転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



お笑いをこよなく愛する転娘みーちゃんの、暮れの風物詩は
居間のテレビを占拠して『M-1グランプリ』を見倒すことだ。
昨夜も、夕方早くからスタンバイOKだった。

三年前のチュートリアルは、娘大絶賛のうちに優勝した。
彼らの「ちりん ちりん」の可笑しさは、
今でもよく我が家でネタになるほどだ。

チュートリアル ちりんちりん(YouTube)

ところが一昨年は、娘のイチオシだったキングコングが、
決勝でサンドウィッチマンに敗れてしまった。
敗者復活から這い上がってきたサンドウィッチマンは、
確かに巧かっただけに、娘も納得せざるを得なかった。

キングコング 2007 M-1決勝(YouTube)

それで、昨年はもう、早くからキンコンキンコンと応援したのだが、
肝心のネタがふるわず、思いがけずNON STYLEに取られてしまった。
キングコングに関しては、前年のネタのほうが遙かに良かった、
今回あっちをやっていれば、・・・と娘は悔しそうだった。

そして、結成10年目で今年が最後の挑戦となったキングコングは
なんと敗者復活戦まで来て敗退してしまったということで、
昨夜娘は大いに落胆し、もはや誰を応援するでもなく、
真っ新の状態で決勝を見ることになった。

しばらくは腕組みをしてフーンと尊大にテレビを見ていた娘が、
俄然、身を乗り出して爆笑の連続になってしまったのが、
笑い飯の『鳥人(とりじん)』というネタだった。
これは凄い、可笑しすぎる、と娘は抱腹絶倒になり、
果たして、審査員の島田紳助が史上初の100点をつけるなど、
決勝戦一回目の闘いは圧倒的だった。

・・・と、ここで、娘に電話が入った。
仲良しのお友達からで、娘は瞬時、テレビを忘れ、
学校のこと、漫画のこと、冬休みのことなどで、
ケタケタと長電話を始めた。

そして、その間も『M-1グランプリ』は着々と進行し、
決勝戦二回目の闘いが終わり、
娘が受話器を持ったまま横目で見た結末は、

笑い飯、ではなく、
パンクブーブーの優勝、だった。

「何が起こったのか分からない」、
と娘は、まるでパンクブーブーご本人たちのような感想を漏らした。

100点の笑い飯を破り、M-1王者はパンクブーブーに決定!(東京ウォーカー)

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