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すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

大深山荘〜源太ヶ岳分岐 刈り払い 8/27

2021-08-27 20:17:24 | 源太ヶ岳

裏岩手縦走路の大深湿原水場分岐から湿原へ向かうショートカットも手抜きせず、キレイにしておきましょう。

最近、毎日シメシメ。直射日光を浴びたい。

昨日、湿原までのショートカットは刈り払い終了。

そして今日は続き。

大深の上の湿原を過ぎると、またアオモリトドマツの林の中へ。

笹は毎年刈っても、翌年になればまたニョキニョキ元気よく生えてくるところもあれば、功を奏し、笹が生えず高山植物に覆われていくところもあります。

ですが、10年近く粘り強く作業していけば、かなり成果は上がっていると思います。

山はもう秋です。刈り払いも、もうそろそろ終わりにしたいですねえ。。。

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大深山荘〜源太ヶ岳登山道分岐 刈り払い 8/24

2021-08-24 20:44:03 | 源太ヶ岳

茶臼口から八幡平の登山道の刈り払いが終わったからと言って、今シーズンの刈り払いの作業が終わったわけではありません。これからはお天気が良ければ、大深山荘から松川温泉へのショートカットの刈り払い作業です。

裏岩手縦走路のオアシス・大深山荘。小屋の周りも刈り払いしてキレイになったところで、室内の清掃。

いつもキレイに使っていただいております。ありがとうございます。トイレ掃除、モップがけもして、さらにキレイにしておきました。

お盆も過ぎました。伸びるもんも相当伸びました。八幡平の登山道に関して言えば、手を加えないとすぐ歩けない状態になってしまいます。よく「手付かずの大自然」とか言いますが、自然に任せておいて登山道は維持出来ません。

大深山荘から湿原に向かう区間はだいぶ笹が伸びてしまっていたので、けっこう時間がかかりました。

しばらくぶりの大深湿原。キンコウカの草紅葉が始まってます。写真よりももっと色づいている感じです。

今日は木道の終点まで。

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松川温泉〜源太ヶ岳〜大深山荘〜松川温泉 6/17

2021-06-17 19:59:05 | 源太ヶ岳

今日は雷の心配もなさそうです。登山道に転がってる落下枝(と言っても結構大きい)の処理作業をしに、源太ヶ岳周辺へ。

もうすぐ夏至。里に近い林は、かなり鬱蒼としてきました。

景色の一部と化した倒木。

新しいクマ剥ぎの痕跡。よく見ると毛も付いてます。ですが、今日はクマの気配無し。

上倉の水場は流れは細いですが、涸れることはありません。

上倉の水場を過ぎると、斜度感が若干アップ。ですが、この間登った岩手山の上坊コースに比べれば、楽なもんです。

大深山荘への分岐からは上の融雪の遅いところには、シラネアオイがちょうど良い感じで咲いてます。

この界隈で一番遅くまで登山道上に残る雪渓が、ここ源太ヶ岳にあるんです。

斜度は25°〜35°ぐらいあります。登る高度はせいぜい20mぐらいかと思いますが、滑落したら無傷ではすみません。表面は硬く、柔らかい靴ではキックステップも利きません。自分の技量にあった装備を用意してください。この界隈には、注意すべき雪はここにしかありません。

緊張の雪渓を登り終えたら、ひと登りで源太ヶ岳の山頂です。

大深岳の沢筋には残雪が見られますが、源太ヶ岳から先、大深岳まで雪はありません。

大深岳の手前。ムラサキヤシオが綺麗ですね。

大深分岐から大深山荘へ降り始めるとすぐ、大きな落下枝がありました。雪解けの後、強風吹き荒れた後は、倒木、落下枝が必ずと言って良いほど、登山道を塞ぎます。

面倒な仕事ですが、誰かがこう言う作業をしているんです。他の地域でも、同様の作業に従事する方がいるんですよね。決して、当たり前のことではありません。立場が違うと、同じ場所にいても見える景色は変わって見えます。

そして裏岩手縦走路のオアシス・大深山荘到着。トイレ、居室を掃除してっと。。。出発に際しましては、入り口の戸締りをしっかり確認してください。来ると、微妙に開いてる場合が多いです。

今度は、大深湿原を経由してショートカットで松川温泉へ。ミツバオーレンも案外可愛いやつです。

大深湿原は上の湿原にはまだ少し雪が残ってますが、下の湿原にはもう雪は無し。水場の水はジャンジャン出てます。ご安心を。

大深山荘から源太ヶ岳の分岐までは、この時期シラネアオイロード。

毎年の刈り払いの成果がこうして確認出来ると、本当に苦労が報われませす。

倒木へのちょっとした工作を気づいてくれますか?

