goo blog サービス終了のお知らせ 

ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
2025年9月から「はてなブログ」で「ひびレビg」を開設予定です。

ミラーマン 第8話「鋼鉄竜アイアンの大逆襲」

2021-07-27 07:26:33 | 特撮
ミラーマン 第8話「鋼鉄竜アイアンの大逆襲」

 今回は行方不明の母の夢を見たことで、母への想いを募らせる京太郎の話。京太郎は口では母を憎んでいると言いつつも「おふくろ」という呼び方から彼が本当に母親を憎んでいるとは思わないと御手洗博士。本当に良い人に育てられましたね。終盤ミラーマンが登場した際にSGMが湧く中で、唯一御手洗博士だけは深刻そうな顔をしていました。御手洗博士にとっては「親代わりとして大切に育ててきた子が生死を賭けた戦いに挑んでいる」わけですから、事情を知らないSGM隊員のように素直に喜ぶことは出来ませんよね…大切な人に心配を掛けたくないという理由もあって、ヒーローは正体を隠しているのかなとも感じられるシーンでした。

 人類の救世主であるよりも一人の平凡な人間でありたいと願う京太郎。そんな彼の願いを察しているからか、御手洗博士は彼をSGMの隊員としては扱っていないのでしょうね。

 今回でまだ8話だというのに、あの手この手でミラーマンを無力化しようと試みるインベーダー。今回は京太郎の母への想いを利用した作戦を展開。インベーダーのうち、誰が京太郎に話しかけていたかは分かりませんが、声から漂う大ボス感が凄い。
 変身出来ない京太郎の危機を救ったのは…他でもない京太郎自身、ひいては京太郎を生んだ両親。ミラーマンであるが故に悩み苦しみ、ミラーマンであるからこそ危機を脱することが出来る…と。戦う決意は既にある。けれども時折、こうして自分の出自や背負わされた使命に悩むこともある。何とも人間味のあるヒーローだなと感じます。

 また、京太郎と親しくしている朝子は、京太郎が寝言で母のことを呟いていたのを面白がっていました。京太郎の母の事情を知ってか知らずか…と思っていたら、最後彼女の口から意外な真実が明らかに。もしかすると、彼女は羨ましかったのかもしれませんね。それでつい嫉妬してしまい、あんな風に振舞っていたのかもしれません。親への想いや哀しみを振り切るかのように楽しげに遊ぶ京太郎と朝子が印象的なラストでした。

 
 次回は分身怪獣マルチ再登場。ところで、ミラーマンのサブタイトルって今回や次回のように怪獣の名前が入ることが多い気がします。
コメント

「スーパーヒーロー戦記」を見て

2021-07-22 16:47:38 | 特撮
 映画「スーパーヒーロー戦記」を鑑賞しました。

 本作は全てのスーパー戦隊と仮面ライダーの記録が綴られた「禁書」がある書庫「アガスティアベース」の衛士であるはずのアスモデウスが突如反乱を起こし、現実と物語世界の境界が曖昧となっていく…という物語。


 ものすごく雑に、個人的感想も含めて一言でまとめてしまうと「セイバーを軸に春映画と平ジェネFOREVER混ぜたらこうなった」感じの映画でした。見たいものを見せてくれるんだけど、物足りなさも覚えてしまう。そんな感じ。
 「物語」という題材を扱っているために飛羽真、倫太郎、芽依ら「仮面ライダーセイバー」の登場人物が本題を進めつつ、そこに介人やジュランら「機界戦隊ゼンカイジャー」が絡んでいった印象。「物語」や「ヒーロー」にまつわる真面目な話が軸ではあるものの、終盤のとある人物のある発言で若干陳腐化したような気がしないでもなく…(汗。あのセリフは結構平成感あったと思います。

 CM等で公開されているとおり、本作には戦隊、ライダー共にオリジナルキャストの出演もあります。
 久々の「一筆奏上」がめっちゃカッコいいシンケングリーン=谷千明、自分で自分のトラウマを掘り返すキラメイブルー=押切時雨、僅かな出番で想像以上の「飛電或人」を見せつけてくれた仮面ライダーゼロワン=飛電或人などなど…中盤あたりのゲストラッシュは割と面白かったです。別々の世界に迷い込んでいたジオウとゼロワンの再会シーンも注目かと。
 ちなみにその他のゲストですが………存在自体は把握していましたが、ここで来るか!と思わされました。お祭り映画ならではの登場ですね。搭乗時間は僅かではあるものの、何とも「らしい」一面を見せてくれました。それにしてもあの姿で来るとは思わなんだ。

