帰りによくアクシデントに見舞われる我々だが
今回はなにごともなく、予定通り年内に(爆)
広島に戻ってくることが出来た。
寒い寒い宇治から舞い戻ったら広島も結構な寒さだった。
急いで部屋を暖房してお布団を敷いてお風呂を沸かした。
旅行から戻ると、ああ家は良いな♪としみじみ思う。
去年のこの日を、一緒に過ごしたばーちゃんが、今は居ない。
私は未だに、ばーちゃんの衣類を整理できないでいる。
特に、ばーちゃんが晩年はいていた靴を見るのが未だに切ない。
車椅子に座ったばーちゃんに、この靴を履いてもらうとき、
私が介助しやすいように、ばーちゃんはいつも、
片足をちょっと持ち上げてくれたものだった。
マジックテープを止めて、「できました♪」と見上げたら、
ばーちゃんはいつも、にっこり笑ってくれた。
この靴は、もう誰も履かないけど、処分できないなあと思う。
きっと来年も、このまま一緒に過ごしてしまうだろう。
でも一方で、ばーちゃんはじーちゃんと一緒にいるんだ、
と思えることが、今年は、とても幸せだ。
良かった良かった良かったね、と理屈でなく思える。
今年は、いろいろな、大切なものをなくしたが、
願ったもの・思いがけないものを手に入れた一年でもあり、
結局、ジタバタしてもなるようにしかならない、
ということを、折に触れて思い知った日々でもあった。
来年も、なるようになる一年なのだろうけれども、
せめて自分の知恵の及ぶ範囲では、最善を尽くしたと言えるよう、
感性を磨く努力を自分なりにしたいものだと思っている。
皆様、今年もありがとうございました。
どうぞ、良いお年を。
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