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仮面ライダーオーズ/OOO 第48話(最終回)「明日のメダルとパンツと掴む腕」

2011-08-28 09:04:09 | 仮面ライダーシリーズ
仮面ライダーオーズ/OOO 第48話(最終回)「明日のメダルとパンツと掴む腕」

アンクーーーー!!・・・最後の最後にタジャドルコンボ復活とか、もう最高すぎました。全コンボチェンジもやって欲しかったけれども、やはりここはタジャドル。アンクが叫ぶタカ!クジャク!コンドル!からの挿入歌、アンクと2人での戦い。やはりタジャドルは最高です!恐竜系7枚のギガスキャンも良かったですね。出来ればタカ!クワガタ!ライオン!シャチ!サイ!プテラ!などの各コンボ1枚ずつのギガスキャンも見たかったですが。
最後には800年前の王が変身に使ったメダルでのタトバコンボも登場。完全体を圧倒する力を有していましたが、最終回なのにタトバキックは結局とどめを刺すまでには至らず・・・刺していたと言えなくも無いですが、真木・・・

完全復活を果たしたのに、メダルの器にされて暴走形態になってしまったウヴァ。あのコアメダルを入れてもらった時の感謝⇒沢山入れられて恐怖⇒暴走したくないから逃げるのコンボは反則的なまでに情けなかったです(汗。最後の最後までウヴァらしいといえばウヴァらしい。一応語源は「奪う」ですが、散々欲していたコアやセルメダルを最後は与えられて暴走。奪うつもりが、自分の意思を奪われて暴走させられてしまった。何とも悲しい最期でした。

アンクが感じた満足。ただのメダルの塊が「死ぬ」ところまで来た。これまで数々の人間の欲望を目の当たりにし、そして映司や比奈たちと数え切れない時間を過ごしてきた。映司を選んでいなければ、こんなに面白い事には出会えなかったはず。アンクが掴んだ腕は、映司で間違いなかったのでしょう。

そしてアンクの腕を掴んだ映司。そうして手に入ったオーズの力。そして思い出した自分の欲。映司が欲したどこまでも届く力、腕。それは1人では手に入らないもの。だからこそ、誰かの腕を掴む。腕を掴んでいけば、世界が広がる。どこまでも、どこまでも腕を掴んでいけば、きっとそれは世界中にも届く力、腕となる。それこそ欲望のように限りなく。望み、欲すればどんな姿にも、どんな未来にもなっていけるはず。∞を超えるOOO。劇場版共々、手を繋いでいけば、人の力はどんなところにも届くのでしょう。
これから映司が掴むのはアンクの腕ではなく、他の大勢の人の腕。けれどもアンクのコアは共に。アンクと掴んだ力は決して無くならないでしょう。ありがとうアンク。2人の別れは見れば見るほど切なくなってしまいます。


さて、これにて仮面ライダーオーズの物語は終わり。MOVIE大戦があるとか言わない。始まる前は本当に「何だよタトバってww」と思ってましたが、やはり最終回まで見ると凄く愛着が湧きますね。今ではコンボソングが凄くカッコよく思えます。まぁ結局最後の最後も活躍しきれたのか分からないタトバコンボでしたが(汗。

欲望をテーマにしたオーズ。欲望にも様々な形があり、それは時として夢にも繋がる。夢と欲望は別物ですが、何かを求め、欲するという気持ちは同じでしょう。最後まで何者なのか分からなかった鴻上が言っていたように、欲望は進化を導く。あれが欲しい、これが欲しい。そういった思いを突き動かし、現実へと変えていく。欲望は何かの終わりではなく、何かの始まり。

自分に無欲だった火野映司。欲を無くしてしまい、そして取り戻した欲望。明日を掴むその腕は、自分1人の腕ではなく、誰かの腕を掴み、そして築き上げていく事が出来る腕。本来敵であるグリード・アンクとの奇妙な友情。たった1日の、朝からの長い付き合いから始まったこの2人の1年の物語で、映司は欲を取り戻し、アンクは欲を満たした。アンクは自分1人では満足する事が出来なかった欲望を、映司や比奈、信吾の手を取ることで満足する事ができたのでしょう。1人で届かないなら2人で。2人で届かないなら3人で。欲望があれば、どこまでも手を伸ばしていけるのでしょうね。もちろん、暴走しないようにコントロールも必要となってきますが。