 そして終盤は…正直微妙だったかな…と。「こういう繋がりかな?」と考えるのは楽しいものの、代わりの方をあててまで喋らせる必要はあったのか?と思ってしまいました。あとは敵がね…そりゃ全部のスーパー戦隊とライダーに喧嘩売ったらこうなるって…可哀想に…(汗。


 とまぁ、そんな感じで楽しめる箇所もあるものの、どこか物足りなさも覚えてしまう映画でした。もっと色んな世界と交わっても良かったんじゃないかと。
 あと、エンドロール後まで見ることをお勧めします。
コメント

ミラーマン 第7話「打倒!人体侵略作戦」

2021-07-20 07:11:47 | 特撮
ミラーマン 第7話「打倒!人体侵略作戦」

 これまで遺体に憑依してきたインベーダーですが、今回は京太郎の知人であり、新兵器ソル・ガンの開発者の一人でもある岡山俊夫に生きたまま憑依。これによりインベーダーの弱点であった光に対してある程度抵抗出来るようになったようです。一方で憑依された人間をよく知る家族からは違和感をもたれてしまうというデメリットもあるため、必ずしも有利というわけではない模様。もしかしたら生きた人間に憑依しているから、壁を抜けたりすることは出来ないのかもしれませんね。
 とはいえ、これでますますいつ、どこで、誰がインベーダーとして侵略活動をしているか分からなくなってしまいますね…日常に溶け込むインベーダーの恐ろしさたるや。

 そしてインベーダーに憑依された俊夫は黄金怪人ゴールドサタンに変貌させられることに。元が人間であることをことさら強調するかのような頭部のデザインが良いですね。研究所内でのSGM隊員とのアクションはなかなか見ごたえがありました。続くミラーマンとのバトルにおいても、光と影の切り替わりが面白かったです。てっきりミラーハレーションで分離したのかと思いましたが、そういった効果はない模様。もしかして京太郎にとってもかなりギリギリの賭けだったのでは…

 個人的に今回のお気に入りは「鏡の無い屋上で京太郎が如何にミラーマンに変身するか」でした。小道具の使い方が見事過ぎて、惚れ惚れするくらいカッコいい変身でしたね…

 次回はこれまた二代目登場鋼鉄竜アイアン。
コメント

ミラーマン 第6話「鏡の中の墓場」

2021-07-13 07:36:30 | 特撮
ミラーマン 第6話「鏡の中の墓場」

 今回は暗殺者の死体に憑依した殺し屋インベーダーが登場。あの手この手で京太郎=ミラーマンを狙い、死して尚「ミラーマンは鏡の世界に長時間留まれない」という弱点を突いて、彼を殺そうとしていました。ミラーマンなのに鏡の世界に長時間いられないの?という疑問が浮かびましたが、マグマ喰ったり放ったりするのに溶岩に放り込まれて死ぬ満月超獣もいるから…という妙な納得の仕方をしてしまいました(苦笑。

 そんな京太郎のボディーガードの任に着いたのがSGMの藤本武。夜、室内にいる京太郎が狙われた際には咄嗟に電気を消し、インベーダーを追跡する際には車から大きく身を乗り出すなど大胆な行動を取り、父親の肩身であるペンダントを投げ捨てた京太郎に厳しく接する一方で、彼を優しく諭す一面もあり、非常に頼もしい人物であることが描かれていました。会話の最中で「京太郎くん」から「京太郎」に呼び方が変わるあたり、本当に親身になってくれていることが伝わってきます。

 また、京太郎の友人の一郎少年の父にまつわる真実を伝えるか否かについて、京太郎は「偶像は偶像」という一方、藤本は「父親の弱さや欠点が理解できるようになるのは、20代の後半になってからなんだ。こいつは俺自身の経験から言ってるんだから間違いない」と自身の経験も交えて彼を諭すのも印象的です。真実を突きつけることが必ずしも正しいことではなく、それを受け止められる心に成長するまで待つことも時には大切なのでしょう。
 両親はいなくとも、育ての親や大切な友人、彼を本気で叱り、心配してくれる人物がいる。そして遠く離れても親が子を思う気持ちは変わらない。ミラーマン=鏡京太郎は決して天涯孤独ではないと感じられる話でした。

 今回登場したキティーファイヤーの二代目ですが、初代とは違い幻覚攻撃などを使ってきました。見た目は同じでも戦法がだいぶ異なるのが嫌らしいですね…一度戦った相手だからといって油断できないのが恐ろしい。