倒木に芽吹いた新しい命に気づいてくれましたか?

花や木の名前なんか知らなくても良い。山に入って、感じて、気づいてください。

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倒木処理@源太ヶ岳登山道/七滝コース

2021-05-08 19:46:49 | 源太ヶ岳

融雪とともに露わになってくる倒木。春先や暴風雨の後は、倒木処理のタイミングです。

まずは源太ヶ岳登山道の倒木処理から。

引っかかった倒木は処理が厄介です。テンションのかかり方が分かりづらく、チェーンソーを入れる前によく観察してから伐採作業開始です。

肉体的な疲労もさることながら、精神的な疲労を伴います。

次の倒木はすっかり倒れていますが、根元で4方へ枝分かれしたホウの巨木も、慎重さを求められる作業でした。

泥濘んだ箇所の倒木で、せっかくなので伐採した木を利用して簡易木道の設置しよう!

という具合に、廃材を利用して幾らかでも歩きやすく。若干グラグラしてますが、しばらくすれば落ち着いてくれるでしょう。

次は七滝コースへ。ここはアオダモの倒木。

倒木処理は、変なテンションのかかり方をしているので簡単にはいきません。

アオダモはバットの原料なので、廃材を利用してバットを作り、大谷翔平選手に使ってもらうってのはどうかしら?『ビッグフラ〜〜イ!オオタニサーーン!』と七滝産のバットでホームラン!

ついこの間までは冬の様相でしたが、もうすっかり初夏の七滝。

岩手山麓、上坊牧野の一本桜は満開です。今日は黄砂到来で霞がかった岩手山。上坊の桜はカスミザクラという種類の白い花。

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ステップソール講習的ツアー@源太ヶ岳 5/1

2021-05-01 18:58:33 | 源太ヶ岳

GWが始まった昨日は、あまりらしくないお天気でしたが、一転、今日はそれなりに汗ばむ陽気。

Kさんと、樹海ラインから源太ヶ岳を目指しました。天気予報では15時過ぎには降り出しそうな感じなので、今日は14時下山の目標です。

アオモリトドマツの林の中は、日当たり悪く積雪表面が硬くしまっているところも多く、ステップで登るのも若干苦労しましたが、日当たりの良いところでは雪も緩み、ステップも効くようになります。

山頂の少し下からダウンヒルスタート!昨夜の降雨で、やや縦溝が深くなりましたが、そこはテクニックで補ってください。

Kさん、テレマーカーらしくなりました。滑走技術、昨年比70%(※本人談)以上アップして、今シーズンの成果を感じたぞ!

久しぶりのステップソール山行で、キックターンで手間取ってましたが、もう少し磨きをかけて欲しいところです。滑って登るの繰り返しにはステップソール最高です。・・・ですが、登りにはちょっとしたコツが必要。

今年は積雪が少なく、笹が立ってくるのが早いですねえ。。。

登りと下り、ライン取りを変えて下山。スキーで山に入るということは、山の知識、経験も大事ですが、滑走技術も大切ですね。

ステップで急斜面でも登って滑って降りて来れたら、八幡平ならシールレスで歩き回れます。ステップソール最強です。お天気は下り坂。目標時間には下山するぞ!

アオモリトドマツの林の迷路をズバッと車止めまで下山。今日も雨に当たる前に下山出来ました。

久しぶりのステップソール山行、大変お疲れ様でした。

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源太ヶ岳南麓踏査 4/1

2021-04-02 17:07:57 | 源太ヶ岳

今日は源太ヶ岳の南麓の踏査。

ホモサピエンスがアフリカを出て、南米大陸の先端まで住処を築きながら歩き続けたグレートジャーニーは、その先に何があるか知りたいという欲求から、気づいてみたら5万キロも旅をしたという気の遠くなるような物語。自分の知らない、足を踏み入れたことのない土地へ行きたい、見たいという欲求は、ホモサピエンスが遺伝的に持ち合わせた性質とも言えます。

