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南北単一チーム、トラゴンボート女子500メートルで金  南北から5人ずつ約20日間にわたり地獄の特訓  北朝鮮選手、最初はドラゴンボートの形も知らず 

2018-08-27 | 板門店宣言を次々実行

ドラゴンボート南北単一チームが金メダル…授賞式場に鳴り響いたアリラン

登録:2018-08-27 06:25 修正:2018-08-27 08:03

[2018アジア競技大会] 
南北単一チーム、トラゴンボート女子500メートルで金 
南北から5人ずつ約20日間にわたり地獄の特訓 
北朝鮮選手、最初はドラゴンボートの形も知らず 
1日10時間練習しすぐに’適応 
国際総合大会で単一チームが初の入賞 
 
東京オリンピックのカヌー単一チーム関連質問に 
北朝鮮選手「私たちはいつでも準備ができている」

南北単一チームの選手らが今月26日(現地時間)、インドネシア・パレンバンのジャカバリン・スポーツシティの漕艇競技場で開かれたカヌーのドラゴンボート女子500メートルの授賞式で、統一旗の掲揚と共に演奏された「アリラン」を歌っている=パレンバン/ペク・ソア記者//ハンギョレ新聞

 16歳の舵取りリ・ヒャンは「ドラゴンボートがどんなものかも知らなかった」と語った。しかし、共に訓練を初めてから20日にもならない南北単一チームは、16歳の舵取りのリードに従って、最初に決勝ラインを通過した。約20日間の短い訓練で勝ち取った国際総合スポーツ大会史上初の金メダルは、団結すれば強くなる南北選手らの底力を見せてくれた。

 南北カヌー単一チームは26日、インドネシア・パレンバンのジャカバリン・スポーツシティの漕艇・カヌーレガッタコースで開かれた2018アジア競技大会(ジャカルタ・パレンバン)のドラゴンボート女子500メートルで、中国の追撃を振り切って金メダルを獲得した。単一チームは同日、予選と準決勝いずれも全体1位の記録で決勝に進出し、早くも金メダル獲得の期待感を高めた。単一チームは決勝250メートル地点で、中国をわずか0.16秒上回るなど追い込まれたが、最後まで先頭を守りきり、2分24秒788の記録で優勝した。決勝ラインを通過した後、選手たちが一斉に手を上げ、歓声を上げた。第2位の中国とはわずか0.304秒差だった。第3位はタイ(2分26秒904)だった。

 今回のアジア大会で初めて授賞式で「アリラン」が鳴り響き、統一旗が国旗掲揚台の一番高い位置に揚がった。選手たちはアリランを歌いながら、一緒に笑って泣いた。北側のト・ミョンスクは記者会見で、アリランについて「わが民族にとっては別れ歌で、生き別れて暮らせざるを得ないことに胸が痛みます」と話した。

 単一チームは金メダルの秘訣として厳しい訓練を挙げた。ピョン・ウンジョン(20・九里市庁)は「誰でも私たちみたいに訓練したなら、金メダルを獲得できただろう」と堂々と話した。南側のカン・グニョン監督は「私たちが一緒に練習したのは20日ぐらいなのに、本当に歯を食いしばって1日を10日間のように過ごした」とし、「厳しい訓練を耐えてくれた選手たちを誇りに思う」と述べた。代表チームは早朝4時から夕方8時半までウェイトトレーニングと水上訓練など、厳しい訓練を行ってきた。カン・グニョン監督は「最初、どのように訓練すればいいのか話し合ったが、(北朝鮮の)キム・グァンチョル監督が一任してくれた」と感謝の意を示した。

 北側のキム・グァンチョル監督は「当初はメダルを取れるだろうかと心配していたが、韓国に行って、38度、40度を超える猛暑の中でも、北南(選手たち)の士気が非常に高かった」とし、「力はもちろん、志と心を一つにしてオールを漕いでいく力を感じたとき、民族の団結した力を得られるという確信ができた」と明らかにした。キム・グァンチョル監督は金メダル授賞式の後、一緒に団体写真を撮ったり、記者会見場に北の選手たち全員を連れて出席するなど、かなり積極的な姿だった。

南北単一チーム(上)が今月26日(現地時間)、インドネシア・パレンバンのジャカバリン・スポーツシティの漕艇競技場で開かれたドラゴンボート女子500メートル決勝で、1位でゴールした後、歓呼している=パレンバン/ペク・ソア記者//ハンギョレ新聞社

 単一チームが若いリ・ヒャンに舵取りを任せたのは勝負手だった。舵取りの場合、通常、経験豊富なベテランが務めるが、単一チームは男女の体重差を意識し、リ・ヒャンを選択した。カン・グニョン監督は「若くて、ここでうまく適応できるだろうかと心配していたが、動揺せずよくやってくれた」と話した。リ・ヒャンは「私はドラゴンボートがどんなものか、見たこともなかった」とし、「単一チームが構成されて南に行った時は何とも言えない複雑な心境だった」と語った。彼女は南側の舵取りヒョン・ジェチャン(34・蔚山市庁)が親切に教えてくれたかという質問に「本当に熱く教えてくれた」と答え、爆笑を誘った。

 同日の記者会見は、大会組織委員会はもちろん、海外メディアからの関心も高かった。ある日本人記者の「ドラゴンボートは正式な五輪種目ではないが、2020年東京五輪のカヌーにも単一チームとして出場する意向があるのか」という質問に、南側のヒョン・ジェチャンは「言うまでもなくイエス」と答えており、北側のホ・スチョンも「私たちはいつでも用意ができている」と堂々と答えた。

パレンバン/イ・チャニョン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

「誰もがみな、自分を探し、生きる喜びを求めて、この今を生きている」「みんな『寄り添ってくれる人』を求めています。『私を信じてほしい。任せてほしい。

2018-08-27 | 私たちがあまり知らない日本

「この今を生きている」

登校拒否・不登校問題全国のつどいIN大阪 最終日

子どもの気持ち 大切に

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(写真)学校に行けない状態にある子どもたちについて議論した基礎講座「学校で」=26日、大阪市

 大阪市で開かれた「第23回登校拒否・不登校問題全国のつどいIN大阪」最終日の26日、二つの基礎講座と12の分科会が開かれました。

 「学校で」の基礎講座には約30人が参加しました。NPO法人「おおさか教育相談研究所」の馬場野成和相談員が講演。現在の学校では子どもたちも教職員も、あらゆる所で管理されており、とても息苦しい状況にあると指摘。「誰もがみな、自分を探し、生きる喜びを求めて、この今を生きている」「みんな『寄り添ってくれる人』を求めています。『私を信じてほしい。任せてほしい。そして、待っていてほしい』と思っているのではないでしょうか」と話しました。

 馬場野氏は、学校に行けない状態にある子どもたちが抱えるさまざまな不安を和らげる努力と、その子が安心して休めるようにすることがとても重要だと強調し、「その子のことをとことん信じましょう。不登校の子ども本人の気持ちを優先し、大切にしましょう」と呼びかけました。

 大学で社会福祉と心理学を学んでいる女性(21)=兵庫県=は、将来スクールソーシャルワーカーになりたいと言います。「小学5年生から高校1年生まで不登校でした。講演を聞いて、過去を思い出しました。今はなぜ自分が不登校になってしまったのかを、はっきりさせたいという気持ちが強いです」と話しました。