ひびレビ

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「ルパン三世 プリズン・オブ・ザ・パスト」を見て

2019-11-30 07:44:27 | アニメ・ゲーム
 昨日金曜ロードショーで放送された「ルパン三世 プリズン・オブ・ザ・パスト」を見ました。今回も次元は小林清志さんで良かったです・・・

 今回は死刑囚フィネガンをエルギュイユ監獄から盗み出すのが目的。敢えて監獄に突入し、彼から隠し財産の在り処を聞き出そうとしていたものの、思わぬ裏切りにあうルパン一味。そこでエルギュイユ監獄の実態を知り、事態解決に動き出す・・・という展開なのですが・・・何となーく全体的に緊張感が無いというか、盛り上がりどころに欠けるというか。イマイチな感じでしたね。

 「久々の歌入りOP」「その場にあるものを最大限利用して食事を摂るルパン」「銭ではなくボタンを飛ばす銭形」「ジェスチャーで完璧な意思疎通を図るルパンと銭形」と、部分部分で面白いところはあったものの、全体を通してみるとどうにもまったりしすぎている、地味という印象が拭えませんでした。

 序盤で五ェ門がルパン、次元、自分の関係を放置された南国サンドウィッチになぞらえて「長く一緒にいすぎたかもしれない」と呟くシーンがあったので、今回は3人の仲違いに発展し、関係性の再確認の話になるのかな?と思ったのですが、普通に一緒にフィネガンを脱獄させようとしていました。後半では五ェ門を便利に使いすぎたと反省するシーンがあるものの、今回そこまで便利に使いましたっけ・・・?
 次元は次元で、フィネガンに恩があるため、前回のテレビスペシャルに続いて次元がクローズアップされるのかなーと思ったら、そんなことはなく。
 ルパンも終盤は運転して、変装して、リモコン盗んだぐらいで、活躍に乏しい印象は受けました。

 そんなわけで、ルパンが泥棒としての格の違いを見せるにしては弱く、次元との関係も必要を感じず、五ェ門を中心にルパン一味の関係性を見つめなおす話にしても弱く・・・と、あれこれやろうとした結果、全部が中途半端に終わってしまった印象を受けました。
 敵であるフィネガンにしても、心の底では誰かを助けていた昔の義賊のまま、という描写もなされていましたが、あそこまでやっておいて「実はそんなに悪い人じゃない」的な演出をされましても。あと自ら発信機の存在をばらすとかどうなん・・・

 
 「過去に囚われている」「過去からの脱獄」っぽいテーマは感じられたものの、イマイチ伝えきれていない感じがした「プリズン・オブ・ザ・パスト」でした。来週公開の映画は面白そうですが、果たして。

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