピアノが入れてあったのに、聴けなかった(T.T)。
あの不思議な段取りの披露宴は、あれから、結局、どうなったのだろう。

今度、Mちゃんに電話して顛末を聞こう~。

Trackback ( 0 )




うちの娘は地域の「子供会」に入っている。
娘は子供会のイベント目当てなのだが、
子供が加入していると、子供会関連の親の仕事が増える。
季節ごとの行事ももちろんだが、それに加えて、
定期的な町内の清掃や巡回などもある。結構、負担だ(^_^;。

その一環で、近所の公園の掃除が毎月、第二土曜の朝、あるのだが、
きょうは、最寄りの集会所を借りての、
子供会の「新入生歓迎会」がもともと予定されていたので、
掃除も、午後の歓迎会のあとそのまま皆で公園に移動してしましょう、
という連絡が、係の人からまわって来ていた。
で、私は舅に言った。

私「きょう、ちょっと、みーこと一緒に、昼から夕方まで出かけますんで」
舅「ああ。どっか行って来るんか」
私「いえ、それが、子供会の1年生歓迎会のあと、
 続けて、子供会のみんなで公園掃除があって」
舅「やれやれ。とんだ歓迎会じゃのう(^_^;」

た、確かに。
顔合わせの一発目から掃除をさせられるという。

さて、夕方、その『とんだ歓迎会』をどうにか終えて、
娘らはまだ元気で、皆でそのままフットベースボールをする、
というので公園においたままにして、私だけ家に帰った。
すると、主人が帰ってきていた(夕べは泊まりがけの仕事だった)。

夫「あした、東京行くじゃん」
私「うん」
夫「俺、明日遅くなって疲れることを見越して、
 明後日の出勤に楽なところに、自転車をとめてきた♪」
(主人は自転車を結局、新調したのだ)
私「出勤に便利なとこって、どこ?」
夫「へへ。○○病院」
私「ああ、確かに(職場最寄りのバス停で)バス降りてすぐのとこだね。
 月曜は歩かないという決心な訳ね。 だけど今度は盗られないだろうね?」
夫「大丈夫っっ!!鍵かけて、チェーンもちゃんとつけて、止めてきたから!!」

あのさ。
それって、すげー厳重な違法駐輪して来ただけやん。
月曜の朝行って、苦労してチェーンを外していたら、
その○○病院の守衛が寄ってきて、「もしもし」って言うよ?

悪いことは言わない、今から行って、外しておいで。
そして、ちゃんとしたとこに止めなおしなさい(駐輪場とか)。

Trackback ( 0 )




今朝、主人がまだ言っていた。

夫「そうだ。パーマン2号じゃなくて、パーマン4号がいい」
私「なんでひとり飛ばすかな。私は3号が希望なんだけど。4号って」
夫「『パーやん』」
私「どんなんだったっけ」
夫「関西人で、太っとる」

いくら私が生粋の広島人やないかて、それは、あんまりやろ。

Trackback ( 0 )




前にも書いたが、
今度の日曜日は、東京で従妹の結婚披露宴があって、
我々は夫婦で招ばれている。
東京まで日帰りの強行軍だが、行けるだけでも有り難い。
今の状況なら多分、出発できるだろう。

こんな晴れがましい場に出かけて行くなんて、随分と久しぶりだ。
主人のほうは礼服を用意するくらいで、特に準備はないが、
私はこれでも一応女だから、身の回りのことなどいろいろと支度が大変だ。
定番が無いというのはツラいものなのだ。

ついては、超・久しぶりに髪をなんとかせねばということで、
明日は美容室に行くことにして、予約をした。

私「さぁ、明日は美容院へ行って」
夫「うん」
私「パーマをかけて」
夫「パーマン2号になる」

おい。それは猿だろうが!!

「パーマン2号」とは世を忍ぶ仮の姿、その実態は「デぶルマン」。
余興だけは完璧だな(どこが)。

Trackback ( 0 )




広島人として生きていくのに大事なことがいくつかあって、
そのひとつの例は、先日も話題にした通り、
イラクがどうにかなりそうだということより、
とりあえず「カープの新球場」のほうが一大関心事、とか、
あるいは、与党幹事長が改憲について何言ったカニ言ったよりも、
今は「広陵高校の野球部監督辞任」のほうが大事件、とか、
まぁ、そのようなものなのだが、
連休というと、これまた、
広島市民が絶対ハズしてはならないイベントがある。

それは、『フラワー・フェスティバル』。

これが実は、西日本では例年、
「博多どんたく」に次ぐ、屈指の人出を誇るイベントだ
(広島っ子はこの期に及んで「博多どんたく」なんか知ったこっちゃないが)。
この祭りの期間中、連休の広島市内は壮観だ。
知っている人は知っている『平和大通り』を、
次から次へと、大音響とともに派手なパレードがやって来る。
道路の両脇は数え切れない露店が軒を連ねている。
また、市街地のあちこちにある特設ステージでは、
夜を日に次いでのイベントが三日間、繰り広げられ、
その多くは連日、地元テレビ局で中継される。

