転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



娘の、夏休みの課題のひとつに、
「税についての作文」というのが、ある。
中学生が対象、400字詰め原稿用紙三枚=1200字で、
税について自分が考えたことを書く、というものだ。

中学1年生の女の子が、税金について一家言を持っているとは
特にうちの娘を見る限りにおいては、考えにくい。
しかし常識的には、
「税金は自分の身近で役立っているということがわかった」とか、
「皆で税金を出し合って国を支えることが大切だと思った」とか、
何か肯定的で前向きな意見を書けばいいわけだから、
内容は結局のところ、決まっていると私は思う。

娘は、「何を書こうかな~」と頭を抱えているが、
そうだな、例えば、私が書くとしたらだな、
「公民の勉強をするまでは、税のことなど何も知らなかった。
未成年の自分には実感の持てないものだと思っていた。
だが、考えてみたら、私がコンビニでジュースを買ったとき、
消費税を払っていたのだ」
みたいな話から、消費税が何に役立っているかを調べて書いて、
税は大事という結論にすれば、1200字くらい埋まるだろうよ。
内閣総理大臣賞は取れないけどもよ。

そういう話をしつつ、ネットで検索してみたらば。
こんな便利なサイト↓があった。これは使える(殴)。

自由に使える税金作文

著作権フリーの文例集から、パクリがバレたときの始末書例まで、
至れり尽くせりの作文対応サイトだ。
文例を含めて、内容は、笑いのネタとして読んでも勿論いいのだが、
「作文」というものの本質的なポイントをついた、
このように面白いサイトがあったのだと、私は初めて知った。

すると、主人が言った。
「そんなものに頼るな。ワシが、審査員を驚かせるようなのを書いてやる!
フィクションでもなんでも、書きゃ、ええんじゃろ?
『税は、私にとって全く、実感のないのものでしたが、
数年前のある日、それが大きく変わりました。
父が脱税で捕まったからです』」

Trackback ( 0 )