仮面ライダーガヴ 第28話「絆のチョコフラッペ!」
大丈夫じゃないのに大丈夫と強がるショウマ、そんな彼を見て涙を流す絆斗、OP無し、タイトルバックはビターガヴが用いるスパーキングミゴチゾウが如き……と、不安を煽る始まり方をした第28話。
絆斗が一人向かった先は塩谷の事務所。塩谷は登場期間こそ短いものの、ヴァレンに変身を決意した理由の一つでしたし、震える声で「ごめん」と呟き続ける絆斗から、彼の存在がどれだけ絆斗にとって大きかったか伝わってきます。「俺なんかいなければ!」と自傷行為に走る絆斗を止めようとしたショウマを「お前グラニュートのくせに弱った俺なんかに負けてんじゃねぇよ!」と言い出した時は「さすがの絆斗も正気を失ったか」と思ったら……「お前がそんな弱ってんの全部俺のせいじゃねぇか!」……何この2号ライダー、あまりにも理性がありすぎる……!!いっそのこと全部グラニュートのせいに、誰かのせいに出来たら楽でしょうに、抱え込んでしまう絆斗の優しさが感じられる、とても印象的なセリフでした。ここでもう「ショウマと絆斗は大丈夫だ」と思えましたね。
その後、幸果さんから教わった方法で、今度はショウマが絆斗を励まそうとしたり、ぴったりと絆斗の隣に座ったり、絆斗もそれを受け入れていたりと、一度は離れた二人の距離が確実に縮まったのを感じられます。
そんな二人の前にまたしても現れた酢賀は「君には俺の技術が必要。わかってるでしょ?ほら、行こう」と発言。とても間接的にとはいえ師匠を殺した人物が発した言葉とは思えません……と、絆斗の前では人の心なんて無いように思われた酢賀ですが、今回ラキアが大勢のダークショウマを破壊した部屋には、人の親の顔で赤ちゃんを抱く酢賀の写真がありました。
まるで時が止まった子供部屋のような部屋で行われていたダークショウマの培養。「最強生物」という言葉だけを切り取れば、あらゆる敵に打ち勝つ存在といった印象を抱きます。ですが酢賀が目的としているのは「何があっても死なない誰よりも強く長く生きる命」。あの部屋の写真や赤ちゃん用の靴下、酢賀の回想などからするに、赤ちゃんを幼くして喪ってしまったことが、最強生物を生み出す研究に繋がったのでしょうね。ダークショウマに「お父さん」と呼ばせなかったのは、彼がそう呼ばれたいのはダークショウマではなく別の人物だったからでしょう。あとは、過程に過ぎないダークショウマに愛着を持たないため、という理由もあったかもしれません。
ですが、そんなことを酢賀本人が言うはずもなく。ありったけの怒りの念をぶつける絆斗ですが、その最中で気になったのは「お前にこれ以上やべえ真似させるわけにはいかねえんだよ!!」という言葉でした。あれは自分みたいに大切な人を奪われる存在を増やしてはならない、という理由もあるでしょうが、それと共に一応は戦う力をくれた人物の手をこれ以上汚したくないという優しさも感じられました。
体調不良とあってはケーキングフォームでも太刀打ちできない。そんな時に覚醒したのがチョコフラッペのゴチゾウ!絆斗のために生まれて来たと言わんばかりに刻まれるヴァレンのマーク!誕生したヴァレン・フラッペカスタムは、ブリザードソルベ同様に氷の力を纏いながらも、よりパワフルさが増した感じですね。何度砕かれようともまた再び硬い決意をもって立ち上がる。心身共に傷つきながらも戦い続ける絆斗に相応しい戦い方に思えました。
最後の最後でトリガーを引けなかった酢賀……人の心が無いかのようにふるまい続けたのも、実験体に感情移入しないように身に着けたものかもしれません。ですが、元を辿れば恐らくは人の命を大事に思いすぎるがあまりの所業。加えて絆斗が実験体として優秀過ぎるが故に付き合いが長くなりすぎたのもあって引き金を引くことが出来なかったのかなと。
弱い人間を強くしようとした酢賀。弱い人間のまま強くなろうとした絆斗。似ているようで全く異なる二人の関係性に一応の決着がつきましたが、これで終わりとは思い難く……終盤、嫌々ながらに共闘しそうな気がしないでもないですね。
そして最後はショウマと絆斗の絆も復活!これから色々あったとしても、この二人なら大丈夫だと思える良い描写でした……
で、次回は久々にジープ登場!かと思いきや電撃結婚!またまた何も知らされていなさそうなランゴ兄さんの明日はどっちだ!