話が大きくなり過ぎましたが、要するに今まで歩いたことがないところを知りたい欲求は抑えがたいということです。

まずスタートは馴染みの奥産道冬季閉鎖ゲートから。林道はギリギリ雪に覆われています。

奥産道をしばし進み、馴染みの場所から台地に取り付き、ブナ林の急登を登ってきます。

夏道1146m地点から伸びる尾根を越えると、源太ヶ岳南東斜面が現れます。

1146m地点から上倉方面へ少し登ったところは早くも登山道露出。

今日は南面踏査が目的なので、東尾根にすぐ取り付きます。厳冬期にはお勧めできるライン取りではありません。

所々クラックも広がり始めていますが、気をつけて登れば問題なし。

山頂直下までくれば、源太ヶ岳東面が見えますが、こちらは目立ったクラックが遠目には確認出来ません。

今日は南面を滑るので源太ヶ岳山頂は寄らず、入りやすそうなところからドロップ。

裏岩手縦走路の小畚山右奥には、鳥海山がくっきりと遠望できました。今日は黄砂の影響なし。

南面を1305m付近まで滑ったら、大深岳方面へ南麓をトラバース気味に踏査します。こう言う時にステップソールが良いんですよねえ。

細い沢が何本もあって、アップダウンが続きますが、高度を落とさないように。

今日の目的地は大深岳の湯の沢源頭。沢が流れる音も聞こえてきました。沢が深く、ここから裏岩手縦走路へ出るのは結構至難の技です。

ウサギ、カモシカ、自分のスキーの跡以外なし。さあ戻ろう。

先ほどの1305m付近まで戻ったら、また初見の尾根を下ります。

奥産道手前が難関。斜度もあり、ちょいちょいクラックも広がり、気が抜けません。

あっちを見、こっちを見しながら安全ルートを探っていきます。沢も所々開いています。

最後まで板を脱がずに無事奥参道合流。ホッ。。。

奥参道冬季閉鎖ゲート近くのミズバショウはもう咲き始めてました。今年の春は短そうです。

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大深山荘〜源太ヶ岳分岐 ショートカット刈り払い 9/9

2020-09-09 20:41:58 | 源太ヶ岳

刈り払い作業も残り少なくなってきましたが、全部遠いところ。少し涼しくなってきたから、まあ良いでしょう。

今日は大深山荘から源太ヶ岳を通らずに、松川温泉へ下山するルートの作業です。大深湿原の木道脇も足元にかかるものを刈りながら進みます。キンコウカの草紅葉もずいぶん進んできました。

湿原はさして刈るものは多くありませんが、意外に距離があるので忍耐力が必要です。

湿原が終わるとトドマツの樹林帯に入ります。毎年の刈り払いの甲斐もあり、登山道脇にはモミジカラマツが勢い良く繁茂しています。勝手にカラマツ街道と呼ぶことにしました。

今日は街道の標高最高地点まで。天気も良く、作業はかなりはかどりました。

標高最高地点(通称太郎平)は街道の中で唯一展望の開けるポイントです。あと何日で目標地点に到達出来るか。。。

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大深山荘〜源太ヶ岳〜松川温泉 5/8

2020-05-08 19:59:57 | 源太ヶ岳

今日は樹海ラインから沢沿いをつめて、大深山荘の清掃と若干の夏仕様に向けての準備。

最近、気温も上がってきてクマの活動も活発化。早速、フレッシュな足跡で歓迎の挨拶。

裏岩手縦走路のオアシス大深山荘。GWはステイホーム週間となったこともあり、例年に比べ利用された方は少なかったようです。ちなみに大深山荘の水場はまだ雪の下です。

下から担ぎ上げた水で、居室のモップがけとトイレ清掃。いつも綺麗に使っていただきありがとうございます。

小屋外のデッキには、雨水槽を設置しました。雨が降れば水が溜まってくると思います。小屋の中におトイレ掃除セットも常備してありますので、図らずも汚してしまった方は、清掃にご協力いただけると助かります。綺麗になっていると次の方にも綺麗に使ってもらえ、綺麗が長続きします。

