転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



娘の国語の教科書に、金子 みすゞの、『ふしぎ』という詩がある。

詩を構成している四連が、すべて、
『わたしはふしぎでたまらない』という言葉で始まっていて、
何が不思議でたまらないのかが、その後に述べられている。
例えば、『黒い雲からふる雨が、銀にひかっていること』や、
『青いくわのはたべている、かいこが白くなることが』が、
『ふしぎでたまらない』と、この詩は言うのだ。

http://www.geocities.com/sisimaikusiki/2001/1028/kanekomisuzu.html

確かに、見慣れていたり、あまりに些細だったりして、
全く目をとめないような事柄の中に、
実は自然の「不思議」がいっぱい隠されている、
というのは、日常、大いにあり得ることだと思うし、
こんな繊細な感覚を持ってすれば、
美しい「不思議」や、切ない「不思議」が、もっとほかにも、
私たちの目の前を通り過ぎていることに気づくものなのかもしれない。

……と私は、ガラにもなく、娘の教科書を見て考えた。

で、娘は宿題を出されていた。
『この詩に倣って、”わたしも、不思議でたまらない”という文を使い、
皆さんの不思議を、書き表してみましょう』

娘の作品:
わたしも ふしぎでたまらない
ズボンをはいてる女の子が とても可愛いと言われるのに
スカートはいている男の子が とても危険だと言われることが


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