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すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

ネパール・アンナプルナトレッキング 11/13~11/24

2013-11-24 23:10:25 | ヒマラヤ/カラコルム

ひさしぶりの海外トレッキング、ネパールから帰国しました。

今回は、ネパール滞在中お天気に恵まれ、良いトレッキングとなりました。

羽田から香港経由でネパールの首都カトマンズ。翌日、朝一でカトマンズからネパール第2の都市ポカラへ。お天気最高につき、到着早々好展望の妙法寺へ登ると、眼下にペワ湖を俯瞰し、チャンドラコットの丘の向こうにアンナプルナの高峰が望まれます!雲ひとつないパノラマは奇跡的!

ポカラの町並みの向こうには、この間、芸人イモトが登頂を果たしたマナスルをはじめとするマナスル山群。左からマナスル、ピーク29、ヒマルチュリ。

トレッキングは人々の生活を覗きながら。

収穫時期とも重なり、黄金色に輝く段々畑も美しい。

 

トレッキング中のロッジは、けっこう快適。昨年ぐらいから、急速にネット環境が良くなってきています。こんなヒマラヤの山の中でWiFi繋がる!

とは言え、そこにある山は相も変わらず神々しく。1964年京大隊が初登頂のアンナプルナサウス。

残照のマチャプチャレ(右)。マチャプチャレは魚のしっぽという意味。左奥はアンナプルナⅢ峰。

毎日お天気で、朝が来るのが待ち遠しい。

 

人との出会いも魅力的。てきぱきとお手伝いに励むロッジの息子も、やっぱり子ども。遊びたい盛りなんです。ポーター頭のおじさんは、過去に何度か一緒に行きましたが、毎回良い仕事してくれます。陽気な性格でトレッキング隊を盛り上げてくれます。

3月下旬には真っ赤な花を付けるシャクナゲ林。日本のシャクナゲからは想像もつかないほどの大木になります。

満月とも重なったトレッキングメインの日。ダウラギリは、日頃お世話になっているキャラバンの禰津さんにとっても縁の深い山です。ですよね?

アンナプルナトレッキングと言えば、秋に咲く桜。けして狂い咲きではありません。

トレッキング最終日、ヒマラヤの温泉タトパニに泊まりましたが、部屋が足りなく、お客様よりもグレードが下がる一般的なバックパッカーが宿泊する部屋へ。。。これが平均的なトレッキングコース中にあるロッジの部屋と言っても良いでしょう。基本的にベッドのみ。寝袋持参が基本です。

 

ご参加の皆様、お疲れ様でした。

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アンナプルナトレッキング

2013-11-19 16:49:24 | ヒマラヤ/カラコルム


ネパールのトレッキングも5日目。
朝暗いうちから出発し、プーンヒルからの御来光を拝ませていただきました。
プーンヒルは、アンナプルナやダウラギリと言った世界の高峰を望める絶好の展望台です。

ここまでお天気にも恵まれ、良いトレッキングが出来ています。
写真はダウラギリ。
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古都バクタプル

2012-11-15 11:32:07 | ヒマラヤ/カラコルム

バクタプルはカトマンズ盆地にあるカトマンズ、パタンに次ぐ第3の都市で、15世紀から18世紀にかけて栄えた古い都です。

中世と現代が混じりあう不思議空間です。

中世のレンガに腰パン高校生。中世の彫刻にスマホ。荷物運びのおじさんもケイタイ。

警備に当たる兵士の手にもスマホ。しかし信仰心は変わることがない。・・・多分。

人々の生活は坦々と過ぎてゆくが・・・

お祭りともなれば、街は華やかさを増す。

つねにどこからか視線を感じる・・・。神様の監視の目が行き届いている感じだね。悪いことしたらすぐに罰が当たるぞ!

