元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

黒のシュランケンカーフ

2015-08-25 | モノについて

何か月も前から、秋冬に使う鞄が欲しいと色々考えていました。

通勤に使うもので、使用頻度としては一番高いことになると思われるもので、電車の中で何か書いたり、読んだりしやすいように肩から掛けられるか、背負えるものがよかった。

仕事で毎日使っていて、持ち歩いているシステム手帳、水筒、筆入れ、財布、本、時にカメラなどは、一時期に比べるとかなり少なくなったけれど、最近休日用の鞄として気に入って使っているル・ボナーのお散歩バッグオブレにはとても収まらない。
それなりの大きさがなければならない。

当店のお客様方の間ではものすごく普通の選択だと言われるかもしれないけれど、ル・ボナーのパパスショルダーにしました。

色はシュランケンカーフのブラック。

ル・ボナーの鞄で、しかもカラーバリエーション豊富なシュランケンカーフでブラックを選択する人はもしかしたら少ないかもしれないけれど、デニムやそれに合わせて履く革靴とも相性が良いような気がしました。

それにもともと黒のシュランケンカーフを私はとても気に入っていました。

当店のオリジナルペンレスト兼用万年筆ケースやカンダミサコさんに当店オリジナル仕様で製作してもらっているA7メモカバー、A5ノートカバー、ル・ボナーさんが製作している正方形ダイアリーカバーなど、何かあれば必ず黒で作ってもらっています。

使いこんで柔らかくなって、少し艶のような光が出てきた時に、あえてブラックにして良かったとよく思います。

私の鞄はまだまだマットな感じで、真新しい革の匂いがして、気恥ずかしいけれど、使いこんでクッタリして、少し艶が出ると完璧だと今から楽しみにしています。