ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
当ブログの記事をコピーした、怪しいサイトにご注意ください。

風のマリナ

2006-11-02 08:55:25 | ウルトラシリーズ
夜の山中。1人の男がテントの中から外の様子をのぞいていた。そこへ近づいてきたのはムカデのような怪獣だった。慌てて逃げ出す男だが、逃亡も空しく怪獣に襲われてしまうのだった。

翌朝、マリナは男性とツーリングに出かけていた。「釣りに行ったんですか!」と勘違いするミライ。お相手は前に彼女が勤めていたレーシングチームの監督のカドクラだった。どうやらグランプリ予選で敗北した彼を励まそうというのだ。一端休憩をとる2人。カドクラはマリナに仕事の様子を尋ねる。彼が何か話を切り出そうとしたとき、マリナは斜面の近くにたたずむ人を発見。その人物がなんと飛び降りたのだ。慌てて追いかける2人。カドクラは川辺にバッグを発見。それに触ろうとしたときカドクラはいきなり誰かに投げられてしまう。それは先ほど飛び降りた人物だった。「その顔が泥棒に見える」そう言う人物に対しマリナは怒り訂正を求める。するとその人物はサングラスを外し「マリナ?」と語りかける。

その人物はサワキ・リンコといい、かつてGUYS資格試験の時にマリナに絡んでいた男を一本背負いし助けたときに知り合ったのだった。「熱血風吹かせる男をみると投げたくなる」と言う彼女の言葉を聴きいささか反省するカドクラ。マリナは同じような熱血馬鹿のリュウのことを話す。自分の夢の話を聴かれたマリナは話を変え、リンコのことを尋ねる。彼女は知る人ぞ知る女性クライマーだったのだ。先ほど降りたのは捨てるにしては惜しいカメラが引っかかっていたからだという。不安が的中し川上から誰かの服が流れ着いてきた。その時マリナたちは銃声を耳にする。それは怪獣に抵抗する猟師が放ったものだった。

銃声の聞こえたところへ向かった一同は猟銃を発見する。その時地中から怪獣が出現。マリナは連絡を取ろうとするが繋がらない。一時洞窟の中へ撤退する一同。
GUYS基地では八幡が岳一帯に異常な電界が築かれたとの報告が入る。それはピエゾ効果の影響だと言う。怪獣かどうかは判断できないが調査に向かうよう指示される。リュウはマリナたちがツーリングに向かったのも八幡が岳だったかもしれないことを話す。応答に出ないマリナ。どうやらまずい雰囲気が漂い始めていた。

マリナはメモリーディスプレイでドキュメントを確認していた。キングザウルス三世、ステゴン、オクスター、アリンドウ、そしてムカデンダー。ドキュメントZATにも記録が残るその怪獣はムカデ怪獣ムカデンダーだった。地中に潜み餌をとるときに地上に出てくるらしい。MDの凄さに感心するリンコだったが、マリナは一目見ただけで怪獣の詳細が分かる「怪獣オタク」のテッペイのことを話す。「見栄っ張りでプレイボーイの元サッカー選手」「気が弱いけど頑張り屋さんの眼鏡っ子」「普段はぼーっとしているけどやる時はやる隊長」「なんにでも直ぐ感動してなんだって一生懸命で人類皆大好きって感じの不思議ちゃん」。変わった人間(宇宙人1名)ばかりだがマリナは彼らのことが大好きだった。

洞窟を抜けた一同。ムカデンダーはいないようだったがマリナはその聴覚で地下に潜んでいることを見抜く。どうやら待ち伏せしていたようだった。打つ手なしかと思われたがマリナはコノミからお守りとしてミクラスをもらっていたことを思い出す。メテオール規約第7条によりマリナはミクラスを召喚。だがいつも通りミクラスは敵前逃亡してしまう。マリナがおだてるとミクラスはやる気を出し、電撃攻撃を放つ。しかし時間切れが来てしまう。怒ったムカデンダーは火炎をマリナたちに放射する。転がり落ちてしまう一同。

八幡が岳に向かう途中のミライとリュウはマケット怪獣の反応を探知したことを聞く。

転がり落ちた際にリンコは左足をくじいてしまった。自分を置いて逃げろというリンコだったがカドクラはけが人を置いていけるわけないと反論し、3人一緒に逃げ出す。マリナはもといた地点に戻るため人並みはずれた聴覚で河のせせらぎを聞く。苦心の末ようやく元いた地点に戻れたがムカデンダーが再び現れる。マリナはバイクに乗りムカデンダーの注意をひきつけることに。その隙に2人を逃がそうと言うのだ。追いかけてくるムカデンダー。その口から火球が放たれた。

マリナは人並みはずれた聴覚で火球のせまる方向を聞き分け巧みに避け続ける。しかし彼女のその能力があだとなり、マシンの不調を聞きとってしまい最終ラップで速度を落としてしまうのだった。その時彼女は自分を励ます風の声を聴く。それは仲間たちが聞かせてくれたものだった。速度を落とさず遂に全ての攻撃を避けきったマリナ。そこへガンフェニックスが駆けつけ攻撃を開始。ミライはメビウスに変身しムカデンダーと対峙する。

火球を避け続けるメビウス。背部の鞭のような攻撃に苦戦しつつも果敢に攻め続ける。だがムカデンダーには奥の手があった。首と体が分離して戦うことが可能だったのだ。頭部に与えたダメージは背部にも蓄積されるようだ。メビウスは空中に飛び上がりメビュームシュートでムカデンダーを滅ぼした・・・・かのように見えたが頭部はまだ生きていた。迫りくる頭部。それを打ち抜いたのは青き巨人・ウルトラマンヒカリだった。夕日にたたずむメビウスとヒカリ。「またおいしいとこもってきやがって」リュウはそうぼやく。

戦いの後、カドクラはマリナにチームに戻ってもらうつもりだったと話す。だが彼女が本当にGUYSの仕事が好きだと知りあきらめる。そこへ熱血馬鹿と不思議ちゃんが現れる。彼らは彼女に風の声を聞かせてくれた大切な仲間であった。

マリナ主役編。メビウスの活躍やムカデンダーの首と体の分離などがかすんでしまうくらいのマリナの活躍ぶりはどうだっただろうか。マリナの「かっこいい女性」像が印象付けられたと思う。
しかし本当に活躍しすぎてしまったため、ムカデンダーの印象が本当に薄くなってしまうかもしれない。確かに全編に渡って登場してはいるが、やはりマリナに持っていかれてしまった。別の怪獣でもよかったのではないか?とも思ってしまう。
それはさておきミライの宇宙人振りが意外なところで発揮。まずは「ツーリング」と「釣り」を本気で間違える。この時の表情がまたいい。そしてマリナに噂されながらも唯一くしゃみの予兆も見せなかった。
にしてもよくよく考えたらGUYSは凄いメンバーだ。「普段はぼーっとしている隊長」「熱血馬鹿」「不思議ちゃん」「眼鏡っ子」「怪獣オタク」「元サッカー選手」「元レーサー」と個性的な面々が勢揃い。歴代防衛チームの中で一番経歴が細かに紹介されている気がする。

コメント    この記事についてブログを書く
« 初めてのお使い | トップ | ポケモン列伝⑤ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。