君のソウルに火がついて、
始まりはいつも夜だった。
神聖なる真夜中、
確かなことなど何もない世界で、
単純に僕は好きだったんだ、
確固たる
君が。
僕にとっての音楽は、
「楽しむ」ものというよりは
「しがみつくもの」だった。
君がどう思っていたのかはわからない。
それでもいつしか僕達は、
風に運ばれて知らない浜に打ち上げられた。
まるで白骨のような月
まるで葬送のような沈黙
まるで年月のような空白
僕はまだここにいて、
追憶の中で生きている。
「若さ」という無意味な刃も
とうの昔に失くしてしまった。
でも運命というレコード盤はまだ廻り続けている。
そいつがかつて奏でたものは
・・・・・ソウル、
君の
スゥィート・ソウルだったんだ。