 次回はゴールドサタン登場。ゴールドサタンも第10話で二代目が登場するとのこと。序盤は結構な頻度で二代目が出てきますね…
コメント

ミラーマン 第5話「怪鳥インベラー現わる!」

2021-07-06 07:53:08 | 特撮
ミラーマン 第5話「怪鳥インベラー現わる!」

 YouTubeではこの回のサムネと、今晩プレミア公開が予定されているウルトラマンコスモス第16話のサムネが、いずれも目から光線を放っているシーンでした。目から光線放つ話ってそんなに頻繁にあるわけではないと思うのですが…奇妙な偶然にちょっと笑ってしまいました(笑。

 さて今回はロボット怪鳥インベラーが登場。レーダーに反応しないため、どこからともなく現れては次々に変電所を襲撃。終盤、基地の場所がバレた際には基地防衛のために動いていましたから、電力確保とボディーガードを兼ね備えていたのでしょうね。
 目からは赤い怪光線を放ち、それを浴びた人間は消滅。中には念入りに二度浴びせられている人間もいました…エグい…電気を奪うだけなら人間を狙う必要は無いのではと思いましたが、生き残った人間からどこそこの変電所が襲われて、どの方向に飛んでいったとか通報されたり、変電所の機能を止められても困るから殺したのかな…
 さすがにミラーマンと戦う際には地上に降り立つかと思いきや、終始飛んだままだったのはちょっと意外。

 で、京太郎はといえば、そんなインベラーやインベーダーの基地を偶然撮影した女性と遭遇。しかし彼女は記憶喪失に陥っており…一体何があったのかは後半明らかになるのですが、てっきりインベラーに襲われただけかとばかり…前回のコバルト60の一件といい、窮地にこそ人となりが分かる話ですね…
 基地の場所を思い出す前に口封じをするべく、京太郎と女性を襲う顔の無いインベーダー。日光が苦手なら顔を無くせば良いとか、そういう発想なんですかね、あれ…目のついたサングラスを用意したりと、インベーダー側もあれこれ考えるもので。
 そんな相手に果敢に立ち向かう京太郎。生身の状態でもミラーマンばりに奮闘する様がとてもカッコいいですね。

 また、インベラーを追いかける際、ミラーマンは飛ぶのではなく鏡のように反射する水面を介してワープしていました。こうした移動方法もまた面白いですね。今後どんな風に使うのかも楽しみです。

 次回は早くも二代目登場キティファイヤー。
コメント

ミラーマン 第4話「コバルト60の恐怖」

2021-06-29 08:09:46 | 特撮
ミラーマン 第4話「コバルト60の恐怖」

 今回のインベーダーの目的は、ガンマ線農場で使用されているコバルト60…とのことですが、そもそも「ガンマ線農場」というのを初めて聞きまして。てっきり劇中独自の設定なのかなーと思ったら、実際に存在する模様。加えて「コバルト60」自体も実存すると…架空の施設や物質ではなく、実存するものが狙われることでより一層インベーダーの恐ろしさが伝わってきますね。

 が、コバルト60を奪った後に運悪くインベーダーの1人が交通事故にあってしまうことに。乗っていたカップルの女性にコバルト60が託されるわけですが、インベーダーも意識が朦朧としていて、彼女を仲間のインベーダーだと勘違いしたのでしょうか。はたまた男性が現場から逃亡しようとしていることに気づき、ひき逃げの事実を隠そうとするであろう彼女たちにコバルト60を託せばSGMにも見つからないと判断したか…

 罪の意識にさいなまれ、帰宅後に警察に通報しようとする彼女。一方で彼氏の方は飛び出してきた相手の方が悪いといい、悪びれる様を見せていませんでした。今回の敵は分身怪獣マルチですが、自分の非を認めようとしないばかりか、後にひいたのはインベーダーだったと知って笑い声をあげ、最後には何事も無かったかのように元のさやに収まろうとする彼氏の方がよっぽど怖かったです…
 今回ひいてしまったのはインベーダーでしたが、人間だったとしても彼は同じような行動を取るのでしょう。そしてもしそれが、インベーダーと同じような存在だったとすれば、同じように笑ったでしょう。今回の行動を見るに、彼女の知らないところで他の悪事に手を染めており、それを隠している可能性も考えられます。そんな相手とはとてもじゃないですが一緒にいられませんね…
 誰もが京太郎たちや彼女のように、人命を第一に行動しなければなりません。しかし彼氏のように現場から離れようとする心の闇に打ち勝てるかどうか。こうして第三者視点で見ている分には何とでも言えますが、もしも自分がそういった場面に直面した時に京太郎たちのような行動が取れるかどうか。そういった時にこそ、心の在り方が試されるんでしょうね。

