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<若者意識調査 巣ごもる20代、ミニマムライフ。>
日経流通新聞の22日付のトップ記事で首都圏に住む20代の消費行動の調査結果が出ていた。「車はいらない」「酒も飲まない」「貯蓄は熱心」という小見出しに少々ショックを受けた。高度成長期に育った我々の世代と違って、慎重に生きているのだな。というのが第一印象であった。
小生が20代の頃は若者と言えばクルマ。就職したら、中古でもいいからまずクルマを買ったものだ。そして、酒。毎晩寮や居酒屋でドンチャン騒ぎ。毎月、ツケや借金で呑んでいた。当然、貯金などはない。“若者”というよりは“馬鹿者”の暮らしぶりだったが、「これでいいのだ!」みたいな開き直りもあった。考えてみれば、その頃は80年代前半。バブル前の右肩上がりの経済成長を信じて疑わない呑気な時代であった。
今の20代は子供の頃にバブル崩壊を経験し、自分が就職する年齢の頃は「就職氷河期」などといわれ、痛い目にあっている。また、昨今の政治や企業の倫理下落を目の当たりにしている。もう半世紀は生きなければならないことを考えると、慎ましく生活せざるを得ないのだろう。
若者が慎重に生きていかねばならない、というのはいかがなものか。と不安に感じる。もっとも、小生たちの世代が将来を見据えて国づくりをしていないからこうなってしまったんだ、と反論されそうだ。が、みんながみんな上記のような“馬鹿者”ではなかった、と一言付け加えておきたい。(言うまでもないか・・・
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