古いものと新しいものが混じりあう不思議空間。伝統工芸の職人さんもケイタイショップのおにいさんも・・・、

流行のファッションを着たマネキンも、果物売りのおじさんも、土産屋を覗く犬も、時間の流れに逆らうでなし、ゆっくりと流され続ける。

大きな変化を求めず、そこにある状況を甘んじて受け入れ生活する。悪く言えばあきらめ。よく言えば寛容。

ちょっとお金がなくても、ちょっとぐらいモノが売れなくても、家がちょっとぐらい傾いていても、そこに悲壮感はない。

そんなネパール人がちょっと羨ましい。

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ネパールから帰国

2012-11-14 19:12:14 | ヒマラヤ/カラコルム

ネパールから帰国しました。

エベレスト街道最奥のカラパタールとエベレストB.Cに行く22日間のツアーでした。

トレッキング中は雨にも降られず、カラパタールの登頂日だけうす雲がかかりましたがずっとお天気。エベレストもしっかり見えました。

5545mのカラパタール。プモリの支稜線のコブって感じです。

そして、エベレストのB.C。ポストモンスーンの登山はすでに終了しており、登山隊のテント村はすでに撤収済み。それでも眼前に迫るアイスフォールは迫力があります。

我々のトレッキングはここが目的地ですが、エベレストを目指すクライマーにとってはスタート地点に過ぎないんですね。まったく次元が違います。来年は三浦雄一郎さんがここを拠点にエベレストにチャレンジします。お父様の敬三さんもスーパーおじいちゃんでしたが、雄一郎さんもまたその血を受け継ぐスーパーおじいちゃんです。頑張ってほしいと思います。

とりあえず、簡単にご報告でした。

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トレッキングシーズン終了

2011-11-25 17:20:59 | ヒマラヤ/カラコルム

2回目のネパールトレッキングから帰国し、今シーズンのトレッキング終了。

今年の秋のネパールは乾期にも関わらず、悪天候が続き、雨やガスで思うように展望が開けなかったり、スケジュール変更を余儀なくされたりと、一筋縄ではいきませんでした・・・。

2回目のトレッキングは、エベレスト街道をタンボチェまで行く予定でしたが、ルクラへのフライトが3日連続キャンセルで、目的地をアンナプルナ、ゴレパニトレッキングに変更。

ゴレパニの裏山・プーンヒルからは、トレッキング4日目にして、待ちに待ったアンナプルナの峰々が姿を現してくれました。

ダウラギリ峰はいつにも増して神々しく輝いていた。

トレッキング中はご覧の通りの天気。ガスと雨。

地球規模での異常気象を実感した1年となりました。

 

RASU-T冬のスケジュールも徐々にUPしていきます。コチラをご覧ください→RASU-T

 

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チベットツアー 5/10~5/22

2011-05-24 22:30:24 | ヒマラヤ/カラコルム

G.W明けのチベットツアーの様子をざざっとご覧いただきたいと思います。

成田から北京経由で四川省の成都へ。ここで一泊した後、翌朝、これまた飛行機でラサへ移動。いきなり3,600mはやはりキツいです。

 

高所順応もかねて、ラサの観光。チベット仏教中心のジョカン(大昭寺)を取り囲む道がバルコル。お土産屋が軒を連ねる。

ジョカンでは屋根の修復中でした。歌好きのチベット人は、こんな時でも歌いながら拍子をとって、単調な作業も楽しげにやってしまう。

 

ポタラ宮は王宮前の広場から見学。いつになったらポタラ宮に主は戻ってくるのか?

いくら道が良くなったとは言え、チベットの移動は4WDに限る。ちょっと道を外れると、デコボコダート道。ドライバーたちは安全運転に努めてくれました。

チベット第二の都市シガツェ。チベット解放60周年の式典に向け、市内のほぼ全てのところで改装工事中でした。

歴代パンチェンラマの霊塔が納められているタルシンポ寺。1989年に亡くなったパンチェンラマの霊塔もここにあります。

シガツェからシガールへと移動し、いよいよチョモランマのご尊顔を拝すべく、ロンブク(5030m)へ。

ロンブクへ行く途中のパンラ峠(5210m)からの展望。マカルー(8463m)、ローツェ(8516m)、チョモランマ(8848m)、チョオユー(8201m)等、世界の高峰がズラッと見渡せます。ネパール側からだと、こうはいかない・・・。

ロンブクからのチョモランマ。ネパール側から見るよりも、堂々たるもんです。

ロンブクからオールドティンリーへ戻る途中、チベットガゼルも姿を見せました。

チョオユーB.Cにはたくさんのヤクがいました。秋になると、チョオユーの西、ナンパラという6000mの峠を越えて、ヤクの大キャラバンが中国製品をナムチェまで運んできます。きっと、このヤクたちも何度も峠を越えたことのあるヤクでしょう。

 

オールドティンリーから車で15分のところに温泉があると聞いて行ってみましたが、・・・あまり衛生的とは言えず、皆さん、入浴を諦めました・・・。

シシャパンマも悪天候の間隙をついて、姿を見せてくれました。

最後は、ネパールとの国境の谷(4300m)でキャンプ。

 

