本当に久しぶりにル・ボナーさんを訪ねました。
毎年恒例になっているオリジナルダイアリーカバーの素材選びと、ル・ボナー松本さんの意向を伺うといった訪問です。
行くと奥様のハミさんも待っていて下さって、ハミさんの元気なお顔も見ることができました。
ル・ボナーさんを訪ねたのも久し振りだったけれど、どこかを商談で訪ねること自体久し振りで、店にじっと閉じこもっていたことに気付きました。
開店するまでも、してからも松本さんにいろいろ面倒を見てもらいました。店が始まってからもずっと、ル・ボナーさんという前を走る目標があって、その背中を追い続けてきました。
何かあった時に、松本さんならどうするか、どう考えるかというふうに考えてきたけれど、その背中は大きくなるどころか、まだまだ小さくしか見えず、これからも追い続けていくのだろうと思っています。
届いたばかりだというかなり貴重で高価なコーヒー豆コピ・ルアクを松本さんが挽いて、淹れてくれて初めて飲みました。
知ったような口をきくと、全ての味が控えめで、注意を向けないと感じることができない、でも感じようとするとバランスのとれた上品な味に思え、良いものとは何かが突出してインパクトがあるのではなく、全てのバランスがとれていてジワジワと良さが伝わってくるものだということをコピ・ルアクの味で思い出しました。
同じショッピングセンター内で、開島当初からあるのはル・ボナーさんだけになってしまい、空き手店舗もあるという六甲アイランドの静かな夜。
松本さんも、この昼間とはうって変わって寂しくなる夜の風景を不安な気持ちで見ることはあるのだろうか。
当店のある元町西口の夜も静かだけど、六甲アイランドはもっと人通りが少なく、イルミネーションだけがキラキラと輝いていました。