大丈夫じゃないのに大丈夫と強がるショウマ、そんな彼を見て涙を流す絆斗、OP無し、タイトルバックはビターガヴが用いるスパーキングミゴチゾウが如き……と、不安を煽る始まり方をした第28話。
絆斗が一人向かった先は塩谷の事務所。塩谷は登場期間こそ短いものの、ヴァレンに変身を決意した理由の一つでしたし、震える声で「ごめん」と呟き続ける絆斗から、彼の存在がどれだけ絆斗にとって大きかったか伝わってきます。「俺なんかいなければ!」と自傷行為に走る絆斗を止めようとしたショウマを「お前グラニュートのくせに弱った俺なんかに負けてんじゃねぇよ!」と言い出した時は「さすがの絆斗も正気を失ったか」と思ったら……「お前がそんな弱ってんの全部俺のせいじゃねぇか!」……何この2号ライダー、あまりにも理性がありすぎる……!!いっそのこと全部グラニュートのせいに、誰かのせいに出来たら楽でしょうに、抱え込んでしまう絆斗の優しさが感じられる、とても印象的なセリフでした。ここでもう「ショウマと絆斗は大丈夫だ」と思えましたね。
その後、幸果さんから教わった方法で、今度はショウマが絆斗を励まそうとしたり、ぴったりと絆斗の隣に座ったり、絆斗もそれを受け入れていたりと、一度は離れた二人の距離が確実に縮まったのを感じられます。
そんな二人の前にまたしても現れた酢賀は「君には俺の技術が必要。わかってるでしょ?ほら、行こう」と発言。とても間接的にとはいえ師匠を殺した人物が発した言葉とは思えません……と、絆斗の前では人の心なんて無いように思われた酢賀ですが、今回ラキアが大勢のダークショウマを破壊した部屋には、人の親の顔で赤ちゃんを抱く酢賀の写真がありました。
まるで時が止まった子供部屋のような部屋で行われていたダークショウマの培養。「最強生物」という言葉だけを切り取れば、あらゆる敵に打ち勝つ存在といった印象を抱きます。ですが酢賀が目的としているのは「何があっても死なない誰よりも強く長く生きる命」。あの部屋の写真や赤ちゃん用の靴下、酢賀の回想などからするに、赤ちゃんを幼くして喪ってしまったことが、最強生物を生み出す研究に繋がったのでしょうね。ダークショウマに「お父さん」と呼ばせなかったのは、彼がそう呼ばれたいのはダークショウマではなく別の人物だったからでしょう。あとは、過程に過ぎないダークショウマに愛着を持たないため、という理由もあったかもしれません。
ですが、そんなことを酢賀本人が言うはずもなく。ありったけの怒りの念をぶつける絆斗ですが、その最中で気になったのは「お前にこれ以上やべえ真似させるわけにはいかねえんだよ!!」という言葉でした。あれは自分みたいに大切な人を奪われる存在を増やしてはならない、という理由もあるでしょうが、それと共に一応は戦う力をくれた人物の手をこれ以上汚したくないという優しさも感じられました。
体調不良とあってはケーキングフォームでも太刀打ちできない。そんな時に覚醒したのがチョコフラッペのゴチゾウ!絆斗のために生まれて来たと言わんばかりに刻まれるヴァレンのマーク!誕生したヴァレン・フラッペカスタムは、ブリザードソルベ同様に氷の力を纏いながらも、よりパワフルさが増した感じですね。何度砕かれようともまた再び硬い決意をもって立ち上がる。心身共に傷つきながらも戦い続ける絆斗に相応しい戦い方に思えました。
最後の最後でトリガーを引けなかった酢賀……人の心が無いかのようにふるまい続けたのも、実験体に感情移入しないように身に着けたものかもしれません。ですが、元を辿れば恐らくは人の命を大事に思いすぎるがあまりの所業。加えて絆斗が実験体として優秀過ぎるが故に付き合いが長くなりすぎたのもあって引き金を引くことが出来なかったのかなと。
弱い人間を強くしようとした酢賀。弱い人間のまま強くなろうとした絆斗。似ているようで全く異なる二人の関係性に一応の決着がつきましたが、これで終わりとは思い難く……終盤、嫌々ながらに共闘しそうな気がしないでもないですね。
そして最後はショウマと絆斗の絆も復活!これから色々あったとしても、この二人なら大丈夫だと思える良い描写でした……
で、次回は久々にジープ登場!かと思いきや電撃結婚!またまた何も知らされていなさそうなランゴ兄さんの明日はどっちだ!