それで、私も、今日は行った。
私は本来、祭りなんてあんまり好きではないのだが、
広島市民を名乗る以上、娘には『フラワー』なるものを
一度はきちんと見せておかねばならないと思ったし、
「連休くらい、子供をどっか連れて行っちゃれ」
と舅も朝から繰り返し言っていたからだ。

しかし。
想像を絶する人出だった。
これまた知っている人は知っている神戸の『ルミナリエ』の、
まるで点灯式の晩みたいに、もう、むちゃくちゃに人が多いのだ。
前後左右を人に囲まれて、娘を見失わないようにするのがやっと。
まともに歩けないし、横へ逸れるのもタイミングを計らないと危ない。

結局、人垣の遙か向こうの、露店の連なりの、
更に向こうにあるらしい、「平和大通り」のほうから、
「ヘイ~~っっ!!」
「ハ~~っっ!!」
と何か尋常でない呻き声と地響きのする音楽が聞こえていただけで、
肝心のパレードは全然見えなかったし、
いろんな色の服を着た人が大勢視界を横切るので目が回るし、
私の「フラワー・フェスティバル」は単なる肉体的拷問だった。

娘がそばで言っていた。
「も~、歩き疲れて、足が痛いよ。
でも棒にはならないんだよ。太いから。丸太になった」

Trackback ( 0 )


ブタ  


だんだん暑くなって来た。
昨日今日と雨が降ったので、少し早いが「そうか、また梅雨が来るな」
と思ってしまった。

梅雨時になると思い出すことがある。
私が小学校2年生で、神戸から広島の辺境に引っ越してきてすぐの頃のことだ。
私は当時、近所の男の子ふたりと一緒に登下校していた。
なんしろ田舎で、家の少ない地域だったから、
女の子と学校に行きたい、などという、選択の余地は無かった。

ある雨上がりの朝、いつものように、学校への道を、
彼らとともに歩いていたとき、ふたりのうちのひとりが、
「あっっ、ブタじゃっ!」
と叫んだ。すると、もうひとりも、
「ブタじゃ、ブタじゃっっ!!」
と取り乱し、ふたりは私をおいて、凄い勢いで走り出した。

あたりを見回したが、ブタなんか居ない。
……ってことはアタシか?おい。待てオマエら!
私は大いに憤慨したが、ふたりは、
しばらくすると追いついてきた私に、何事もなかったように話しかけ、
下校のときもまた、いつも通り3人で帰った。

それからもときどき、「ブタ」が出現した。
普通に喋っている最中に、突然、何かの発作でも起こしたかのように、
彼らが「ブタじゃっっっ!!」と言い出して、
その場から逃げ出す、ということが幾度も起こった。

さて、ある日のこと、校庭で遊んでいる最中に、
私は自分のふくらはぎが妙に痒くなり、
見てみると、そこから血が出ているのに気がついた。
それは足の一点から染み出し、ソックスにまでシミをつけていた。
「あ~っ、血が出てる!」
と言った私を、一緒に遊んでいた女の子がのぞき込み、
「ああ、ブタに噛まれたんじゃね」
と言った。

「ブタ?」
と目を丸くした私に、友達は爆笑した。
「ちゃうよ~、ブト!!ブタじゃないよ~~!!」

私は、このとき、初めて知ったのだ、
広島弁で「ブヨ」のことを「ブト」というのだ、と。
登下校仲間のあの男の子ふたりは、
ブヨが飛んで来たのを見て逃げたのだった。

私から逃げたのではなく。

Trackback ( 0 )




おばーちゃんは入院生活が続いていて、前のように私と喋る機会が少ないし、
おじーちゃんはおじーちゃんで、やはり寂しいのか家にいてもおとなしいし、
主人は基本的にはいつでもオモロいが、仕事仕事であまり家に居ないし、
小さい頃は人間離れして可笑しかった娘も、成長してマトモに近づいて来たし、
要するに何が言いたいかというと、
このところ、誰もブっとんだことを言って私を笑わせてくれないので、
手応えのない毎日になってしまい、つまらない、ということなのだ。

と私が言ったら、主人は考え込んだ。

夫「そうだなぁ。十億円くらい入ったら、俺、仕事やめてもいいけど」
私「それで家に居て、笑わせてくれると?(それもチトうっとーしいかも・殴)」
夫「うん。たぶん」
私「でも途方もない金額だね。もうちょっと、こう、奥ゆかしく、やれないかな」
夫「十億円って高いか?」
私「そもそも、どっから出てきた金額なのかね」
夫「じゃあ、下げる」
私「もうちょっと現実的にだな」
夫「九億円でもいい」
私「………(^_^;」