 で、分身怪獣マルチですが、まさか人間の姿の時にだけ分身して、怪獣になってからは分身しないとは思わなんだ。ですが人間サイズでも分身したりと驚異的な身体能力を発揮したり、更には壁の中に入ったまま彼女に洗脳光線と思しきものを照射したりと、インベーダーが怪獣にならなくても十二分に恐ろしい存在であることを伝えてくれた存在だったかと。
 今回は変身時に「ミラー!」と言ったり、「ミラーナイフ!」と技名を叫んでいましたが、前回戦いの覚悟を決めたから、こういう風に技名を発したりしているのかなーと。


 インベーダーは倒せても、人の心の闇までは晴らせない。そんなこんなでまた次回。
 …ところで御手洗博士、アーチェリーの的を外して明後日の方向に飛んでいくのはまぁいいとして、その方向から野村さんが来ているのですが…ひとつ間違えれば大惨事だったのでは…(汗。
コメント

ミラーマン 第3話「消えた超特急」

2021-06-22 07:34:40 | 特撮
ミラーマン 第3話「消えた超特急」

 ウルトラマンは回れば何とかなる。ミラーマンも回れば何とかなる。そんな?第3話は特殊レーダーの開発者である前田教授が乗った超特急が突如として消失する事件が発生。あまりにも自然に、先頭車両からスゥーッ…と異次元に消えていくものだから、最初そこにトンネルがあったのかと思ってしまうほどでした。この他にもヘリコプターや自動車が同じように消えていくシーンがあり、いずれもさも当然のように消えていく様が非常に不気味でしたね。

 前田教授の奥さんは解放されたものの、インベーダーの目的はミラーマン。インベーダーにしてみれば目下最大の邪魔者なわけですから狙うのは当然だとしても、こうも早くから行動してくるとは。ミラーマンである京太郎、そして彼の正体を唯一知る御手洗博士が無言で見つめ合うシーンの緊迫感が良いですね…御手洗博士の、京太郎の身を危険にさらすことを望んではいないが前田教授は助けたいという複雑な心境が伝わってきますし、それを察して京太郎が何も言わないのが凄く良い…
 変身ヒーロー・ヒロインが「正体を隠す」のは、こういう時に身近な人物に心労をかけないためでもあるのだなと感じるシーンでした。

 そして今回京太郎=ミラーマンが相手取るのは暗黒怪獣ダークロン。人間の時はインベーダーにしては珍しくサングラスをかけていないな…と思ったら、まさかの事実が隠されていました。「パーティーグッズだ…」と思ったのも事実ですが、「サングラスをかけているのがインベーダー」という認識が早くも崩れ去った瞬間でもありました。こうなると眼鏡をかけている人物全員が怪しく見えてくるために、よりインベーダーの特定が困難になると…恐ろしい敵です。
 怪獣になってからはミラーマンと真っ向勝負!…かと思いきや、ここでも絡め手を披露。更には作戦が失敗した時のことまで考えていたようで…倒れた後ですら厄介な敵でしたね…

 毎度毎度インベーダーの戦略に驚かされっぱなしのミラーマン。京太郎もここに来て命を捨ててインベーダーと戦う決意をしていました。カッコよさよりも悲壮感が強いように感じました。
 果たしてこの先京太郎をどんな戦いが待ち受けているのか気になるところでまた次回。
コメント

ミラーマン 第2話「侵略者(インベーダー)は隣りにいる」

2021-06-15 07:31:12 | 特撮
ミラーマン 第2話「侵略者(インベーダー)は隣りにいる」

 ミラーマンと怪獣の戦いこそ描かれるものの、ウルトラマンよりかは「怪奇大作戦」のようなミステリアスな雰囲気が強めだなーと感じた第2話。
 今回は数カ月前からインベーダーによりマンション最上階の侵略が進んでいたことが明らかになりました。密かに、そして着実に侵略が進んでいる恐ろしさを感じさせられますね。インベーダーの力をもってすれば実力で奪い取ることも出来そうなものですが、買取という穏便な方法で済ませて事を荒立てないあたりに慎重さを感じます。

