転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



ベジャールが亡くなった。80歳。
「春の祭典」「ボレロ」の振付家ベジャールさん死去(朝日新聞)

明後日がフレディ・マーキュリーの命日なのだが、
そういえばジョルジュ・ドンが亡くなったのもこの時期だった。
奇しくも皆、11月に逝ってしまったのだなと思った。

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タミフル 服用後異常行動 新たに72人判明(産経新聞)

まだタミフルが開発されていなかった1980年代に、
私の友人の弟がインフルエンザにかかり、
文字通り異常行動を起こしたことがあった。
彼は当時、高校生で、40度近い高熱で学校を休み、
自宅の二階で寝ていたが、家にいらしたお母さんの話によると、
突然、奇声を発して、ドドドドと二階から駆け下りてきて、
玄関に突進し、ドアに体当たりして出て行ったそうだ。
追いかけて背後から抱き留めたら、意外に抵抗しなかったそうだが、
おとなしくなってからも、しばらく目が据わっていたという。

そのあと、彼はお母さんに連れられて無事に自宅に戻り、
自室で再び寝入って、次に目覚めたときには、
さきほどの行動のことは一切、覚えていなかったとのことだ。
ただ、夢の中で、怪獣みたいなものに襲いかかられ、
必死で闘い、最後には逃げようとした、と語っていた。

私はこの話を覚えていたので、タミフルに関する報道が始まったとき、
そうした異常行動のうち、いくらかは、
インフルエンザまたは高熱そのものによるものでは、
という気が、どうしても、してしまった。
タミフルを飲まなくても、友人弟はサクランしたのだ。
今だって、タミフルを飲むのはインフルエンザにかかったときなので、
異常行動の原因が病気のほうにあるのか薬のほうにあるのか、
という因果関係を突き止めるのは難しいのではないだろうか。
それとも友人弟の場合、タミフルを飲まなかったから玄関突進程度で済み、
もしタミフルを飲んでいたら、二階から飛んでいたのだろうか??

ちなみに、このとき、
「○○ちゃんったら、インフルかかって幻覚見たんだってよ~」
とあちこちで吹聴して笑いを取った私本人が、
その一ヶ月後にインフルエンザにかかって仕事を休んだ、
ということも、未だに忘れられない。
私は異常行動はなかったと自分では思うのだが、
独り暮らしだったので、本当に何も変なことをしなかったかどうか、
証人がなく、心許なかった。

また、うちの「ころもん」は、やはり独身時代に、
インフルエンザで39度ばかり発熱し、官舎で寝ていたが、
不意に起きだし、通勤定期で地下鉄に乗り、
憑かれたように繁華街を歩き回り、
倒れ込むように某ディスカウントストアへ入った、
という出来事があったそうだ。
これもまた、確かに一種の異常行動ではあるけれども、
このことは単に、彼が人並み外れたケチで、
何がなんでも定価でアイ○ノンを買いたくなかった、
という事情によるものである。

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