すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

八幡平/黒谷地 5/14

2021-05-14 19:58:53 | 八幡平(積雪期)

朝は濃いガスに包まれる八幡平。

5月に入ってから、降雪があったりしましたが、順調に融雪が進んでいます。鏡沼分岐の辻に自然公園財団が補助看板を設置しました。分岐からは約300mで鏡沼です。

融雪にしたがい、遊歩道の露出箇所も拡大しておりますが、山頂周辺のほとんどはまだ残雪に覆われております。足元は長靴やトレッキングシューズのような防水の効いたもので。

鏡沼のドラゴンアイはまだご覧の通り。昨年の5/16の記事と比較してみてください。あまり差がない感じでしょうか?

竹竿や補助看板も差し直したり、打撃を加えて倒れないようにしたり。

ガマ沼分岐から陵雲荘へ向かう斜面にはクラックがありますが、先日の降雪で隠れております。ご注意を。

降雪があったりしながらも、融雪は進んでいます。八幡沼。

八幡沼湿原の木道も今週末には露出が始まる見込みです。踏み抜きに注意してください。

昼頃になってくると視界が開けてきました。源太森。

黒谷地口の竹竿の起点を夏道の入り口に差し直しました。それに合わせて階段も掘っておきます。

気温が上がる、雨が降る、風が吹く、そう言ったことで融雪が進みます。この時期、誘導用の竹竿やピンクテープの管理は重要な任務です。

黒谷地湿原は奥から順次露出してきました。

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北ノ又川源流部踏査 5/13

2021-05-13 20:41:12 | 八幡平(積雪期)

八幡平市を流れる松川の支流の中でも最大級の北ノ又川。

今日は黒谷地口を起点にして北ノ又川の源流部をステップソールで踏査。

北ノ又に沿って、アオモリトドマツの林を南下していきます。徐々にアスピーテライン が遠くなる。

アオモリトドマツの林の中にこんもりとカモシカの溜糞。このまま乾燥させれば、良い燃料になりそう。

北ノ又右岸は急斜面。毎年、全層雪崩が発生していますが、今年は小規模なものにとどまってます。

北ノ又川と黒川沢の出合まで下りたいところでしたが、思いの外、川床が早く露出してきたので、早めにスノーブリッジを右岸へ渡る。

すると見たこともないようなアオモリトドマツの巨木。ほぼ人跡未踏の地と思われるこのエリア。あまり人目につかずひっそりと大きくなったのでしょう。

北ノ又と黒川に挟まれた尾根を乗っ越す。

予想通り黒川も流れが露出し、渡れそうなスノーブリッジがあるところまで登る。

黒川を渡り、次は蓬莱沼方面へ向かう。小刻みなアップダウンが続くアオモリトドマツの林の踏査にはステップソールが最強。

先ほど渡ったスノーブリッジを逃すと、その後も渡れそうなスノーブリッジがなかなかありませんでした。

黒川を右に見ながら登っていくと無名の湿原。

そこから少し西へ移動すれば蓬莱沼です。沼の南側から解氷が始まってます。

次は八幡沼を目指して登っていきます。このエリアは滑落崖の崩落で出来た地滑りブロックの堆積した緩斜面。微妙なアップダウンがあります。

無名の湿原や沼をいくつも結びなら、アップダウンを繰り返しながら、やっと目の前にこれから登る急斜面が見えてきた。さて一休み。。。。とその時、「プオ〜〜」とクマの警戒音。