 そんなインベーダーに狙われた女性・玲子は、特殊なレーダーを開発していた石井博士の妹で、マンション最上階最後の人間。そんな彼女が精神的に追い詰められていく描写は非常にハラハラさせられました。玲子が1人きりになった途端、水は止まり、電話は通じず、ラジオも無音。BGMはなく、心臓の鼓動のような音が響き渡るだけ。そして画面は緑色に染まる。何の変哲もない部屋が、一気に異界と化したあの描写は素晴らしいですね…

 しかしインベーダーはSGMや京太郎たちが自分たちの作戦に気づいたと悟ったためか、玲子をマンションごと焼き払おうとしていました。後々部屋を調べられて何かの痕跡を見つけられては面倒、という理由もあるのでしょう。慎重に事を運んでいたかと思えば、こうした大胆な作戦に打って出ることもある。インベーダーが一筋縄ではいかない相手だと感じさせられました。

 第1話の説明を振り返ると、23年前に京太郎が誕生し、その時に京太郎の父はインベーダーに命を狙われて死亡、京太郎の母は京太郎を御手洗博士に預けて身を隠す。そして今から数年前に御手洗博士は初めて地球の危機を警告したとのことですから、戦いは第1話のずっと前から始まっていたことが分かります。御手洗博士が警告に時間を要したのは、いきなり二次元人やインベーダーと言ったところで信ぴょう性は薄いから、インベーダーがいるという確固たる証拠を掴むまでに時間を要した…ということでしょうか。

 「サングラスをかけている人物が必ずしもインベーダーとは限らない」という描写もありましたし、インベーダーがどこにいるのか、何をしているのか分からない恐怖を感じさせる第2話でした。


 そういえば京太郎って普段はカメラマンなんですね。SGMの作戦にも参加こそすれ、普段は一般人として暮らしているのは、御手洗博士のせめてもの親心でしょうか。SGMに配属されれば、終始インベーダーとの戦いに気を張り詰めていなければならないでしょうし、彼の精神面に配慮したのかなーと。彼の力を必要としつつも、彼自身を大事に思っている感じがするので良い関係性だなと思います。

 そんなこんなでまた次回。
コメント

ミラーマン 第1話「ミラーマン誕生」

2021-06-08 06:49:34 | 特撮
ミラーマン 第1話「ミラーマン誕生」

 急にYouTubeのウルトラマン公式チャンネルでミラーマン配信が始まって驚きました。途中の円谷イマジネーションの宣伝で、思ったよりもテンション高く宣伝するミラーマンで二度驚きました。

 さて始まりましたミラーマン。「円谷プロ画報」にて登場怪獣や大まかな話の流れは把握しているものの、本編視聴は今回が初。この流れでいずれファイヤーマンとかやってくれたら嬉しい。あっちはハモニガン回が収録されたDVDはあるけども。

 地球に異変が起こり始めたある日。主人公の鏡京太郎は、自身が地球を侵略者の魔の手から救うためにやってきた二次元人の血を引いていることを、育ての親である御手洗博士から教えられることに。あまりにも突然の宣告に困惑する京太郎が、自身の赤い血を見て安堵する様が印象的でした。二次元人の血の色が赤の可能性もありますし、地球人の母の血も流れていることを考えると、血が赤くても不思議では無いのですが…この時は心のよりどころが欲しかったのでしょうね。

 侵略者インベーダーは光に弱いのか、行動中はサングラスをかけている模様。さも当然のように壁を通り抜けていく様は不気味でしたね。しかも見た目は地球人と同じというのがまた厄介。更にはいつどこに紛れているとも知れない敵、インベーダーとこの先どのように戦っていくかも楽しみです。

 そしてインベーダーが変貌した鋼鉄竜アイアンにより、御手洗博士たちがピンチに陥る中、京太郎は意を決してミラーマンに変身!おー、変身音はウルトラマンなんだー。何となくエースを彷彿とさせる変身背景…おー、光の中から飛び出してくるような感じの演出も面白いなー。掛け声の「ムゥン!」もこれまでに聞いたことが無い感じの声だ…とか何とか思いながら見ていると、初陣だけあって、京太郎自身も自分に何が出来るのかを探りながら戦っているという印象を受けました。

 ともあれミラーマン、これから楽しませてもらいます。
コメント

「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」を見て

2019-05-31 13:00:08 | 特撮
 映画「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」(字幕版)を見ました。