最後まで何者なのか掴みきれなかった鴻上。器の広い知世子さん。バズーカ誤射などがありつつも、立派に成長した後藤さん。後藤さんを導いてくれた伊達。意外と戦える上司里中。
怪力ヒロインの比奈。最後まであれもこれも欲していたが、何も告げることが出来なかった。ただその思いは大切でしょうね。求めても手に入らないものだってある。でも、求めようとする気持ちまで無くしてはいけないのでしょう。
ラスボスとなったドクター真木。美しいものは、美しいまま終わらせる。自身がグリードとなって尚、世界の終末を求めた真木。映司とは対照的に、最初から1つの欲に向かって動いていた人物でした。最後に人形を知世子の店に置いていったのは、彼なりの別れの挨拶だったのか。世界の終末を求めていながらも、思い入れのある人物に人形を託した真木。やはり彼にとっても、別れは寂しかったのかな・・・

上下三色、オールライダーやメダル奪取に大活躍のタトバコンボ。色々あって出番が滅茶苦茶少なかったけれども、出れば必殺のガタキリバコンボ。終盤多用されたラトラーターコンボ。フィニッシュは少ないものの、豪快な戦いを見せてくれたサゴーゾコンボ。やっぱりカッコいいタジャドルコンボ。コンボも亜種も多かったシャウタコンボ。無への欲望を見せてくれたプトティラコンボ。愛の恋愛コンボ。魂のタマシーコンボ。将軍家のブラカワニコンボ。本当に多数のフォームが出てきたものです。残念ながら、というか当然全亜種は登場しませんでしたがwトラメダルもいつの間にか普通に活躍するようになって・・・そういえば終盤までカマキリ復活無かったなぁ。


終わってみれば、凄く楽しめた1年間でした。携わった全ての皆様、ありがとうございました!!

現在オーズが使えるメダルは・・・割れたタカのコアメダル1枚。

追記
仮面ライダーオーズ コンボテーマ最終回仕様

素晴らしいっ!!のですが、聞いてると寂しくなってきます・・・

コメント (12)    この記事についてブログを書く
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12 コメント

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2人のボディ&ソウルが1つになりましたね (いけやん)
2011-08-28 10:51:20
終わった。終わってしまった…。映司とアンクの絆の物語。

うおおおおーーー!!!
最高に燃える展開でした。
アンクの心が宿ったタジャドルコンボでラスボスに挑む。暴走の危機を抱えた映司を守るため、アンクは満身創痍の体を差し出した…。Wじゃないけど、まさに一心同体となった2人。燃え上がる映司とアンクの絆。どんな敵ももう怖くない。
紫メダル7枚を使ったギガスキャンも豪快でした。

タトバキックも珍しく決め技になりましたね。あれ、でも結局ウヴァさんが生き延びちゃったので、やっぱり決め技とはいえないか? つくづく不遇な必殺キックです(汗)

みんなの人気者となったウヴァさんももはや噛ませ犬。ダブルバースを圧倒して調子に乗り、オーズにボコられ、真木にコアメダルを入れてもらった時の感謝から一転、沢山入れられて恐怖、そして暴走したくないから逃げる…ウヴァさんらしい情けない素敵な最期でした(笑)

アンクが消えてしまったのは、本当に切なかったです。アンクには生き延びてほしいという気持ちがありました。でも、彼は本当に「満足」していたんでしょうね。グリードにとって、満足を得られるなんて本来はありえないことだったのでしょうから。他のグリード達の最期と比べても、それは明らかで。

映司の方もまた、アンクの手を掴んだことを誇りに思っているようでした。でも、これからはアンクがもたらした力ではなく、仲間達との絆で…。
1人じゃダメならみんなで夢を叶えよう。困難を乗り越えよう。孤高のヒーロー「仮面ライダー」に手を差し伸べよう。それで世界は救われる…というわけですね。

欲望・あるいは夢をテーマにした作品。最後まで何者なのか分からなかった鴻上が言っていたように、欲望は進化を導く。何かを成し遂げたいという思いを突き動かし、現実へと変えていく。欲望は何かの終わりではなく、何かの始まり。欲望があったからこそ、こうして人類は発展していったんですよね。
欲望は暴走させると破滅を招きますが、生きていくためや夢の実現のためには欠かせないもの。当たり前のことなのですが、言われてみればそうなんだよねぇと納得できます。そういうテーマがうまく伝えられていると思います。

