「さよなら」が全てじゃないけど、
「さよなら」のない世界、というのもないだろう。
まるで星の数ほどの「さよなら」、
僕等はその、どこら辺に位置するのだろうか?
(マゼラン星雲の端っこ辺り、というのが僕の推測。)
・・・まあそれはそれとして。
「さよなら」を軸にした
「僕」と「彼」との新しい関係は
「彼」と「彼女」の新しい関係と似ていなくもない。
不在ゆえにその存在感を増す、というような。
少し矛盾した・・・と言うか、
逆もまた真なり、と言うか。
でも、
どれだけ「それ」を恐れていたとしても、
来るものは来たのだ。
「空」や、「通り」や、「夜そのもの」に対するのと同じように、
我々は「それ」を受け入れるしかない。
これからどうするか?というのはそれぞれの問題だし、
そんなこと無理やり考えなくても、
いやおうなしに時間って奴はただ、その取り分を奪って行く。
「さよなら」の意味・・・。
僕はそれについて考えてみよう。
この壮大な「さよなら」の意味を。