ハッスルが事実上消滅…わずか6年で終止符(デイリースポーツ)
『ハッスルが事実上、消滅した。経営コンサルティング会社社長の酒井正和氏(43)が8日、都内で会見し、経営難のハッスル引き継ぎを断念した。同団体の最高顧問を辞任し、ハッスルを運営するハッスルエンターテインメント(HE)社との業務提携解消を発表。ハッスル所属だった数選手を引き抜き、新団体「スマッシュ」を旗揚げする。また、大手パチンコメーカー「京楽」がハッスルのスポンサーを撤退していたことも、デイリースポーツの取材で分かった。04年に旗揚げしたハッスルはわずか6年で幕を下ろすことになる。』
なんだかもう、プロレスというジャンル自体が、
終わってしまいそうな、虚しい気分だ。
とっくの昔に、私はプロレスファンではなくなっているが、
それでも、唯一、景気の良さそうだったハッスルがこうなると、
本当に娯楽としてのプロレスが失われて行くのが見える気がする。
昔のように、小さなナントカ体育館のドサ回りなどやっても、
もう、興行的にはほとんど採算の取れない時代なのだそうだが、
かと言って、大きな場所でビッグイベントが成り立つほどの
体力のある団体なんて、そうそうあり得ないだろう。
『身の丈にあった基礎作り』
という酒井氏の言葉は、しごく真っ当なものではあるけれど、
実際に取り組むのは、非常に難しいことではないかと思う。
それにしても、一時期のハッスルが仕立ててくれた、
オーちゃん(小川直也)と高田総統の抗争には、
大いに笑わせ楽しませて貰ったし、
私は実は、インリン様も相当、好きだった(逃)。
2007年の神宮花火大会のとき、
暑さに負けて帰った私は、つくづくアホだった。
あんな特別カード、もう二度と観られなかったのに。
プロレスはガチンコの格闘技でないことなんて、
既に皆知っていたわけだから、
あからさまにストーリーを持ち込むハッスルのやり方は、
私はこの際、実にキモち良いじゃないかと思っていたのだが、
支持は続かなかったようだ。
ファン層にも問題があったか。
川田利明や天龍源一郎のファイトが観られる一方で、
ケロロ軍曹やご当地モンスターなんかも出て来るし、
楽しいプロレスは全部ハッスルにあるという感じで、
結構良い発想だと思ったのだがな(苦笑)。
お給料も出せない状態になったのでは、仕方がない。
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