コンボの数だけでも歴代ライダーの中ではかなりフォーム数が多かったわけで。
それぞれのかっこよさがあり、楽しませてくれました。都合でガタキリバの出番が少なかったりしましたけどね。最後にタジャドルを持ってきてくれたのは感激です。
そして119種類も確認されている亜種形態。毎回どんな亜種形態が出てくるか楽しみでもありました。できるならもっとたくさんの亜種形態を出して欲しかったなぁ。

1年間、非常に楽しかったです。
残るは冬の劇場版。フォーゼとの共闘を楽しみにしています。
いい最終回でしたね。 (黒い人)
2011-08-28 13:05:06
>一応語源は「奪う」ですが
もう誰もそう思ってはいないと確信しました。彼の語源は「奪われる」です。(笑) ガタキリバ好きなんですが出番が少なかった。
最後のタジャドルは格好良いです。今までは、メダルというかグリードはオ―ズの力で無理やり力を引き出していたという事も良く解りました。本当に心を合わせて協力することで真の力が引き出されるんですね。
主題歌が曲調が変わると凄い悲しい歌詞に聞こえるから凄いです。「うしおととら」もそうですが、何時か復活してくれると思える良き終わりですね。そうかアイスはハンバーガーに相当するのか。
フォーゼってファングWが防災ずきんを被っている様に見えませんか。
いけやんさんへ (アル)
2011-08-28 17:16:55
こんばんは。

>孤高のヒーロー「仮面ライダー」に手を差し伸べよう。それで世界は救われる…というわけですね。
仮面ライダーも孤高であり続けることは無いのでしょう。周囲に危険が及ぶかもしれませんが、手を取り合って対応できる事もあるはず。ヒーローに手を差し伸べられたなら、今度はヒーローに手を差し伸べる番です。

>欲望は暴走させると破滅を招きますが、生きていくためや夢の実現のためには欠かせないもの。当たり前のことなのですが、言われてみればそうなんだよねぇと納得できます。そういうテーマがうまく伝えられていると思います。
欲望、という単語だけを聞くとあまり良いイメージはありませんでした。ですが、欲望はどこまでも貪欲に求め続ける力の源。コントロールすれば、自分を進化させることにも繋がる。欲望のあり方について、色々考えさせられた1年でした。
黒い人さんへ (アル)
2011-08-28 17:23:46
こんばんは。

>もう誰もそう思ってはいないと確信しました。彼の語源は「奪われる」です。(笑) ガタキリバ好きなんですが出番が少なかった。
ガタキリバは分身にお金がかかると聞いたことがあります。語源のせいで、コンボまで出番を奪われる事になるとは(笑。

>最後のタジャドルは格好良いです。今までは、メダルというかグリードはオ―ズの力で無理やり力を引き出していたという事も良く解りました。本当に心を合わせて協力することで真の力が引き出されるんですね。
他のグリードたちも、自分の意思を宿したコアをオーズに貸していたら、それぞれの声でコアメダル名を叫んでくれたかもしれませんね。

>「うしおととら」もそうですが、何時か復活してくれると思える良き終わりですね。そうかアイスはハンバーガーに相当するのか。
そうですね。今の映司の欲望は、どこにでも届く力と、アンクともう1度会いたいという夢を持っていることでしょう。その欲望や夢がある限り、いつかきっと・・・

>フォーゼってファングWが防災ずきんを被っている様に見えませんか。
ファングジョーカー+防災ずきんの発想はありませんでした・・・段々そう見えてきます(汗。
Unknown (条太郎)
2011-08-28 20:25:08
ああ、なんだか「終わっちゃったんだなー」という脱力感が大きいです。もちろん戦闘は熱かったし良い最終回なんだけども、なんというかここ数話が重かったせいもあって、今回は駆け足で進んでいるような感じがしました。ネクサスの最終話みたく、最終決戦→ラスボス出現→諸々のフラグ回収→撃破→後日 の流れを一話でやろうとしたせいかも。前回も大概絶望的だったけど、もう一話、ウヴァ変形、世界終末寸前になるような話がクッションになっていたらなーと。

