私はまだ6年前のル・ボナーの松本さん、分度器ドットコムの谷本さんと行った旅の記憶の中にいるのかもしれません。昼頃着いて、翌日午前中に発ったので24時間も滞在していませんでしたが、フィレンツェも思い出深い街のひとつです。
郊外に出ると地元の人の普通の生活が営まれていると思いますが、中心部は赤い屋根の古くからある街並みで、街自体が観光地で、歩いている人皆が旅行者でした。
大聖堂のドームやポンテベッキオ橋などの名所も見て記憶に残っているけれど、行き交う人たちの姿、ここは街並みを楽しむところだと思いました。
何かを観たと言うよりも、仲間たちと他愛もない話をしながら、街をブラブラと歩いたことの方が記憶に残っている。
どうせ限定万年筆を手に入れるのなら、何か自分に縁のあるテーマのものを選びたい。
そう多くはないけれど、たまに思い入れのある土地をテーマにした限定万年筆が発売されたりして、普段頭の奥にしまってある旅の記憶を思い出すきっかけになったりして、時の流れを感じたりします。