A中学で保護者向けの講演会があった。
私は役員なので、会場設営や受付、グループ討論の進行など
結構いろいろと仕事があった。
今回のテーマは『中学生の心の悩み』。
カウンセリング専門の先生が、A中でのアンケート結果をもとに
一年生の女の子たちが今何を思っているかについてお話して下さった。
配布された資料によると、A中一年生の悩みは、
目下、ほとんどが勉強のことらしかった。
成績が悪いとか、苦手な科目がある、等々だ。
男の子関連の悩みが出てくるにはまだ早いのか?
そして、私の予想より多くの子供らが
《相談するほどの悩みはない》
と回答していた。
さて夕方、娘が帰宅して、だらだらと漫画を読んでいたので
私は無言で彼女をじっと見た。
きょうの講演で、
《本当は自分でわかっているようなことでも
親に先回りして言われると反発する》
という話があったので
ここでいきなり『宿題は?』などと私から言うのは
得策ではないと考え、敢えて言葉にしなかったのだ。
娘は私の目線に気付くと
わざと立て膝をし、テーブルに肘をついて、だらしない格好で、
銅像か何かのように静止して見せ
「《考えない人》」
と言った。
疲れがドっと出た。
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