 2014年にゴジラがサンフランシスコにてムートーと戦ってから5年の月日が流れていた。
 巨大生物の調査にあたる組織「モナーク」の一員であるエマと娘のマディソンはモスラ誕生に立ち会い、興奮するモスラを「オルカ」と呼ばれる装置でなだめることに成功する。だがそこへ謎の武装集団の襲撃に遭い「オルカ」ごと連れ去られてしまう。
 一方、エマの元夫であるマークは、モナークの芹沢博士らから2人の危機を知り、一路南極へと飛ぶ。だがそこには恐ろしい現実が待ち受けていた・・・



 ・・・えー、まずはこちら。私が2週間ぐらい前に書いた記事になります。チラッと読んでみてください。
はや5年と3年と15年
 ・・・読んでいただけたでしょうか?読んでない?まぁ、何が言いたいかというと、つまり・・・


「久々のモスラ、ラドン、キングギドラ復活とはいえ、どこまで盛り上げてくれるのか半信半疑な部分があります」とか言ってすいませんでしたー!!

 いやー、めっちゃ盛り上がりましたね!字幕だと「水爆実験でゴジラを目覚めさせた」となっていて「前と話が違う・・・」と思っていたらパンフレットでは「核実験と称してゴジラに攻撃を続けた」となっていて、結局どっちなんだよと思ったり、めちゃくちゃ重要な例のアレが唐突に出てきてあっという間に出番が終了したり、已むを得ないかもしれないけれども、それに頼っちゃうかー・・・と、難色を示さざるを得ない部分もいくつかありましたが、2014年のハリウッド版ゴジラに比べたら余程楽しめる内容でした。

 基本的には「ゴジラ強い!キングギドラめちゃくちゃ強い!ラドンめっちゃカッコいい!モスラマジ神々しい!エマの発想ヤバイ!」といった感想になります。

 まずはゴジラ。相変わらずデザインには慣れませんが・・・まぁ2014年版1回しか見てないから慣れるも何もないのですが・・・「出たと思ったら場面切り替え」だった2014年版とは異なり、今回はたびたび姿を現してキングギドラと激しい戦いを繰り広げてくれるので大満足です。特にラストのアレはヤベーイ!出来ればアレじゃなくて口からの熱線も見せて欲しかったですが、アレはアレでとても迫力があってカッコよかったですね。
 初代における仇敵・芹沢博士との関係性にも注目です。

 ゴジラの宿命のライバルであるキングギドラは、出てきた当初は「あー、また誰かに操られるのかー」と、いつものキングギドラかなーと思っていたら、これがまぁ強いのなんの。やることなすことスケールが凄まじいことになってます。口からの引力光線はもちろんのこと、ゴジラに負けず劣らずのパワフルさを誇っており、翼をまるで前足のように使ったり、防御にも使ったりと、ド迫力の戦いを見せてくれました。
 「モンスター・ゼロ」の呼び名やその出自なども含め、かつては「金星を死の星に変えた」とされていた怪獣の本領発揮といった感じです。

 そしてラドン!これまでとはちょっと違う立ち位置での登場となったラドンですが、出現シーンからの一連の流れが恐ろしくカッコいいです。失礼な話ですが、ラドンってこんなにカッコいい怪獣だっけ!?と思ってしまうくらいに威圧感が凄まじく、まさに「空の大怪獣」の名に相応しい活躍を見せてくれました。まぁ、出来ることなら終盤ももっと活躍して欲しかったかなとも。

 これまで以上に蛾の怪獣っぽくなったモスラ。幼虫のシーンに関しては「王蟲かな」と思いつつ見てましたが、成虫になった時の神々しさに、いつもの歌が流れた瞬間はグッとくるものがありましたね・・・
 成虫になるとこれまで用いなかった攻撃方法を繰り出していたのも印象的です。


 さて今作。正直2014年版のゴジラを見ていなくても、単品で十分楽しめる内容だとは思います。が、見たところ過去作品を意識したかのようなシーンもチラホラ見受けられました。
 実際に意識しているかどうかは定かではありませんが、個人的には「ゴジラ」「怪獣大戦争」「怪獣総進撃」「ゴジラVSキングギドラ」「ゴジラVSメカゴジラ」「ゴジラVSデストロイア」「モスラ3 キングギドラ来襲」「ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃」「ゴジラ FINAL WARS」あたりを見ておくと「ここってこのシーン?」と感じられて、より楽しめるかなって。

 
 ストーリーも普通に楽しめましたが、どうやら今作では決着がつかない模様。スタッフロールの前も後ろも見逃せない情報が詰まっていますので、ぜひ最後まで映画館で楽しんで欲しい映画でした。いやー、良いもの見られた・・・
コメント (4)