そしていよいよ滑落崖の登りが始まります。

途中、アスピーテラインを横切り、滑落崖の登りきる。ホッ。。。

八幡沼湿原の端っこに出て、しばし源太森方面へ進めば、ここにも無名の沼があります。

アオモリトドマツの群生日本一を誇る八幡平。亜高山帯は、行けども行けどもアオモリトドマツ。

汗だくになりながら、黒谷地口まで、ぐるっと一周して戻ってきました。北ノ又川源流部踏査、道具立てはステップソール以外のチョイスなし。

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大深山荘〜大深岳分岐 5/12

2021-05-12 20:17:19 | 裏岩手縦走路

今日は大深山荘の清掃や雨水槽の設置へ向かいました。

樹海ラインから残雪を辿り山荘へ。

半年振りの大深山荘。周辺にはまだたっぷりと雪が残っています。

トイレは思いの外キレイでしたが、掃除をしてさらにピカピカに。

山荘の居室もキレイでした。やはり、コロナ禍で山荘利用者も減っているようです。

山荘清掃の後は、大深岳分岐まで足を伸ばしてみました。大深山荘から大深岳分岐までは、夏道はまだ雪の下。

大深岳〜大深岳分岐〜源太ヶ岳の登山道はほぼ融雪。

4月上旬の雪の少なさからは、GWも過ぎれば、例年にないぐらいに融雪が進むかと思われましたが、なんのなんの粘り腰。

標高1000m以下は順長に融雪が進んでますが、裏岩手縦走路の稜線上は思いの外、雪が残っています。お越しの際には油断せず。

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黒谷地 5/10

2021-05-10 19:10:04 | 八幡平(積雪期)

昨日は時雨模様の八幡平。落雷もあって荒れ模様でした。

一夜明け、アスピーテラインは積雪のため本日クローズ。15cm程度の積雪です。

お山はすっかり雪景色。真冬の様相。

また雪のお布団をかぶった八幡平。融雪スピードは一旦減速でしょうか。

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倒木処理@源太ヶ岳登山道/七滝コース

2021-05-08 19:46:49 | 源太ヶ岳

融雪とともに露わになってくる倒木。春先や暴風雨の後は、倒木処理のタイミングです。

まずは源太ヶ岳登山道の倒木処理から。

引っかかった倒木は処理が厄介です。テンションのかかり方が分かりづらく、チェーンソーを入れる前によく観察してから伐採作業開始です。

肉体的な疲労もさることながら、精神的な疲労を伴います。

次の倒木はすっかり倒れていますが、根元で4方へ枝分かれしたホウの巨木も、慎重さを求められる作業でした。

泥濘んだ箇所の倒木で、せっかくなので伐採した木を利用して簡易木道の設置しよう!

という具合に、廃材を利用して幾らかでも歩きやすく。若干グラグラしてますが、しばらくすれば落ち着いてくれるでしょう。

次は七滝コースへ。ここはアオダモの倒木。

倒木処理は、変なテンションのかかり方をしているので簡単にはいきません。

アオダモはバットの原料なので、廃材を利用してバットを作り、大谷翔平選手に使ってもらうってのはどうかしら?『ビッグフラ〜〜イ!オオタニサーーン!』と七滝産のバットでホームラン!

ついこの間までは冬の様相でしたが、もうすっかり初夏の七滝。

岩手山麓、上坊牧野の一本桜は満開です。今日は黄砂到来で霞がかった岩手山。上坊の桜はカスミザクラという種類の白い花。

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八幡平 5/7

2021-05-07 21:04:12 | 八幡平(積雪期)

融雪進む八幡平。

GWも終わり、訪れる人の少ない静かな鏡沼。ドラゴンアイのピークはいつ頃になりましょうか?

山頂展望デッキの階段の踏み抜きには、これから要注意です。

ザクザクのザラメ雪に階段を作っても、すぐスロープになってしまいますが、緩い傾斜の階段なら雪が解けても登り降りも安心でしょう。

ガマ沼分岐から陵雲荘へのルートにはクラックが入り始めました。

融雪にしたがい、誘導用竹竿の適宜差し直しが必要になります。

看板類を掘り出したり、陵雲荘の清掃もしたり、何かとやることはあるんですよ。

補助看板は、融雪にしたがい適時トントンと適当な深さに打撃。

遊歩道露出箇所から説明看板も設置していきます。

外出自粛を求められるご時世ではありますが、こちらはつねに準備万端怠りなく。

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ステップソールツアー@八幡平〜茶臼岳 5/6

2021-05-06 18:26:55 | 八幡平(積雪期)

今日は八幡平から茶臼岳までのステップソールツアーです。久しぶりに雨の心配要らず。

アスピーテライン 見返峠をM川さんとスタート!

融雪進むガマ沼の縁を通り、、、

八幡平の山頂へも足を伸ばしてっと。。。

広い山頂八幡平。スケーティングも活用したい。

前回の降雪が微妙に残る山頂付近。恐ろしくストップ。。。

八幡沼湿原では、クロカンスキーヤーもスケーティングでシャーッとかけ抜けて行きました。

雪が良いところでは、気持ちよくターンが刻める!

調子に乗って、登り返してもう一本!