サクラソウやツツジの仲間も咲き、なかなか快適なキャンプ地でした。・・・夕方までは・・・。

キャンプのお手伝いをしてくれた、地元のチベット人のおじさんと記念撮影。・・・どちらがチベット人だか分かりません。

夜は雪。朝起きれば、積雪3~4cm。すっかり雪景色です。

有明の月とチャチュ(6637m)。もうモンスーンも迫って来てるのだろうか。ネパールとの国境は天気がはっきりしませんでした。

 

と、とりあえず。ザザッと。ホントザザッとです。

 

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カラパタール&チュクンピーク 11/17~12/9 【5】

2010-12-22 20:34:58 | ヒマラヤ/カラコルム
チュクンピークに登った後は、いったんディンボチェに戻り、いよいよカラパタールを目指すことになります。
 
ディンボチェからは、まずクンブ氷河の舌端・トゥクラへ(4620m)約2時間半の緩い登り。その先、300mの急登が待ち構えていますが、チュクンピークで高所順応出来ているので、意外としんどくない。
  
約1時間、急斜面を登りきるとトゥクラ峠。亡くなったクライマーやシェルパたちの慰霊碑やケルンが沢山並んでいます。ここに来ると「千の風になって」をついつい口ずさんでしまうのは、私だけではないでしょう。
峠を越えると、クンブの山々が見えてきます。プモリ(7165m)、リントレン(6749m)、クンブツェ(6665m).。あの向こうは、もうチベットです。
 
クンブ氷河のサイドモレーンの横に出来たアブレーションバレーの緩い登りを約1時間。ロブチェ(4910m)に到着します。
ここまでエベレストの引き立て役に過ぎなかったヌプツェもここでは立派な主役です。
 
ロブチェを朝早く出発。チャングリ氷河を渡りきったところがゴラクシェップ(5140m)で、エベレスト街道で最も標高の高い宿泊地です。ロブチェからは実働3時間ぐらい。ロッジでお茶を飲んで、冷えきった体を温めてから、いよいよ最終目的地のカラパタールに向け出発!カラパタールは写真に見えている丘の裏側です。
 
標高が上がるにつれて、徐々にエベレストが見えてきます。眼下にはクンブ氷河。
ご覧のように、カラパタールというところは、プモリの支稜線上のコブといった感じなんです。こんなコブなんですが、なんせ標高5000m以上ともなれば、思うように体が動きません。見えてはいるが、なかなか着かない・・・。
  
ゴラクシェップから山頂まで約2時間半。山頂から見るエベレストは格別です。嗚呼、もう登らなくていいんだ・・・。
 
約1時間半でゴラクシェップへ下山。ロッジ脇のテン場からは残念ながらエベレストは見えません。
ロッジの電気はソーラー発電です。有料ですが、充電も出来ます。
 
テン場の脇にブルーポピーの残骸を見つけました。夏に来れば、ブルーポピー咲くお花畑になっているんでしょう。
ゴラクシェップで1泊した後、ルクラに向けて下山開始。チャングリ氷河から振り返れば、紺碧の空に突き上げるプモリ。思わず脚を止めてシャッターを切る皆さん。


23日間という長旅。
ご参加の皆様、大変お疲れ様でした。 

秋川雅史さんの「千の風になって」はご存知だと思いますが、キャサリン・ジェンキンスさんのUKオリジナルバージョンもなかなかですので、お聞きいただきたいと思います。
Do Not Stand At My Grave And Weep ( By Katherine Jenkins )

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カラパタール&チュクンピーク 11/17~12/9 【4】

2010-12-13 17:56:22 | ヒマラヤ/カラコルム
ディンボチェで2泊した後は、標高約4700mのチュクンを目指します。イムジャコーラ沿いのトレイルをゆっくり歩いて3時間ぐらい。
こちらのトレイルは、カラパタール方面に比べトレッカーが少ないですが、トレッキングピーク(簡単な手続きで登れる山)のアイランドピークへ登るクライマーがよく通ります。
 
前日、高度順応のため登ったナンガゾンピーク中腹からチュクン方面を望む。チュクンまでのトレイル上では周氷河地形の「アースハンモック」も観察出来ます。

チュクンから見上げる無名峰のヒマラヤひだ。

チュクンのテン場からはヌプツェ、ローツェが真ん前です。夕暮れ時のほんの一瞬赤くなりました。
 
翌日は朝早起きして、チュクンピークを往復(5404m)。見た感じは大したこと無さそうですが、標高5000m以上ともなれば、楽なはずありません。山頂までは3時間半かかりました。シェルパたちは全然平気。