九億円入ったとして、生活費を除いたあと、まだ残るであろう大部分の資産で、
いったい何をしたいのか尋ねてみると、主人はまた考え込んだ。

夫「えーと。まず、家、買って~」
私「バリアフリーとかなんとかって凝ったって、
 うちの家族の人数じゃ、部屋数なんか知れてるし、豪邸要らないし、
 大理石のマントルピースとか純金製の洗面所シンク、
 っていう趣味もないから、ま、行っても何千万単位の話じゃないの?」
夫「それから、フランス料理のフルコース食って~」
私「毎日は無理だと思うよ」
夫「そいで~、ファーストクラス乗って、おフランス行って、ルーブル見て……」

主人は言葉に詰まった。所詮、そんなもんだった。
だが私も人のことは笑えない。
主人の夢想話を聞きながら、私も自分なら何をしたいか考えたが、
まず思いついたことは、例の5万円のクロアチア語翻訳、
とりあえず九億円あればやってみるだろうなぁ、ということだった。

Trackback ( 0 )




今日の昼、主人が自転車を盗まれた。
最初、出先の彼から、
「自転車を盗まれてしまった」
と携帯にメールが入ったとき、私は、
「違法駐輪していて撤去されたの?」
とひどい返信をしたのだが、事態は、全然そうではなかった。

某BOOK-OFFに行って、ちょっと、と思って自転車をとめて、
中でささっと立ち読みした程度で出て来たつもりだったのに、
出てきたら、無かったのだという。その間、十数分。
数ある自転車の中から、よくぞ選んで盗って行ったものだ。

帰ってきた主人は意気消沈していた。
夫「ほかにもいっぱいとめてあったのに~」
私「鍵は」
夫「つけっぱなし」
私「自転車に名前書いてなかったの」
夫「書いとらん。書いとったって出て来んし」

それじゃ自分が悪いんやん、
と言いたかったが、カワイソーだったので、やめた。

夫「チクショー。昨日の休日出勤の手当てが、自転車代でパアだ~」
私「ちとは歩け、っていう神様の思し召しだろう」
夫「やだ~~」

自転車を盗まれるのは、福岡時代からいったいこれで何台目だろう。
この十年、商店街の真ん中、銀行の前、いろんなところで盗られた。
自転車本体以外にも、彼は神戸労災病院の駐輪場で、
自転車の前カゴに入れていた革の手袋を盗られたことがあるし、
自転車に関係ないが、同じく神戸の某レストランでは
紳士用の傘のかなりいいやつを盗まれたこともある。
なぜ、彼ばかり盗難に遭うのか。

そこまで考えて私はふと思った。
もしかしたら、彼は、これまで数々の盗難に遭ったという事実を、
あまり、記憶していないのではなかろうか。
ちょうど、自分がこれまでに幾度も財布を忘れたということを
すっかり忘れてしまっているように。
だから、性懲りもなく善良な止め方をして
何度となく自転車を盗まれるのではないだろうか……。

地元テレビ局中国放送の広告の紙をそばで眺めていた娘が、
絶妙なるタイミングで呟いた。

娘「『渡る世間は鬼ばかり』?仏ばかりだといいのにねえ」

Trackback ( 0 )




新パソ子ちゃんは、見目麗しく、従順で、
それでいて仕事は手早くこなし、実に良い子なのだが、
たったひとつ、私には不可解な点がある。
それは、やたらと音を立てることだ。

まず、非常に頻繁に、「うぃ~~~ん」と唸っていて、
しょっちゅう、そこらじゅうに熱い吐息を振りまいている。
これのおかげで、CDを再生していても聴きづらい。
もうちょっと静かにやってくれんかな。

また、この音がしないときは、どこか奥のほうで、
かしゃ……、くしゃ……、ころん……、
という音がたびたびしている。
あまり音がするので、もしかして、このパソ子の体内には、
小さい小さい「巻き毛が可愛いバンパネラねずみ」がいて、
少しずつ、悪いことをしているのでは?と妄想してしまった。

これって、正常なんでしょうか???
いや、勿論、私が、じゃなくて、新パソ子が。

ところで、話は全然違うのだが、私は心密かに、
今朝の新聞の一面がどういう構成になるか、楽しみにしていた。
だって昨日は、例のイラクでの邦人人質事件の当事者ふたりの会見と、
北朝鮮拉致被害者を救おうという『国民大集会』『国民大行進』とが、
同時に行われた日だったからだ。
これらを、どういう割合でどのように扱うかで、
我が家で取っている某ローカル新聞のスタンスがわかろうというものだ。

……と思ったら。
一面トップの見出しは『カープの新球場、2案、再浮上』。
続いてフラワーフェスティバルの話題。

ふ。さすが広島(苦笑)。
『安倍氏、改憲を力説』と『広陵の中井監督辞任』が
同じ大きさの活字だし。

Trackback ( 0 )



   次ページ »