転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



主人がテレビを観ていたら、「鬼嫁運動記者倶楽部 勝ちグセ。」
という企画で、北斗晶がマツダスタジアムに来ていたことがわかった。
放映は23日(土)だそうだ。

私「ほー、デンジャラス・クイーンが広島に!」
夫「ほうよ。カープにゃ、ちーとカツ入れてって欲しいわ」
私「監督に、一丁」
夫「いやもう、オーナーの頭カチ割ってもろて、ええけ」
私「『ふざけんじゃねえ!オラ殺すぞ!』とノーザンで」
夫「そうそう!」
私「なんなら健介も呼んで、監督とオーナーをダブルで」
夫「いっそ殺(ヤ)ってくれてええから、もう」

ルイスが投げてさえ今夜も勝てないカープに、
もはや主人はキレているのであった。

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それにつけても、昭和のプロレスは素晴らしかった。
このところ、よくYouTubeで昔の映像を検索してみるのだが、
初代タイガーマスク(佐山聡)は本物の天才だったとつくづく思う。
でも、惜しいことに、彼は、プロレスをやりたくなかったのだ。
あのまま続けていたら、どれほど偉大なレスラーになっただろう。
マスクのまま、新日のエースになれたかどうかは、微妙だけれど・・・。

タイガーマスク vs ダイナマイト・キッド(1982年)(YouTube)

『やりたいことと、やるべきことは、違うんだな』
という植木等氏の言葉は蓋し名言だった。

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主役をさしおいて、なんでゆうひ(大空祐飛)くんを語っているのか、
我ながらおかしいのだが、もうひとつだけ、ロメロのことを書くと、
決闘の直前に、エリオとエバの出生の秘密が明かされ、
絶望のただ中に突き落とされたエリオを前にして、ロメロもまた、
深い打撃を受けたことが、今回の舞台ではよくわかった。
残念ながら私は正確な台詞を覚えていないのだが、
『どう申し上げたら良いのか』みたいなことを、
ロメロがエリオに向かって言葉少なに言う箇所があって、
この言い方が、ゆうひくんのはとても巧かった。
短い台詞だが、大変に印象に残ったのだ。

ここではもう、話の中心はエリオのほうに移っているし、
ロメロの発言は、言い様によっては蛇足にさえなりそうなのに、
ゆうひくんの声のトーンからは、ロメロの立ち位置がよく伝わって来た。
彼は彼で、エバを愛し、これまでに彼女との間に築いたものがあり、
エリオのことも、エバを通して彼なりに知るようになっていた。
多分、この場でエリオの苦悩の意味が、最もよく理解できたのは、
エリオの母親でもなく友人たちでもなく、
エリオと同じ女性を見つめてきた、このロメロだったと思う。

あとで調べたら、ゆうひくんは92年初舞台なので、
95年初舞台のまとぶん(真飛聖)より、3期ほど実際に上級生だった。
この学年差の御陰で、今回の配役が巧く行った面もあったかもしれない。
ロメロは路線男役にとって大変難しい役だと改めて思った。
それをあそこまでかたちにして見せたゆうひくんは、さすがだった。
広島で彼女を見たのは、『ジャワの踊り子』のハジ・タムロン、
『ダルレークの恋』のペペル、そして今回のロメロと三度目だったが、
どれも彼女ならではの魅力があり、高い完成度だったことがよくわかった。
彼女はこのあと、宙組主演男役に就任することが決定しており、
まさに満を持して、と言える、良い時期に昇格が決まったと思った。

さて、このあとは、記憶が新しいうちにまとぶんのことを書かないと(^_^;)。

(続)

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