ここ長野でも県議選が終わりましたが
個人的な興味はむしろ
日本の首都である東京の都知事選の方にあったのは
保守的な風土がとても強く変化の少ない田舎の選挙よりも
候補者が有名人が多いこともあって
傍から見ていて楽しいから
つまりは、野次馬根性に他なりません
ことろが今回は、東日本大震災の影響なのでしょう
地方に伝わる報道が極めて少なく、よく分からないうちに終わってしまいましたが
石原知事が福島原発の処理に奮闘する消防、警察関係者を前に
「ありがとう」と涙を流された時点で再選を確信したのは
私だけではないのではないでしょうか。
これぞまさに現職の強み、このタイヘンな時期に
将来の政策論議よりも目の前の困難をどう乗り切るか、を
“海のものとも山のものとも付かない人”には任せられないという
都民の皆さんの心の動きはよ~く分かります。
前言を翻して直前に立候補したにも拘わらず
あの東国原さんに100万票もの大差を付けて
4年前の都知事選の時とほぼ同じ投票数の
180万票を獲得しての楽勝でした。
ところで、選挙に立候補する際に
都知事選でしたら300万の現金を
選挙管理委員会に対して供託します(法務局等に預ける)が
これは、“売名行為を防ぐため”と聞いたことがあり
先進国の中ではずば抜けて高い金額です。
ちなみに、アメリカ、フランス、ドイツなどは0円です。
そして、有効得票総数の10%に満たない獲得票数の場合は
これを国または地方自治体に没収されてしまいます。
(供託金没収点)
今回の都知事選においては
1位 石原氏 261万票
2位 東国原氏 169万票
3位 渡辺氏 101万票
4位 小池氏 62万票
その他 9万票
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602万票の10%⇒60万票
つまり、5位ドクター中松氏の4万票以下の7人の方は
この300万円は没収されることになります。
選挙にかかる費用は普通
ネットによる選挙活動が認められていない現在
どんなに少なく見ても2000万円とも3000万円とも言われていますが
東国原氏は以前からですからともかくとして
ワタミの渡辺氏などは300万円の没収もされませんでしたので
全国ネットのTVコマーシャル代としたら
とても安い広告宣伝費で済んだことになるのでしょう。
さすがに、「経営」を政治に取り入れようとなさった方ですね