林のてっぺんをゴーッと音を立て風吹きすさぶ昨日。音ほど、さほど積もらなかった八幡平温泉郷は、うっすらと雪化粧程度。
しかし山は、そろそろスキーをはいて歩ける程度積もったと読んで、今日は松川温泉へ。
松川温泉まで上がってくると積雪20cmぐらいはあるよう。除雪車が入ってました。
奥産道冬期閉鎖ゲートから松川大橋を目指します。大粒のアラレ交じりの乾燥雪ですが、斜度も緩くステップソールでも十分直登コースです。
いよいよスキーシーズンが始まりました。「僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る」と高村光太郎が歌ったが、冬になるとこのフレーズがリフレイン。
もちろん、丸森川はまだまだ埋まる気配なし。
時折強風に乗って県境を越えて雪が舞う。こんな天気でも、10cmにも満たないようなコガラやヒガラが林の間をすり抜けていく。生命の力の不思議と言うのか、人間のやたら燃費の悪さというべきか。
源太ヶ岳も真っ白になりましたが、見るからにまだ滑れる状態ではなさそう。
松川大橋まで、なるべく汗をかかないようにゆっくり小1時間で到着。
ここ数年シーズンインは、まずスキーを履いて歩くことから始まります。とくに滑る必要はなし。ステップソールで歩くことは、スキーに大切な足裏感覚を呼び覚ますのにちょうど良いんです。そして何より、これから冬を迎える心構えと言うか、大げさに言えば覚悟が出来るというような。
昨シーズン日本限定モデルとして登場したG3スティンガーXCDは、今シーズンからインターナショナルモデルに格上げ。世界が注目するところとなりました。今日は、シーズン始めで雪も少ないので、去年の板で様子見です。
そして、ステップソール板には必ず伸縮ポールを合わせたいところ。ステップ加工には、クライミングスキンほどのグリップ力がない分、歩く時は長めに伸ばして、その足りないグリップ力を補いたい。今シーズンはG3のVIA。シャフトは上段も下段もカーボンですが、特別軽いと言うわけではありません。しかし、ストックは重さではなく振りやすさ、バランスが大切です。このポール、けっこうバランスが良く出来てます。フリックロックは力要らず、グリップはやや細め、女性にはよろしい。グリップ上部の突起でクライミングサポートの上げ下げ出来るという感じ。手革は着脱できます。
松川温泉からの下り道の芭蕉沼。半端に凍っているから起きる現象なのか?薄っすら凍った水面に薄っすらと雪化粧。少し水が浸みてその雪化粧を同心円状に融かしている感じですかね?
自然が作り出す造形美。同心円の中心には葉っぱがあったり、水中から枝が伸びてたりとか、そんなのが関係しているようですね。
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