保護に成功した黒茶ブチ、クロそして残り1匹の茶トラの
捕獲器設置の回数は10回程度にはなっていたはずですが
残念ながら断念することになりました。
理由は餌場となっていた物置の道路対面のIさん宅と
餌やりをしていたSさんがトラブっていたことが
分かったからです。
〔Iさんのお話〕
・Iさんご本人は猫が嫌い
・3年前からほぼ毎日餌やりを続けている
・たまに通る庭におしっこするので臭くて大迷惑
・猫を追い払おうとしたらSさんに「画像を投稿しますよ」と言われた
・自宅で飼うよう注意したがアパートなので飼えないと勝手な主張をしていた
・餌やりの許可を近所で得ていると嘘を言っていた(ご近所に確認済み)
・カラスが10数羽餌を食べに来て怖いし鳴き声とフンにも迷惑している
・不妊化手術は済んでいて猫エイズ検査もしてあり陽性と聞いた
(物置の裏の山はこうした雑木林)
もともとの目標はまず捕獲、必要な医療処置を済ませた上で
里親探しをするか元の場所に戻して有志が交代で餌やりをするかの
2者の選択だったのですが、こうなると後者は新たな争いを招きかねません。
また猫エイズ陽性は里親探しが極めて困難になり
引き取った一時預りボランティアの方に
ずっと負担がかかり続けることになってしまいます。
そして実はもう一つの理由があり
それはこれまで一切情報がなかったのですが
別の黒っぽい猫が同じ場所に来ていることが分かったのです
(Sさんが餌やりしていた物置脇に別の黒っぽい猫が)
つまり茶トラより先にこの黒が捕獲器に入ってしまうと
当然保護することになりそれでなくてもすでに2匹増えているため
一時預りのキャパシティーを超えてしまうのです。
それでなくても1歳を超えていて茶トラと同一場所にいたとなると
エイズ陽性の可能性が高くなりもしそうなら
こちらの里親探しも極めて困難なことは明らかです。
かくして大前提の「全ての猫を保護できない」に従って
本当に残念ながらこの2匹の捕獲、保護を
諦めることになりました