転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



誕生日だった。
有り難いことに、また一年、無事に過ごすことが出来た。
感謝します<(_ _)>。
お世話になっております皆様にも、心からのお礼を。

今だから言えるが、私は二十代の頃、超マイペースで、
人の都合や気持ちに無頓着な、かなりヒドい人間だったので、
それに較べると、年齢を経るごとに自分が、
多少なりとも判断力がついて、人並みに近づいているような気がしている。

まあ錯覚もあるかもしれないが、
今は、若い頃なら出来なかったことがいろいろ出来るようになったし、
些細なことで噴火したり大袈裟に落ち込んだりもあまりしなくなったし、
飽くまで自分比ではあるが、昔よりはマシな人間になったと思うのだ。

ただひとつ、若いときの自分を羨ましく思うことがあるとしたら、
それは、昔は「体力があり、健康不安がなかった」という点くらいだ。
二十代の頃は本当に疲れ知らずで、いくらでも動けたものだ。
あれもこれも同時進行でこなしていても、自分が倒れるかもとか、
重い病気になったらどうしようなどとは、全く考えなかった。

しかし、考えてみれば、輝く活力に溢れた傍迷惑な人間より、
やや生命力には乏しくとも、穏やかに暮らせる人間のほうが、
やっぱり、存在としては、良いものなのではなかろうかと思うので、
この件についても、さほど深刻には残念に思っていない。

ときに、娘の小学校の卒業アルバムを見たら、卒業生全員が、
「三十歳になった私へ」という題で作文を書いていて、娘は、
『夢だった漫画家には、なれましたか。お仕事頑張っていますか』
などと、未来の自分に宛てて楽しそうに問いかけていたのだが、
18年後の自分に手紙を書くとしたら、私の場合は、
還暦を迎えた私へ」ということか。
『赤いチャンチャンコは着ましたか。体重は大台ですか』(爆)。

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