この一年、やはり早かったです。アンクは最終的にどういうポジションになるのかが最も興味深かったですが、「まぁモモタロスとはいかずとも大牙くらいにはなるだろ」と思ってたのでロスト完全化以降は本当にハラハラしてみていました。
死ぬか死なないか自体分からない状態でしたが、最後に「命を得たことにより、死ぬことが出来ること」に満足して消えた彼は、上でも言われていますがうしおととらのラストを思い出しました。ひょっとして、とテレ朝公式のMEDALの項を見たときの悲しさと言ったら。

正直ラストバトルの展開は漠然と前々から予想できていましたが、そこに至るまでのここ二ヶ月間の展開に驚かされました。さすがにアンク声のタジャドルと恐竜メダル七枚でのギガスキャンは予想も付かなかった。で、ガタキリバどこいった。
そして最後まで綺麗に決まることの無かったタトバキック(涙 更にこれまでを遙かに超越する小物振りを見せつけるウヴァさんwwwwwwwwww

少年マンガ的展開だった前作と比べ、今作は教訓めいた感じのシーンが多いライダーでした。「欲望は抑える物でなくむしろあるべき物」という考えは未だに衝撃的です。無欲な映司が欲を取り戻す課程は見ててちょと怖かった。

色々書きましたが、無事一年を通して見ることが出来て良かったです。冬映画ではどういう扱いになるんだろう。
来週からは謎のロケットライダーに交代。頭の形以外はもう慣れた。どんな動きを見せてくれるのか期待しています。
条太郎さんへ (アル)
2011-08-28 21:02:08
こんばんは。

>前回も大概絶望的だったけど、もう一話、ウヴァ変形、世界終末寸前になるような話がクッションになっていたらなーと。
そうですね。ウヴァにももう少しちゃんとした終末が欲しかったです。完全復活しても、電撃が強くなってダブルバースを倒した!という印象しか・・・(汗。

>ひょっとして、とテレ朝公式のMEDALの項を見たときの悲しさと言ったら。
あれは悲しかったですね。オーズにはなれませんが、アンクとは常に一緒。色んな世界をアンクと旅しているのでしょう。

>更にこれまでを遙かに超越する小物振りを見せつけるウヴァさんwwwwwwwwww
完全復活してもしなくても同じでしたねw不遇というか、ウヴァらしいというか。

>少年マンガ的展開だった前作と比べ、今作は教訓めいた感じのシーンが多いライダーでした。「欲望は抑える物でなくむしろあるべき物」という考えは未だに衝撃的です。
欲望無くして進化無し。求め続けたからこそ、メダルの塊であったアンクも、死ぬ事が出来たのでしょう。
こんばんは (アパッチ@元帥)
2011-08-30 00:37:49
非常に面白かったです、久し振りに全ての話を見た仮面ライダーも珍しいぐらいです。
映司とアンクのやり取りもですけど、伊達と後藤さんの師弟コンビも良かったです。
後藤さんがあそこまで成長するとは思っていませんでした。
真木さんは演じていた神尾さんがSPのイメージが強かったので、まさか真逆なキャラを演じていて役者は凄いな!と感心してしまうほどです。
ウヴァさんはある意味とんでもない終わり方でしたがw
フォーゼも楽しみにしています。
アパッチ@元帥さんへ (アル)
2011-08-30 06:55:31
おはようございます。

>後藤さんがあそこまで成長するとは思っていませんでした。
クスクシエで働いていた頃が本当に懐かしいですね。まさかこうなるとは予想外でした。

>ウヴァさんはある意味とんでもない終わり方でしたがw
そしてある意味ウヴァらしい終わり方でもあったように思えました(苦笑。
追記させていただきます。 (黒い人)
2011-08-31 23:14:20
こんばんわ
http://www.tv-asahi.co.jp/ooo/medal/index.html
公式のメダルがせつなさ炸裂です。
http://www.toei.co.jp/tv/OOO/
キヨちゃんが、行方不明に・・・。そうか、あの必死さは演技ではないのか。その後の泳げたとかのはっちゃけはアドリブだそうです。
黒い人さんへ (アル)
2011-09-01 07:13:34
おはようございます。

>キヨちゃんが、行方不明に・・・。そうか、あの必死さは演技ではないのか。その後の泳げたとかのはっちゃけはアドリブだそうです。
本当に行方不明だったとは(汗。そしてあれがアドリブ・・・良くとっさにああいった演技が出来るものですね。さすがです。

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