相棒シーズン13 第15話「鮎川教授最後の授業」

相棒シーズン13　第15話「鮎川教授最後の授業」

　「何故人を殺してはいけないのか」。「法律にそうあるから」だと、「じゃあ法律が無かったら殺しても良いのか」となってしまう。「殺すと悲しむ人がいるから」だと、「天涯孤独の身ならば殺してもいいのか」となってしまう・・・法学部を卒業した人間が揃っても及第点が出せない問題でした。でも殺したら間違いなく罰せられるし、その後も嫌な気分になってしまうのは確か。楽しいものが楽しめなくなってしまうのは嫌だなぁと思います。

　さてそんな問題を出してきた珠光宅を訪れた右京と美彌子。右京の行動に呆れつつも右京と2人で捜査できるように人々を誘導したり、何とか時間を稼いだり、咄嗟に右京と同じく追試を申し出る判断に至ったりと、優秀な面を見せてくれました。次の相棒は彼女なのでは!?という話もあるそうですが、相棒というよりは一歩離れた立場で右京たちと協力したり、時には良いように扱う関係も見てみたいような・・・でも女性の相棒というのもこれまでと違った雰囲気が出そうで面白そうだし・・・ともあれ、今は次の相棒の話よりも、今の相棒の話をしましょう。

　悦子が妊娠したため、改めて悦子との結婚の覚悟を固めたカイト。妊娠した時の喜びようは、こちらまで嬉しくなります。一方で「叱られたら謝る」など、これまで以上に真剣に父親と向き合うことを決め、何とか祝福してもらえるように頑張る模様。このままスムーズにいけばと思っていたら、何やら悦子の方に問題が。悦子の命と子供の命の2択を迫られる状況になってしまうのでしょうか。出産を選んだ悦子が命を落とし、子供を男1人で育てる決意をしたカイトは警察を辞めて、別の職業に就くとか、そんな哀しい流れになりませんように。

　ともあれ久々の前後編の前編でした。さて次回、悦子はどうなるのか・・・