仮面ライダージオウ 第9話「ゲンムマスター2016」

仮面ライダージオウ　第9話「ゲンムマスター2016」

　突如日本からの独立を宣言した檀ファウンデーションの社長、檀黎斗。彼の宣言の裏には、ウールから仮面ライダーオーズの力を与えられてアナザーオーズになったことが関係していた。
　自身と同じく「王」を名乗る者である黎斗にソウゴが興味を魅かれて近づく一方、ゲイツはアナザーオーズが生まれたと思われる2017年に向かい、そこでアナザーオーズをゲンムアーマーの力で撃破。だがアナザーオーズは消滅せず、加えてソウゴも黎斗の部下となってゲイツと対立を始めてしまった。

　アナザーオーズを倒すのに必要不可欠な仮面ライダーオーズの力。その力の持ち主であった火野映司は、黎斗に捕らわれた国会議員になっており・・・

感想
　ゲイツの蹴りでジクウドライバーを回したり、ゲイツの攻撃によりビルドアーマーが展開してジオウに装着と、ジオウの変身にゲイツが一役買っていた第9話。

　この前はフォーゼとファイズでしたが、今回はエグゼイドとオーズの世界がマザルアップ。エグゼイド消滅の余波なのか、黎斗は「神」ではなく「檀黎斗王」を名乗っており、映司は何と国会議員でしかも人質に。映司は元々のオーズでも政治家の息子であり、人質になった過去がありましたから、それを彷彿する配役と状況ですね。胸に赤い羽根を刺していましたが、あれが何とも切ない・・・

　檀黎斗王として己の欲望のままに動く黎斗。スウォルツによれば「これまでのアナザーライダーは王になるには欲望が足りなかった」とのこと。確かに前回のアナザーウィザードも目的はあくまでも芝居小屋の復活だったり、お嬢さんの笑顔のためでした。が、今回の黎斗は別。己が欲望に忠実すぎる人物です。もしもオーズに彼が登場していて、メズールあたりのヤミーが産まれていたらと思うと・・・末恐ろしい。カザリのヤミーであったとしても、ヤミーの人格よりも黎斗の人格が表に出てきそうだなーと（汗。

　そんな黎斗が変身するのはアナザーオーズ。これまでになくSICのオーズ感が凄まじいですね。一度はゲイツ・ゲンムアーマーにより撃破されましたが、このゲンムアーマーの見た目から漂う不安感が凄かったです。使ったら黎斗の人格に乗っ取られるんじゃないか、洗脳されるタイプのアーマーだったりしないかと不安になりました（笑。

　しかし、オーズを倒すにはオーズの力が必要。その力の持ち主である映司は、同じく捕らわれの身となった泉比奈と邂逅!大杉先生もそうですが、こうしてライダーの関係者が登場してくれるのも嬉しいですね。しかも比奈ちゃんが服飾関係の仕事についているというのもまた嬉しい話じゃないですか。まぁ原典では兄が怪我をしたうえに手だけの怪人に乗っ取られ、今回は黎斗の妃にされそうになったりと、大変な目にあってはいますが（汗。
　でも一点不満があるとすれば、比奈ちゃんが屑ヤミーに捕らえられて連行されるシーン。「え、比奈ちゃんなら屑ヤミーの一体や二体余裕では・・・」と思わずにはいられませんでした（笑。来週はそこら辺見られるんですかね・・・


　王に近づき、王の勉強をしようとしつつ、ゲイツとも戦うソウゴの目的は何か。そして次回、何とタジャドルのライドウォッチが登場!映画のプレミアセットについてくる!・・・あー、これ争奪戦始まるやつだ。だってタジャドルだもん。ドライバー持ってない私でも欲しいもん。この寒い時期に、朝何時から並べば良いんですかね・・・考え中。