日朝協会「京都府連合会」です。韓国・朝鮮との友好を進める、日本人の団体です。1カ月¥500 841-4316福谷気付

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 皆さんの声を生かして活動を進めます。

芳洲庵を訪ねて NO.12

2008-05-25 | 投稿・投書・私の意見

 

 NO.12  88才まで長生き  お墓は対馬に

  芳州は、晩年は「対馬という辺境に住んではいるが、衣食は足り、好き

な書をほしいままに読み、異国に遊んで親しくその風俗を見ることが出来

た。

  ついに海国に老ゆるも不幸にあらざる也。家の中はいたって平凡、無

事である。この楽しみはいかなる古人にも劣るものではない。

  ただ私にも四つの辛いことがある。

 一には、詩の下手なこと。  二には、碁に負けること。

 三には、身体の疼痛。    四つに、銭がないこと。これだけだ」と

随筆集「橘窓茶話」に記しています。

1755年(宝暦5)年、88才で対馬日吉の隠居所で亡くなりました。

 お墓は長寿院の山の上にあります。

 

 


芳洲庵を訪ねて  NO.11

2008-05-25 | 投稿・投書・私の意見

 

 NO.11 80才から和歌づくり

 芳洲は、80才を過ぎてから、古今集を千編読み和歌一万首づくりをめざ

しました。そして歌集「芳洲詠草」に二万首近くの和歌を詠じょました。

 これらの和歌には、晩年の心境や長崎、江戸などを幾度となく旅したとき

の思いなどが表されています。

○ 八十路までなれし唐ことふりすてて たどるも迷うしきしまの道

○ 八十六きょうをめがねのはじめとす 口惜しかりきかけはすれども

○ たちばなの花さく里をすぎゆけば むかしのことのしのばれぞする

○ やつれても一本松の常磐にて 今まかわらぬ志賀のふるさと