奥に見える氷河湖が欠壊の恐れがあると言われるイムジャ・ツォ(湖)。慶応大学や名古屋大学などが調査を始めたようです。十分な監視体制を整えて、被害が最小限に抑えられれば良いですね。

マカルーの、どアップ。世界第5位の高峰でありながら、どこか控え目な佇まい。
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カラパタール&チュクンピーク 11/17~12/9 【3】

2010-12-12 20:26:03 | ヒマラヤ/カラコルム
タンボチェの次の宿泊地は標高約4300mのディンボチェです。ディンボチェまでは実働約5時間半の行程です。
 
この日は、エベレストマラソンと重なり、50数名のランナーがエベレストB.Cからナムチェまでの42.195kmを熱く駆け抜けていきました。こっちはゆっくり歩くのがやっとだってのに・・・。

パンボチェではエベレストはまだ見えていますが、徐々にヌプツェに隠れていき、ショマレまで来ると完全に消え、ゴラクシェプまでは見えません。
 
アマダブラムは見る方向により、かなり印象が変わります。ディンボチェが近づいてくると、左肩のピークがメインのピークに接近してきます。
  
ディンボチェ。右に行けばチュクン方面。人気の高いトレッキングピーク・アイランドピークはこちら。左に行けばカラパタール。

ディンボチェからは左肩にあったピークは右側へ移動してしまいます。
 
ローツェ南壁。太古の地層の積み重なりも夕日に染まる。タウツェ(左)、チョラツェ(右)に日の光。しばれる朝の有明の月。

RASU-TのHP、久しぶりに更新しました。
NEWラスティーハウスの位置(ちょっとズレてますけど)、スケジュール等ご確認ください。
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カラパタール&チュクンピーク 11/17~12/9 【2】

2010-12-11 21:00:56 | ヒマラヤ/カラコルム
山中17日間のトレッキンングの詳細を速やかにUP出来そうもないので、かなり端折って報告していきます。

トレッキングの出発地点ルクラ(2850m)から4日目で、エベレスト街道中でもっとも大きなゴンパ(僧院)のあるタンボチェ(約3800m)に到着します。

こちらのゴンパにも以前は「イエティーヘッド(雪男の頭の毛皮)」がありましたが、10数年前の火災で焼失。興味のある方は、クムジュンのゴンパで拝観出来ます。

高所のトレッキングは体にあまり負担をかけないで、体を低酸素に慣らしていくことが肝要です。
宿泊地の標高を上げた翌日は、必ず停滞日をもうけ、高所順応で少し標高を上げて軽く負荷をかけてから、さらに翌日また宿泊地の標高を上げる。こんなふうにゆっくり時間をかけて標高を上げていくと高山病になりにくいです。
見ていると、若い人は無理が利くので、ついついオーバーペースになって高山病になるケースも少なくないと思います。
 
ということで、タンボチェでの停滞日の高所順応は、通称「ジャパニーズピーク(約4100m)」に挑戦。
なんで「ジャパニーズピーク」かって言うと、高所順応で日本人のグループがよく登るからなんですね。
 
と言っても侮るなかれ。4000mの急勾配は、結構キツイ。積雪のある時は十分注意が必要ですが、2時間もあれば到着します。晴れていれば、カンテガ、タムセルクと言った6000m峰が間近に見え、もちろんアマダブラム、ローツェ、エベレストも見えますが、本日は残念ながら・・・。
 
展望が良くないので、30分ほど山頂で休んで、1時間で下山。タンボチェまで降りてくると、青空も見えてきました。
ちなみに今時のエベレスト街道ケイタイ事情ですが、ディンボチェからロブチェあたりで使えないぐらいで、かなり使えます。カラパタールの山頂からも通話可能です。少々興醒めな感じもしますが、これが時代の流れなんでしょう。
 
タンボチェと言えば、天才クライマーと呼ばれ、厳冬期のエベレスト登頂後消息を絶った加藤保男さんの慰霊碑があるのはつとに有名。そして、何年か前に故橋本龍太郎氏の慰霊碑も出来ました。前来た時は、レイバンサングラスの橋本氏のお写真でしたが、どういう事情か「夢」となっておりました。レイバン姿が不評だったんでしょうか?
「夢」半ばで若くして逝ってしまったクライマーの魂よ、安らかに眠れ。長い1日が終わる、残照のエベレスト。

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