大深山荘の清掃後は源太ヶ岳へ。山荘から大深岳の分岐までは雪上歩きですが、分岐から源太ヶ岳への登山道はかなりの部分露出しております。

裏岩手縦走路の三ツ石山から小畚山の稜線の遠望。まだ雪はたっぷりあります。

源太ヶ岳山頂。風当たりの強いところなので、いち早く融雪する場所です。

ですが、源太ヶ岳山頂直下の風下側にはたっぷりの残雪。毎年この界隈の登山道上に最後まで残る雪となります。

大深山荘へのショートカットルートの分岐から松川温泉までは、まだまだ雪はありますのでピンクテープでマーキングしてきました。

上倉沼は徐々に解氷。ドラゴンアイ的な感じです。上倉の水場もまだ雪の下なので、1日分の水は必ずお持ちください。

1/25000地図の1146m地点付近は登山道が露出してますが、またすぐ雪上歩きになります。

丸森川に架かる橋の雪も微妙な感じに残っていたので、、、

落としておきました。

松川温泉が近づいてくると積雪量が減ってきます。これからお里のほうから徐々に登山道が露出し、お花も咲いてくることでしょう。

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源太ヶ岳 4/1

2020-04-01 16:58:07 | 源太ヶ岳

岩手県では新型コロナの感染者が確認されておりませんが、首都圏では感染拡大が止まらない状況で、当スクールでの今週末のステップソール講習は募集を中止しました。これから先のツアーや講習につきましては、今後の状況の推移をよく見た上で判断したいと思います。

霧雨。「こんな天気でも山さ行ぐのが?」と休憩中のバスの運転手さんに声をかけられながらも源太ヶ岳へ向け出発。一応下見もしておかないといけません。

奥産道入り口には、雪が思いの外まだ残っています。

奥産道を歩くことしばし。丸森川も前回3/10に来た時に比べても、極端に開いた感じはありません。

いつもの場所から取っ付いて、ブナ林をステップを効かせて登っていきます。

1/25000の1146m地点を過ぎれば源太ヶ岳の東斜面が見えてくるはずも、生憎のガスで見えず。夏道の上倉の水場を過ぎると急登ですが、キックターンが上手く出来れば、シールなしでも登っていけます。

急登も一息つく頃には、本格的にガスってくる。雨はショボショボと降り続く。

森林限界を越えると山頂直下のオープンバーンです。思ったほど縦溝が入っていません。

視界がないので、山頂は目指さず様子を見ながらダウンヒル。

そして今日はルートの新規開拓。野を巡る獣のように、テクノロジーに頼らずに山を歩きたい。

4月になりましたが、真っ白い冬毛のウサギが駆けていった。

少々の雨ならブナ林の逍遥も悪くないでしょ。

腰を下ろして上を見上げる。毛細血管のように枝を広げるブナ。

あちこち歩いては滑りしながら下山。ステップソールは便利な道具です。

志村けんさんが亡くなった。ドリフで育った世代にとっては、思いの外ショックです。ご冥福をお祈りします。

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雨中徘徊@松川の森

2020-03-10 15:51:49 | 源太ヶ岳

春のステップソールツアーに向けて、ステップ板で山をあちこち歩き回る時期になってきました。朝は霧雨、お昼近くになるにつれ本降り。春なら、雨に降られながら歩くのも悪くない。

こんなお天気の日には動物たちも活動停滞気味ですが、水芭蕉群生地からヤマドリが飛び出してきました。これだけ暖かいと、もしやクマの足跡でもあるのでは?と思いましたが、やはりまだお目覚めにはなっていないようでした。

今日は松川温泉から奥産道をしばし行ったところからブナ林へと取っ付いて、ブナ林の中を様子見です。このところの高温ですっかりザラメ化した雪となっていました。

丸森川は完全に埋まっていません。ここに限った話ではなく、今シーズンの春先は沢筋での歩行には十分注意が必要ですね。

湿ったザラメ雪でシールなしでもウロコで十分。テレマーク業界がこれから生き残っていく上では、ステップ板と上手にお付き合いしていくのも一つの手だと思います。滑りと歩きの連続性。滑りと歩きが途切れず動き回れる強み。

源太ヶ岳方面へは行かずに、標高を上げた後はなるべくトラバースしながら源太ヶ岳登山口へと戻りながら、ブナ林を徘徊。霧雨に煙る、雨水に木肌を濡らすブナ林。

夏の自然公園保護管理員の仕事で、この辺はしょっちゅう歩いているところですが、勘と経験で当てずっぽうに歩くとどうなるか?ある程度はいけますが、やはり正確性に欠けます。

林の中を彷徨くのは難しいですね。顕著な地形があれば、現在地を確認できますが、地図もない、GPSもないではお手上げです。今時、スマホのGPSアプリで現在地なんか簡単に特定できますが、機械トラブル等に備えて必ず紙の地図も携帯したい。

源太ヶ岳登山道、丸森川に架かる橋。150cm程度の積雪が載っかってます。

地図とにらめっこしながら、雪の林の中をほっつき歩けるようになれば、読図力も自ずと上がってくるのではないでしょうか?

降り方が激しくなってきた。さあ、帰ろう。

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