萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

プラハっ子の遊びごころ

2007年08月29日 | 中欧の旅

<ダンシング・ビル>
ヴルタヴァ川沿いに立つこのビルは古い建物が多いプラハには珍しいモダン建築だ。女性を思わせるビルが隣の男性ビルに腰をくねらせて、寄りかかっているように見える。遊び心満点。チェコの自由化を機に新生チェコの象徴として、この建設プロジェクトにハヴェル大統領も一役かかわったそうだ。彼はこのビルに「ガラスのおてんば娘」と命名した。もっともプラハ市民には不評で「プラハの汚点」「環境破壊」の声もあるとか。


<テレビ塔。よく見るとあれ?>

テレビ塔。日本で言えば東京タワー。単なる鉄骨の組み合わせではない、モダンな建築物だ。ところが、この建物の設計者はそれだけでは飽き足らず、塔の外壁にハイハイして登る赤ちゃんを散りばめた。このアイデアは突飛。最初見た時には笑ってしまった。黒かったので蟻かな?と思ったがよく見たら「赤ちゃん」。このユニークな発想は、どっから来たのか。建設中の作業員をしたから、見上げていた設計者が突如思いついて後から付け足したのかもしれん。いずれにしろ、この“赤ちゃん”のおかげで、このプラハの郊外ともいえる土地に建つ、単なるテレビ塔が観光名所に昇格したようだ。


<赤ちゃんのハイハイ。まっすぐ上を見ている。>


<目指すはテッペン。頑張れ!まだ道は半ばだ。>

ガイドに載ってるレストランを探しているうちに道に迷い、来た道を戻ろうときびすを返し、何気に上空を見てどきっ!とした。来る時は下を見てたので気が付かなかったが、人がぶら下がっているではないか!

よく見れば、実物大の造り物である。しかし、普通、こんなものを作るだろうか。非常に遊び心というか茶目っ気のある仕業である。どのくらい重いのかわからないが、あの物体が落下することは無いのだろうか。造り物とはいえ、右手一本でぶら下がっているのである、いつかは限界がきて落下するのではないか。
限界が近づいたら、落下地点にそれを抱きとめる銅像を建てておく、という案はどうか。結構いいかも。


<ゲッ!>


コメント
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