夏道からは大きく外れながらのダウンヒル。

ステップソールの機動力を存分に活かせる八幡平エリア。

黒谷地湿原は、奥のほうから融雪が進んできました。

茶臼岳も登頂し、いざダウンヒル!

5/4は今春最強のベタベタ雪でしたが、今日は滑りやすくなってました。

すると・・・フレッシュなクマの足跡。

雪面にくっきり刻まれる爪痕。いよいよクマもほっつき歩き始めました。

日に日に笹が立ってくる。スキーシーズンも終わりに近づいてきました。

M川さん、良いターンでスキーシーズンを締めくくりたい!

前山の斜面を若干登り返してモミ山へ。

ラストランもナイスラン!

八幡平ステップソールツアーのゴールデンコースにご満悦のM川さん。春の八幡平はステップソールがベスとマッチ。

大変お疲れ様でした。

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ステップソール講習的ツアー@前モロビ 5/5

2021-05-05 20:20:03 | 裏岩手縦走路

今日はアスピーテライン 、樹海ラインが通行可能となりましたが、お天気は午後から下り坂予報。先行者もいることだし、パッと避難出来るところを講習場所にチョイス。

急斜面の登りでは、キックターンを上手く処理出来れば、体力の消耗を最小限に留め、ケガのリスクも減らすことが出来ます。今日は徹底的山開きキックターンの特訓仕様の講習です。スキル、メンタル、フィジカル。山ではこれら全てが要求されます。

フレッシュな大きいクマの足跡がありました。クマには、スキルでもフィジカルでも勝てません。最終的にはメンタル勝負。気合いです。

滑りの安定感は、このところ急上昇!

滑りの出来に対して、登りのスキルアップも来シーズンの課題です。

あとは広い視野をもって地形を読み、、、

そして感じて合わせること。

Kさんのテレマーク人生はこれからが本番。経験値を上げていけば、自立した大人のテレマーカーになることでしょう。

最終的には、野を巡る獣のように流れる水のように。

4日間、大変お疲れ様でした。

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御在所〜モミ山〜茶臼岳 5/4

2021-05-04 20:17:53 | 八幡平(積雪期)

今日はGWらしい良いお天気でしたが、アスピーテラインは本日もオープンせず。

多くのスキーヤー、ボーダーが御在所から歩いてモミ山に取り付いて茶臼岳を目差しておりました。

一昨日積もった新雪が、時間を追うごとにベタベタ化。

前山を登る頃には、徐々に調子が上がってくるKさん。

茶臼岳山頂へベトベト雪に悩まされつつ到着。

積雪15cm程度のベタベタ雪。茶臼岳山頂直下は、悶絶の雄叫び!板が前に進まない。

恐るべし茶臼岳。しかし、あの斜度をステップで登れるようになりましたね。

下るにつれ、徐々に滑りやすくなります。

モミ山まで降りてくれば、ベタベタ雪の層も薄いので板も滑ってくれました。ホッ。。。

それにしても、ダウンヒルの安定感はかなりなものです!

御在所から見えるモミ山の斜面に残る無数のトラック。今日は、モミ山で回した人が一番正解でしたかね。とは言え、我々も得るものは大きかった!ということで。

Kさん、お疲れ様でした。

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ステップソール講習@モミ山 5/3

2021-05-03 17:43:08 | 八幡平(積雪期)

昨日は悪天候でツアーキャンセル。そして、今日は山頂付近積雪のためアスピーテラインは終日閉鎖。天気予報では、お昼前ぐらいまでは時雨そうな気配。

最近頼りにしているお天気アプリと長年の八幡平生活の経験をもとに、霙まじりの時雨が終わるの御在所で待機。そしてタイミングを見計らってGO!

今日のこの天気では、オプションはステップ講習@モミ山の一択のみ。アスピーテライン をモミ山下部まで徒歩。

取り付いた小さい斜面で今シーズンの新メニューを復習してから、いざ登らんかな!

滑りの安定感は、昨年とは比べ物になりません!見ていて安心感があります。

あとは急斜面でのステップソールでの登りのテクニックですね。こっちのほうはまだ見ていて不安感。。。

〆はキレイにまとめてご本人もご満悦。良かったねえ。

今シーズンはかなり積雪量が少なく融雪も早いので、モミ山下部は笹は立つ、ブッシュも出放題なので、ライン取りの妙を披露して欲しかったなあ。。。とそれは次回の課題!

本日はお疲れ様でした。

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