高山帯の紅葉も一段落し、三ツ石山にも静寂が訪れる。
松川温泉登山口付近の落葉樹も、もうじきすべて葉を落とす時期に差しかかり、今年の紅葉シーズン終了間際。
ブナ帯の登山道には厚く落ち葉が重なり合い、歩く度カサカサと音を立て晩秋の風情をかき立てます。
岩手山を遠望すれば、まるで霧氷が輝くごとく山麓の落葉樹の枝が光を反射します。
登山道整備しながらゆっくりと登り三ツ石山荘。今年もお世話になりました。水場の水は枯れていますので、宿泊に際しては飲料水のご用意を。
山荘前の三ツ石沼湿原の植物は枯れ、朽ち、もはや雪降り氷る季節を待つばかり。
三ツ石山山頂直下の落葉樹は完全に冬支度完了。
紅葉の時期はとっくに過ぎましたが、案外賑わう三ツ石山。
しかし、ちょっと北へ足を伸ばせば人気がなくなり、風の音以外耳に入らない。ジングルベルみたいな盛大なクマ除けの鈴の音もここまでは聞こえない。
時期には時期の美しさ。一回きりの出会いです。毎回同じように見える景色ですが、来る度に景色が変わる不思議。
毎度毎度しつこいようですが、秋の日はつるべ落とし。余裕をもったスケジュールを立ててください。
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